オーディオ日記 第57章 道の向こうへ(その18)2024年 6月 9日


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Convex Carbon Mid-Woofer:

Marten Coltraneに搭載されているConvex Carbonのミッドウーファがずっと気になっていたのだが、やはりBliesma製であった。ユニットの型番はM142T-6というもので、使用されているカーボンはSB Acousticsのカーボンユニットと同じ Textreme である。このユニットの情報として現時点では Audio-Hi.Fi に掲載されているもののみだが、本年の8月以降に出荷開始となる由。

Marten Coltraneでは振動板の保護ガードは無い:
Bliesma M142T-6 Marten Coltrane Quintet

これもまた魅力的なユニットである、、、もちろん自分としてのベストはベリリウム振動板なのだが、無いものねだりをしても如何ともし難く、その観点ではセカンドベストとも思えるユニットである。使用の上では背圧のコントロールが必須なようなので、エンクロージャ製作もそれなりの高度なものが要求されることになる。

(2024年7月7日追記)
詳細情報はないが新たに「Bliesma W137T」も登場予定:(型番がWなので137㎜口径のウーファー仕様か?)
Bliesma W137T

更に、Textremeを採用したユニットが74mm口径のミッドレンジラインにも追加( Bliesma M74-T )され拡充ぶりは凄いものがある。BliesmaとSB Acousticsのユニット( SATORI TW29TXN でCarbon Textremeの4wayが構成できてしまうという時代になった、、、
(追記終わり)

Coltraneのような曲面を含む豪華なエンクロージャは無理としても、SB Acousticsの同じくTextremeを採用した24㎝ウーファ( SATORI WO24TX-8 )2発を低域に(それも叶うならば背面対向のスタイルで)、そしてこのユニットを中低域に使用したシステムを新たに組んでみたくなるというもの。中高域、高域のユニットは現状のものを流用することもできるかもしれないが、デザイン的には一体化されたスピーカ―システムのスタイルがいいかな、、、、こういうユニット出てくるとなるとやはり妄想? 物欲? が止まらなくなる。

Marten Coltraneは日本での販売アナウンスは無いが、欧州での17万ユーロという価格をベースに単純にレート換算しても約2,900万。各ユニットの価格もまぁまぁそれなりではあるが、それでも自分でユニットを調達して組み上げれば遥かにコスパは良い訳だし、結果としてOne and Onlyのシステムを手中にできるので愛着もひとしお、となろう。


                 Blisma M74B用4way構成の設定値(2024年4月16日)
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- SONY
SUP-L11
(Experimental)
BeW-16
Bliesma
M74B
Scan Speak
D2908
-
能率
能率(90dB基準相対差)
dB 97.0 (+7.0) 87.5 (-2.5) 97.0 (+7.0) 92.0 (+2.0)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +1.0 +1.2 +0.7 +3.7
マスターボリューム
アッテネーション
dB -9.0 -2.0 -3.0 -0.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0 0 -12.0 -12.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 89.0 86.7 82.7 83.7
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz
315
315

800
800

2800
6300

High Pass

Low Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-12 12-12 12-6 6-flat
DF-65 DELAY
設定
cm -19.0 +22.0 +20.0 +19.5 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Rev Norm Norm  
DF-65 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-65デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

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