オーディオ日記 第53章 超えてきた壁越えられぬ壁(その5)2022年1月28日


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密林音楽ストリーマの拡大:

(追記:2023年4月28日)
Amazon Music再生に関して、重要な 問題 が発生している。(追記終わり)

(追記:2022年10月10日)
Silent Angel社製品については、ハイレゾ音源の再生に問題があるとの 情報 があり、公式アナウンスによる確認は現状できていないが密林の192K出力が可とならない限り当方としては評価しない。(追記終わり)

かねてより密林音楽をベータ対応してきた 中国のSilent Angel社 であるが、正式にAmazon Music HD(のハイレゾ音源にも)対応したとの 国内アナウンス が1月27日付であった。当方が注目しているのは Munich M1T というデジタルトランスポートに特化したモデルであるが、DAC搭載の機種もあり、その他にも同社には魅力的な製品ラインアップがある。

ハードウエア周りはARMプロセッサを搭載したのもので、内部写真等からはラズパイをビルトインしてあるようにも見える(公式に発表されている訳ではない)。ソフトウエアはLinuxをカスタマイズしたVitOSで、コントロールアプリはVitOS Orbiterと呼んでいる。この辺りはBluesound Node等におけるBluOS、ならびにBluOS Controllerと機能配置を含めてアプロ―チはほぼ同じである。

また、 Forester F1 という電源ユニット(国内発売は?)も同社のラインアップにあって、これと組み合わせたトランスポートの能力がどの程度のものか是非一度聴いてみたいし、コントールアプリの操作性(ここは極めて重要)にも非常に興味があるところ。実際に触って、操作してみなければわからないことが多いし、操作性によって評価が大きく変わってしまうこともある。若干気になるのは、NAS音源のハンドリングがフォルダーベースのアクセスのように見える(不確か)ことや、ほぼラズパイを丸ごとビルトインしたようなハードウエア構成である点。従って、具体的にどのような対応によって音質向上を図っているのか、ハードウエア的な対策などを含めてもっと知りたいと思うのだが、現状は詳細な情報を収集中で、まだ把握しきれていない。

いずれにしても、密林も林檎もこのようなネットワークストリーマ機器の対応がどういう理由によるものか(憶測するしかないが)少ないので、少しでも仲間が増えて選択肢が広がるのは大変ありがたいことだと思う。

一方で、密林対応をするとアナウンスしてきたLuminには未だ実装の気配がないし、Roonについても密林や林檎が対応される可能性は今のところない。TidalやQobuzがサポートされていても、どちらも国内でのサービスは正式には開始されていない(予定はあるらしいのだが時期を含めて定かではない)。先に発表があったように国内ブランドのMora Quolitasは撤退となってしまうなどいずれ寡占化の道を辿らざるを得ないとすれば、この先勝ち残るのはおそらく密林と林檎。TidalはMQAを武器に生き残りを賭けるだろうけれど、Qobuzはユーザー規模的には苦しいかもしれない。この辺り比較的短い数年というレンジで趨勢は決まっていくだろう。

従って、ネットワークストリーマ(というカテゴリの)機器やRoon関連機器も密林か林檎のどちらかのストリーミングサービスを実装できなければいずれ淘汰されてしまうこともあり得ないことではない、、、

話は戻るが、「Silent Angel」というのは粋なネーミングだし是非メジャーになってもらいたいと思うのだが、先行するBluesound Nodeより価格も高いので音質面で凌駕していることが必須条件であろう。また、製品デザインがちょっと野暮ったく、せっかくのネーミングとミスマッチにならないようなスタイリッシュな外観に変えればいいのにな~と思ってしまう。


                 4way MW16TX構成の設定値(2022年1月3日更新)
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
SB Acoustics
MW16TX
Sony
SUP-T11
Scan Speak
D2908
-
能率
能率(90dB基準相対差)
dB 97.0 (+7.0) 87.5 (-2.5) 110.0 (+20.0) 93.0 (+3.0)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +1.0 +1.0 -9.0 +4.0
マスターボリューム
アッテネーション
dB -9.0 -2.0 -3.0 -0.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0 0 -12.0 -12.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 89.0 86.5 86.0 85.0
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz

140
140

710
710

4000
4000

High Pass

Low Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-48 48-48 48-24 24-flat
DF-55 DELAY
設定
cm -8.0 +19.5 -37.0 +25.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Norm Norm Norm  
DF-55 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-55デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

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