オーディオ日記 第55章 この道はどこへ続くのか(その11)2023年6月26日


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バイオリンソナタ:

Mozartのバイオリンソナタは弦楽四重奏と並んで大好きなカテゴリーで、中でもアルテュール・グリュミオー(Arthur Grumiaux)の最後の録音(唯一のデジタル録音)を愛聴してきた。当方は演奏について語れるような知識も経験もないので、ただひたすらに感性で音楽としての心地良さを享受するのみなのだが、わけても第34番(K.378)第二楽章(Andante sostenuto e cantabile)はこの世のものとは思われない程に美しく、そして悲しみと祈りにも満ちていて強く魅了されてきた。

アリーナ・イブラギモヴァ(Alina Ibragimova)のバイオリンソナタも好感が持てるのだが、比すればちょっぴりもどかしさもあった。そんなところに最近Qobuzのお薦めにルノー・カピュソン(Renaud Capucon)の新作があり、どれどれと聴いてみたところこれが何とも素敵であったのでここで紹介しておきたい。CDについて為念確認してみたが未だ国内では発売されていない。一方でストリーミングは24bit/96KHzである。Amazon Musicでも24bit/96KHz、TidalにはMQAとCD品質の二通りがあった。ストリーミング恐るべし、最早CDを購入するというような時代ではないんだな、とも改めて感じた。

CDの国内発売は7月28日と:
Renaud Capucon Mozart

何にしても、音楽はその聴こえと調べであって形式その他を問うものではないのだけれど、この演奏と録音(これも当方的には案外と重要)には己の感性が喜ぶ。音そのものの品位やどちらかと云えばふわっと柔らかい演奏の雰囲気もあって、ずっと聴いていたくなる。多少音楽的には甘さもあるのかもしれないが全く聴き疲れしないので、そのうちに微睡みに落ちて行ってしまうのだ。これがやはり音楽の幸せというものであろうか。


                 4way MW16TX構成の設定値(2022年1月3日更新)
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
SB Acoustics
MW16TX
Sony
SUP-T11
Scan Speak
D2908
-
能率
能率(90dB基準相対差)
dB 97.0 (+7.0) 87.5 (-2.5) 110.0 (+20.0) 93.0 (+3.0)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +1.0 +1.0 -9.0 +4.0
マスターボリューム
アッテネーション
dB -9.0 -2.0 -3.0 -0.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0 0 -12.0 -12.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 89.0 86.5 86.0 85.0
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz

140
140

710
710

4000
4000

High Pass

Low Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-48 48-48 48-24 24-flat
DF-55 DELAY
設定
cm -8.0 +19.5 -37.0 +25.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Norm Norm Norm  
DF-55 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-55デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

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