やることがあまりないので、、、:
ミッドハイ(AccutonとSony)、ミッドロー(SB AcousticsとFPS)のユニットを組み合わせて聴けるように設置の工夫を行って以来、それが案外とお気楽音楽三昧のツボに嵌っているようで、4wayの各ユニットの構成を組み替えてみては楽しんでいる。それぞれ音は微妙に違うのだが、まぁ気分でという感じであろうか。
お気楽音楽の音源のひとつとしてインターネットラジオも活用しており、MQA Radio Paradiseについては何回か記載したが、クラッシック系ではこのところ「
Your Classical
」という局をぼ~っと聴いていることが多い。聴き手の好みに合わせて多彩なキュレーションが楽しめるのだが、その中でも好みはRelax。ほとんどが穏やかな曲あるいは緩楽章をピックアップしたもので、BGMとして聴いていても邪魔にならないし、割と音も良い(伝送レートは特に記載がないので不明だが、256Kbps以上はあると思う。時たまちょっとしたナレーションが入る)。
(注記)iPADにてAir Playを出力先に選定しておき、その状態でブラウザーからYour Classicalを選局するというスタイル。これでAir Playを受けられる機器(ラズパイなど)経由メインシステムにて音が出せる。Bluesound Nodeの場合はBluOSコントローラから直接選局すればOK。
(2022年1月13日追記)
Your Classicalの専用のアプリがあり、ブラウザーを使わずに
聴ける
ことが分かった。(追記終わり)
さて、こんな毎日なので、オーディオ的にはさしたる展開が無い状態が続いているのだが、それでもしばらく経つと何だかムズムズしてくる。オーディオ仲間との相互訪問ももうそろそろいいかな、ということで再開しておりそこで刺激を受けると、やはりというか足掻きの衝動が強まるようだ。
そんな中で、ちょっと触発されたこともあってインターコネクトケーブルの点検を行ってみた。当方はSolid Silver線材を使いながら案外と廉価である
ZAOLLA
のケーブルを昔から愛用していて、デジタル系(トランスポートからリクロッカーを介してデジチャンまで)とアナログ系(デジチャンから、マルチチャネルアッテネータを介してパワーアンプまで)をこのケーブルで統一している(と思い込んでいた)。スピーカーケーブルは旧Monitor PC(現Inakustik)のSilver Coatedの線材で統一。
ところが、マルチチャネル(8ch)アッテネータを導入した際に、デジチャンとマルチチャネルアッテネータ間は3m長のバランスケーブルが4組必要なのだが、一部間に合わせのものを使用し(該当する長さのものが不足していたのかも?)そのまま放置となっていた。不覚というか何というか、、、まぁ、長年デジチャン後段のマルチチャネル連動の音量調節の対応に苦労していたので、それが解消されて浮かれていたのか、結局大してケーブルの音の差を感じていなかったのか、、、とにもかくにもこれは遺憾ということで急ぎ何とかしなくては、と。
基本の対応としては、当然同じZAOLLAケーブルを調達すれば良いのだが、このブランドはあまり繁盛していないようで、既に該当の長さのものの在庫が無く調達が困難。Solid Silverのケーブルとしては本当にリーズナブルな価格だったので、少々残念である。
改めて他のケーブル探しをしてみると、少々問題が、、、そもそも3mという長さのケーブル自体が少ないことはやむを得ないが、さらに線材にSolid Silverを使っているようなブランド物のケーブルは驚くほど高価。となれば、切り売りケーブルで自作というのが次善の策なのであるが、この切り売りケーブルでも「これは良さそうかな」というものがほとんど見当たらない。オヤイデの
FTVS-910
辺りがちょっと高いけどいいかな~とは思ったものの何故か在庫がない。現在のところ見込みも立っていないようである(コロナ禍の影響もあるのだろうか)。ならば、とケーブル製品を探すが該当の長さのペア―ケーブルとなっている製品自体が残念ながら無い。さすれば、一本単位で販売しているマイクケーブル(内容は実質同じもの)を2本調達となるのだが、これもあんまり在庫がない状況。それほど売れているのか? あるいはもうマーケットが成り立たず生産もされていないくらい不人気なのか? どうなんだろう、、、
