オーディオ日記 第54章 今は空も飛べるはず(その5)2022年9月10日


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晴れた日には:

本日は天気晴朗である。波高しというほどではない(海ではないので)が上空から見る利根川の川面もそこそこの風があることを教えてくれる。今日は自分にとっては節目の日でもある。世間から見れば最早立派な(?)お年寄りの年代となった訳だが、それに甘んじてはいられない。じゃ、今日は何をしようかということで夏も終わり掛けているし風もそこそこなのでセーリングがいいかな~とちょっと迷ったのだが、これだけ天気が良ければ視界も良好。ささやかな記念日のフライトとすることにした。

思えば、中学生の時代に「Uコン」と呼んでいたエンジン機(燃料はアルコール)というものに嵌ったことがある。これはワイヤーで結ばれた模型の機体を自分を中心にしてグルグル回して飛ばすもの。模型とはいえ自分で作った飛行機が飛ぶことが何よりも嬉しかった。だが、、、これは案外と目が回る。

時代が少し経過して「Radio Control」という無線操縦(いわゆるラジコン)でこの手の模型の機体を飛ばせるようになった。アルコール燃料のエンジンであることには変わりはなかったが、やや排気量が大きくなったこともあって多少見栄えの良い機体を自在に飛ばせるのだ。これには更に嵌った。もちろん、「飛行する」という原理は模型であってもまた無線操縦であろうと実機と変わりはない。操作の未熟(あるいは機体の整備不良、)などでそこそこの機体を壊し続けた先でやっと一人前に飛行と離着陸ができるようになった。

ある程度の基本ができるようになると、アクロバット飛行が待っている。もちろん単純な宙返り(ループ)や横転(ロール)というものの先に、「パターン演技」と呼ばれる競技用の飛行シークエンス待っている。 F3Aスタント機 と呼ばれる専用の(結構カラフルかつ高価な)機体で行う。現在ではアルコール燃料のエンジンから電動機(リポバッテリー駆動のモーター)に切り替わっている。

アクロバット飛行と云えば、日本ではブルーインパルス等のジェット機が編隊を組んで神業を見せる、というイメージであるが、ラジコン飛行機におけるパタ-ンフライトというものは単機で連続した規定の演技飛行を行い、それを採点するという 競技 になる。こちらも操縦はかなり至難の業 (参考動画) でチャレンジはしてみたが練達というには程遠い技量であった。

機体はどちらかと云えばこのようなラジコンスタント専用の機体よりも実機に近いセミスケール機(それでも模型としてデフォルメされている)の方が好きで少し昔のこととなるがExtra 300Sという機種を長い間大事に飛ばしていた。イメージとしては数年前までエアレース選手権というものが行われていたが、そこで使用されていたEdge540と呼ばれる機体の同類あるいはそれに近いもの。

かっての愛機Extra 300S(機体サイズはウィングスパン199㎝):
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Edge540(エアーレース世界選手権優勝、 室屋選手 の機体):
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世界は遊びに満ちている。もちろん現実はこんな無茶なフライトは常人には全く無理だし極めて危険。のんびりとお空の散歩を楽しむのがせいぜい。でも飛びながら思った。

人生、やりたいと思ったことがすべてできる訳ではない。欲しいと思ったものがすべて手に入る訳ではない。そしてオーディオもまた理想と思える音がそうそう簡単に鳴らせる訳ではない。理想や希望と現実との間にはやはり壁がある。だが、思う。やりたいと思うことをやらずして、欲しいと思うものを手にせずにして幸せになれるのだろうか。足るを知るべき、と改めて自分を諫めてはみるのだけれど、でも何もしなければ、今もこの先も何も変わらない。やって見たい、できるようになりたい、そう思い挑戦することが(足掻いてみる、と同義かも)なければ物事は何も動き始めない。日々平穏である。それで良い?

穏やかに死せ、というならば何もしないことが一番なのかもしれないが、「しなかったことへの後悔」を残したままで穏やかに自分が死ねるとは思えない。だから、やってみたいことはやった。旅はし尽した。行ってみたいところヘは何とか行けた。というところには達したいのだが恨めしいのはこのコロナ禍(と今の円安!)、自力で何ともできない条件は仕方ないながらも様子を見つつ海外旅行を復活させたいな~とは切に思う。

翻って、一介のサラリーマンであった自分があれこれと随分な「遊び」をしてきたものと思う。その遊びができるくらいにはタフに生んでくれた両親には改めて感謝せねばならないし、こんな自分に給料をくれ続けた会社(そして今は年金も)の存在も忘れてはならないだろう。

世には「遊びをせんとや生まれけむ」という言葉がある。この意味をこの言葉通りに捉えてよいかどうか解らないのだが、ある意味それもひとつの真実だろう。また、晴れた日には永遠が見える、という映画もある。だが、自分には永遠は見えない。永遠などいらない。人生遊び倒して(楽しく忙しく)死ねたら本望なんだろうな、と思うのだ。


快晴、でも点検はしっかりと、、、:
none none

                 4way MW16TX構成の設定値(2022年1月3日更新)
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
SB Acoustics
MW16TX
Sony
SUP-T11
Scan Speak
D2908
-
能率
能率(90dB基準相対差)
dB 97.0 (+7.0) 87.5 (-2.5) 110.0 (+20.0) 93.0 (+3.0)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +1.0 +1.0 -9.0 +4.0
マスターボリューム
アッテネーション
dB -9.0 -2.0 -3.0 -0.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0 0 -12.0 -12.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 89.0 86.5 86.0 85.0
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz

140
140

710
710

4000
4000

High Pass

Low Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-48 48-48 48-24 24-flat
DF-55 DELAY
設定
cm -8.0 +19.5 -37.0 +25.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Norm Norm Norm  
DF-55 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-55デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

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