オーディオ日記 第54章 今は空も飛べるはず(その15)2022年12月25日


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ぎんぎらぎんに:

さりげなく、、、どこかで聞いたような歌詞でもあるのだが。

我が家の各機器間の接続は、かなり昔からZAOLLAというブランドの純銀ケーブルを愛用してきたのだが、その後一部に導入したOyaide AR-910というケーブルが案外と気に入ったこともあって、徐々に切り替えていくことを考えている。ケーブルに関してはあれこれ取っ換え、ひっ換え試して取捨選択をしていくようなことはしていないのだが、感覚的なところで「Solid Silver」が自分にとっては好ましい音を出してくれる(と、思い込んでいるだけかも)。

ちょっと変更後の現状:
Interconnect Cable

純銀ケーブル、それもSolid Coreとなると選択肢はあまり多くはないし、高級ブランドのケーブルとなるととても手が出せない程高価。その中では、オーディオ用としてはあまり宣伝されておらずどちらかと云えばプロ用ということもあってZAOLLAはかなり導入し易い価格だし、Oyaideも(比すれば、であるが)選択肢には入ると思う。

音に影響する要素としては、銀の純度云々もあるのだろうけれど、やはり撚線ではなく単線で、それもある程度の芯の太さはあった方が良いと思っているのだが、実際はどうなんだろう。また、コンタクトピンについても材質には拘っておきたいと頭では考えてしまう。

今回の変更点は、デジタル領域のケーブルである。デジタルトランスポート(図上はNodeを表記だがAoE Symphonic-MPDとも兼用となる)からのS/PDIF出力部分とMUTEC MC-3+USBからデジチャンへ渡すS/PDIF出力部分の二本について、ZAOLLA からOyaide(DB-510とDR-510)へとリニューアルしてみたもの。

実際問題として、ZAOLLAとOyaideで何が違うのかということであるが、芯線の太さ(0.65mmと1.05㎜)とコネクタ(Oyaideはコンタクトピンも銀)。最近のZAOLLAケーブルはいずれもOyaide製コネクタを採用しているが、当方のものはそれ以前のもの。そのくらいの違いだろうか。音へのインパクトとしてポイントとなりそうなのは、MUTEC MC-3+USBへのS/PDIF入力のために、RCA/BNCの(安価な)変換プラグを用いていたこと。MUTECはRCA同軸の入力端子が無い(BNC、AES/EBU、TOSのみ)ので、今回は変換プラグを排するためにRCAtoBNC端子のケーブルを特注したのだが、この部分が一番音への影響があった点かもしれない。あるいはZAOLLAはもう長年使ってきているので経年変化で多少へたっているのかも(ケーブルでこういうことは無いとも思うが、、)。

RCA to BNCのコネクタ構成:( OYAIDE DB-510 )
Oyaide DB-510 RCA/BNC

まぁ多分に自己満足の領域なんだろうと思うので、結果が納得できればそれで良し、と割り切っていたのだが、実のところかなり明確に弱音時の音のディフィニションやディテールの向上が感じられて、あら~という感じでもある。また、エコー成分の明瞭度もひと段階上がった感じなので、全体としてこれは期待を少し上回ってくれた。銀線は派手になる、と感じるオーディオファイルもおられるようであるが、我が家ではさりげない表現で、とてもしっとりとした優しい音なのでやはり好みである。

さて、こうなってくると、、、当然ながら、アナログ部分、つまりマルチチャネルアッテネータからパワーアンプの部分についてもケーブルのリニューアルを図りたくなるのは人情だろう。だが、一気に4ペアーとも交換か? と考えると正直ちょっと逡巡もあるので、ここはやはり徐々にということになろうか。

来年早々にはSFORZATOが密林音楽対応をするという情報もあり、「究極のデジタルトランスポート」に成り得る音ならばこちらも導入したくなることは必然かと思うので、若干ながら計画(算段とも云う)は必要だろう。もうひとつ、DEQXの4way対応の Pre-8というデジチャン 。こちらは一度リリースが延期されて年内には、と云うことであったが現時点ではまだアナウンスはなく、更に遅れるのかもしれないが、昨今は新しいデジチャンなどほぼ出てこないこともあるし、機能的な部分には非常に注目しているもの。タイミングとしてはいろいろと重なってしまうことも想定されるので、実際のそれぞれの音を聴けるまで待って改めて導入を検討してみても良いだろう。


                 4way MW16TX構成の設定値(2022年1月3日更新)
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
SB Acoustics
MW16TX
Sony
SUP-T11
Scan Speak
D2908
-
能率
能率(90dB基準相対差)
dB 97.0 (+7.0) 87.5 (-2.5) 110.0 (+20.0) 93.0 (+3.0)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +1.0 +1.0 -9.0 +4.0
マスターボリューム
アッテネーション
dB -9.0 -2.0 -3.0 -0.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0 0 -12.0 -12.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 89.0 86.5 86.0 85.0
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz

140
140

710
710

4000
4000

High Pass

Low Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-48 48-48 48-24 24-flat
DF-55 DELAY
設定
cm -8.0 +19.5 -37.0 +25.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Norm Norm Norm  
DF-55 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-55デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

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