ぎんぎらぎんに:
さりげなく、、、どこかで聞いたような歌詞でもあるのだが。
我が家の各機器間の接続は、かなり昔からZAOLLAというブランドの純銀ケーブルを愛用してきたのだが、その後一部に導入したOyaide AR-910というケーブルが案外と気に入ったこともあって、徐々に切り替えていくことを考えている。ケーブルに関してはあれこれ取っ換え、ひっ換え試して取捨選択をしていくようなことはしていないのだが、感覚的なところで「Solid Silver」が自分にとっては好ましい音を出してくれる(と、思い込んでいるだけかも)。
ちょっと変更後の現状:
純銀ケーブル、それもSolid Coreとなると選択肢はあまり多くはないし、高級ブランドのケーブルとなるととても手が出せない程高価。その中では、オーディオ用としてはあまり宣伝されておらずどちらかと云えばプロ用ということもあってZAOLLAはかなり導入し易い価格だし、Oyaideも(比すれば、であるが)選択肢には入ると思う。
音に影響する要素としては、銀の純度云々もあるのだろうけれど、やはり撚線ではなく単線で、それもある程度の芯の太さはあった方が良いと思っているのだが、実際はどうなんだろう。また、コンタクトピンについても材質には拘っておきたいと頭では考えてしまう。
今回の変更点は、デジタル領域のケーブルである。デジタルトランスポート(図上はNodeを表記だがAoE Symphonic-MPDとも兼用となる)からのS/PDIF出力部分とMUTEC MC-3+USBからデジチャンへ渡すS/PDIF出力部分の二本について、ZAOLLA からOyaide(DB-510とDR-510)へとリニューアルしてみたもの。
実際問題として、ZAOLLAとOyaideで何が違うのかということであるが、芯線の太さ(0.65mmと1.05㎜)とコネクタ(Oyaideはコンタクトピンも銀)。最近のZAOLLAケーブルはいずれもOyaide製コネクタを採用しているが、当方のものはそれ以前のもの。そのくらいの違いだろうか。音へのインパクトとしてポイントとなりそうなのは、MUTEC MC-3+USBへのS/PDIF入力のために、RCA/BNCの(安価な)変換プラグを用いていたこと。MUTECはRCA同軸の入力端子が無い(BNC、AES/EBU、TOSのみ)ので、今回は変換プラグを排するためにRCAtoBNC端子のケーブルを特注したのだが、この部分が一番音への影響があった点かもしれない。あるいはZAOLLAはもう長年使ってきているので経年変化で多少へたっているのかも(ケーブルでこういうことは無いとも思うが、、)。
RCA to BNCのコネクタ構成:(
OYAIDE DB-510
)
まぁ多分に自己満足の領域なんだろうと思うので、結果が納得できればそれで良し、と割り切っていたのだが、実のところかなり明確に弱音時の音のディフィニションやディテールの向上が感じられて、あら~という感じでもある。また、エコー成分の明瞭度もひと段階上がった感じなので、全体としてこれは期待を少し上回ってくれた。銀線は派手になる、と感じるオーディオファイルもおられるようであるが、我が家ではさりげない表現で、とてもしっとりとした優しい音なのでやはり好みである。
さて、こうなってくると、、、当然ながら、アナログ部分、つまりマルチチャネルアッテネータからパワーアンプの部分についてもケーブルのリニューアルを図りたくなるのは人情だろう。だが、一気に4ペアーとも交換か? と考えると正直ちょっと逡巡もあるので、ここはやはり徐々にということになろうか。
来年早々にはSFORZATOが密林音楽対応をするという情報もあり、「究極のデジタルトランスポート」に成り得る音ならばこちらも導入したくなることは必然かと思うので、若干ながら計画(算段とも云う)は必要だろう。もうひとつ、DEQXの4way対応の
Pre-8というデジチャン
。こちらは一度リリースが延期されて年内には、と云うことであったが現時点ではまだアナウンスはなく、更に遅れるのかもしれないが、昨今は新しいデジチャンなどほぼ出てこないこともあるし、機能的な部分には非常に注目しているもの。タイミングとしてはいろいろと重なってしまうことも想定されるので、実際のそれぞれの音を聴けるまで待って改めて導入を検討してみても良いだろう。
4way MW16TX構成の設定値(2022年1月3日更新)
項目 |
帯域 |
備考 |
Low |
Mid-Low |
Mid-High |
High |
使用スピーカー ユニット |
- |
Sony SUP-L11 |
SB Acoustics MW16TX |
Sony SUP-T11 |
Scan Speak D2908 |
- |
能率 能率(90dB基準相対差) |
dB |
97.0 (+7.0) |
87.5 (-2.5) |
110.0 (+20.0) |
93.0 (+3.0) |
|
DF-65の 出力設定 |
dB |
+1.0 |
+1.0 |
-9.0 |
+4.0 |
|
マスターボリューム アッテネーション |
dB |
-9.0 |
-2.0 |
-3.0 |
-0.0 |
|
パワーアンプでの GAIN調整 |
dB |
0 |
0 |
-12.0 |
-12.0 |
|
スピーカーの 想定出力レベル |
dB |
89.0 |
86.5 |
86.0 |
85.0 |
|
クロスオーバー 周波数 |
Hz |
~ 140 |
140 ~ 710 |
710 ~ 4000 |
4000 ~ |
High Pass ~ Low Pass |
スロープ特性 設定 |
dB/oct |
flat-48 |
48-48 |
48-24 |
24-flat |
|
DF-55 DELAY 設定 |
cm |
-8.0 |
+19.5 |
-37.0 |
+25.0 |
相対位置と 測定ベース |
極性 |
- |
Norm |
Norm |
Norm |
Norm |
|
DF-55 DELAY COMP (Delay自動補正) |
- |
ON |
自動補正する |
DF-55デジタル出力 (Full Level保護) |
- |
OFF |
保護しない |
|