そんな思いを抱きながらネット徘徊をしていると面白い線材の構造を持っているケーブルを見つけた。
Monster Studio Pro 2000
というもので本来の用途はマイクケーブル。ちょっとユニークなのは一本のケーブル中の線材に太さが三種類あって、太いSolid Coreの線材が低域に、中ほどの太さの線材が中音域に、極細の線材が高音域に対応すると銘打っている点。これを「Multi-Gauge Wire Network」と呼んでおり、トータルバランスの観点からは理に適っているようにも思われる。
興味を引く構造を持つ:
線材はすべて銅であるが、低域に特化したという部分はSolid Copperなので力感は期待できるかも知れない。一般的に、銀線は高域がちとも云われるが、これはSolid Silver素材は高価なのであまり太いものが使われていない(せいぜい0.6㎜程度?)という事情がある。やはりここは最低でも1㎜径は欲しいところだが価格との兼ね合いとなろう。そう考えてみると、このケーブルを低域用に特化させて使ってみたらどうだろうか、というアイデアが湧いてくる。
価格もプロ用品御用達のサイトでチェックしてみたら凄くリーズナブル。現在4wayの低域は160Hzのクロスオーバー周波数としているため、高域方向の透明感、空気感はさておいても低域のマッシブさ、パワー感も欲しいよね~という観点からは案外最適かも? で、早速2本調達しての実験である。
ケーブルの作りや質感はかなり良い(ま、最近は質実剛健というよりかなり見た目を意識したケーブルが多いのかも)。まずは音の傾向を掴むために、中低域(160~710Hz )で使ってみる。あら~案外いいじゃん。素直だし音の粒立ちにも優れた感じ。低域はどうかな~と差し替える。おや、ここでの狙いはどうやら当たったようだ。低域は全くボケたりせず、輪郭も確か。所謂「お値段以上」って奴かな。これはこれで低域用として使ってもいいだろうと思う。
さて、それでも、やはり心情としてはSolid Silverにも拘りたい。だが、数十万~百万超えのような超高価なケーブルには手が出ない。なので、まずは妥当なところを調達してみた。
(続く)
4way MW16TX構成の設定暫定値(2021年10月6日更新)
項目 |
帯域 |
備考 |
Low |
Mid-Low |
Mid-High |
High |
使用スピーカー ユニット |
- |
Sony SUP-L11 |
SB Acoustics MW16TX |
Sony SUP-T11 |
Scan Speak D2908 |
- |
能率 能率(90dB基準相対差) |
dB |
97.0 (+7.0) |
87.5 (-2.5) |
110.0 (+20.0) |
93.0 (+3.0) |
|
DF-65の 出力設定 |
dB |
+0.7 |
+0.7 |
-10.5 |
+4.7 |
|
マスターボリューム アッテネーション |
dB |
-9.0 |
-3.0 |
-3.0 |
-5.0 |
|
パワーアンプでの GAIN調整 |
dB |
0 |
0 |
-12.0 |
-12.0 |
|
スピーカーの 想定出力レベル |
dB |
88.7 |
85.2 |
83.5 |
80.7 |
|
クロスオーバー 周波数 |
Hz |
~ 160 |
160 ~ 710 |
710 ~ 3550 |
4000 ~ |
High Pass ~ Low Pass |
スロープ特性 設定 |
dB/oct |
flat-48 |
48-48 |
48-24 |
24-flat |
|
DF-55 DELAY 設定 |
cm |
-10.0 |
+28.0 |
-37.0 |
+27.0 |
相対位置と 測定ベース |
極性 |
- |
Norm |
Norm |
Norm |
Norm |
|
DF-55 DELAY COMP (Delay自動補正) |
- |
ON |
自動補正する |
DF-55デジタル出力 (Full Level保護) |
- |
OFF |
保護しない |
|