オーディオ日記 第54章 今は空も飛べるはず(その11)2022年11月19日


TOP Audio Topics DIARY PROFILE LINK 掲示板

WiiM Proについて:

(2023年4月28日追記) Roadmap 上にはSMBによる音源の管理につき「将来的に対応」との記載があるが現在進展はない。ちょっと残念。

(2023年3月8日追記) 国内Amazon から購入可能となった。(追記終わり)

(2023年3月5日追記)
国内Amazon でも一応商品として掲載されたがまだ購入することはできない。(追記終わり)

(2022年12月9日追記)
米国では12月7日より149ドルにて注文可能となった。なお、8日時点で既に在庫無し。またフォーラムでは2023年1月には欧州を中心に販売開始との公式情報があるが、これには日本は含まれていない。(追記終わり)

極めて廉価に密林音楽などのストリーミングを楽しめる機器ということで、 WiiM Pro がそろそろ登場するのではないか、とこのところウォッチを続けてきた。

Wiim Pro背面:(RCA同軸デジタル出力と有線LAN端子を備える)
Wiim Pro

フォーラム におけるWiimの昨日の公式情報によれば、どうやら生産が開始されたようである。 米国AMAZON には既に商品(未だ購入はできないが)としても掲載された。日本ではおそらく認証等の問題があるのだと思うけれど「来年の一月」には入手可能となるだろうというのが公式コメントである。

先行していたWiiM Miniはその価格と機能に目を見張るものがあり、その延長でWiiM Proに注目しているのだが、ポイントはRCA同軸によるデジタル出力と有線LAN(速度100M)の機能を備えていることにある(WiiM Miniは無線LAN、光デジタル出力のみ)。やはり多少なりとも拘る向きにはこの二点は好ましい追加装備である。なお、販売開始時点では「Roon Ready」ではなく、対応予定となっているが遠からず実装される見込みであることも加点要素だろう。

価格情報は未だ無いが、WiiM Miniの延長で考えれば、おそらくは二万円前後のプライシングになるのではないだろうか。一万円台後半程度の価格となれば相当ヒットするネットワークストリーマとなるものと推測している。

自宅で聴く分には、一台のネットワークストリーマ(当方の場合はBluesound Node)があれば十分なのだが、このWiiM Proならば気兼ねなく持ち運びもできると思う。オフ会等でもAmazon Musicのマイプレイリストなどから簡単に自分のお好みの楽曲を再生してお聞かせことができるので、フットワークの良い活躍が期待できる。当方の場合、従来はラズパイを持参するなどしてAmazon Musicの再生を訪問宅にて行ったりもしていたが、この場合はAir Play経由になってしまうのでハイレゾストリーミングの良さを活かし切れていなかったこともあって、これはちょっと楽しみな機器なのだ。

電源はUSB Type C(WiiM MiniはACアダプターは付属していなかったが、WiiM Proには付属している模様))で、この点も選択肢が広がるので案外と良い点かと。ただし、オーディオファイルにとって肝心なのは「音」ということになるのだが、比較的廉価な機器であってもデジタル出力に於いて、使い物にはならないということは今までの経験上無いので、金額そのものに重きを置くハイエンダーでなければそこそこの評価が可能ではないだろうか。

いずれにしても、この手の機器(特に密林対応)がどんどん登場してくることは大変ありがたい。ストリーミングに関しては、Tidal、Qobuzの日本での正式なサービス開始は未だ予定無く、回避手段を講じてもQobuzの新規利用は既に難しくなっている。また、日本での利用者もかなり多いと推定されるTidalであるが、iPADやiPHONE上の純正アプリ(TIDAL Music)は日本のAppleIDではダウンロードできないので、リモコンアプリを使いたい場合はRoon RemoteなどThird Partyの製品に頼らざるを得ないという現状もある。

このため、トータルなストリーミングの使い勝手や費用面を考えれば密林、林檎のような正規サービスと円建て料金の方にアドバンテージがある状況にもなってきている。(Roonも来年から値上げだし、、、)

密林ストリーミングに於いては後発となるSilent Angel(密林の192K出力が可となるまで個人的には推奨しない)、Auralic(国内に代理店無し)、そしてWiimといずれも中国系企業である。先行していたLuminがなぜ未だに密林対応しないのかちょっと謎でもあるのだが、この分野の世界地図は確実に塗り替えられつつあり、最早日本企業では機能面でも価格面でも太刀打ち不可能になってしまった感がある。


                 4way MW16TX構成の設定値(2022年1月3日更新)
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
SB Acoustics
MW16TX
Sony
SUP-T11
Scan Speak
D2908
-
能率
能率(90dB基準相対差)
dB 97.0 (+7.0) 87.5 (-2.5) 110.0 (+20.0) 93.0 (+3.0)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +1.0 +1.0 -9.0 +4.0
マスターボリューム
アッテネーション
dB -9.0 -2.0 -3.0 -0.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0 0 -12.0 -12.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 89.0 86.5 86.0 85.0
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz

140
140

710
710

4000
4000

High Pass

Low Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-48 48-48 48-24 24-flat
DF-55 DELAY
設定
cm -8.0 +19.5 -37.0 +25.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Norm Norm Norm  
DF-55 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-55デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

next index back top