オーディオ日記 第50章 幸せのひと時(その9)2020年10月1日


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虫愛ずる姫君?:

新たにミッドロー用のユニットとして想定している SB Acoustics MW16TX が我が家にやってきた。スピーカーユニットは音楽再生に於いては単なるトランスデューサーであり、それ以外の価値観は普通には無いはず。スピーカーシステムに組み込まれている数多のユニット達は、その技術的特徴と性能や最終的な音楽表現力によってオーディオファイルに愛でられることはあると思う。だた、大概はシステム全体としての評価であり、古典的なユニットに対する憧憬のようなものは今ではもう大分影を潜めてしまっているのではないだろうか。

当方は何故か自分でも判然とはしないのだが、ユニットそのものに美や魅力を感じてしまうし、そこから溢れだすオーラがあって初めて興味を抱く。勿論テクノロジーとして振動版の素材そのものやどのような技術的な特徴を持って作られたものなのか、そういう点もおろそかにはできないと考えている。

オーディオ的に考えれば本来「音の善し悪しがすべて」であるはず、とは重々判ってはいるのだが、武骨そのもののユニットはあまり好きではない。その観点から音にはそれほど不満はないのであるが、現在ミッドロー用として使用しているFPSはユニットとしての外観の魅力をほどんど感じない。もちろん業務用という音を飛ばすことに目的用途を合わせた特殊な平面振動版と形状、外観を持つユニットなのだが、作りも材質も褒められる点は少ない。このため、本来ユニットのパフォーマンスのためにはサランネットの存在など望ましくは無いのであるが、武骨な姿を隠してしまいたくもなる。

このFPS,まだまだ使いこなせているとは自分でも思えないのだが音の点からは得難いユニットもであるので、現状の構成から外してしまうことは全く考えていない。それでもScanspeakのベリリゥムツィータのように音とユニットとしての魅力の双方を兼ね備えたユニットを探し使ってみたくなる。その衝動はなかなか止められない。

ポイントのCarbon Textreme:やはりカーボンの輝きがある
SB Acoustics MW16TX

ルーツのScanspeakを彷彿させるようなネオジウムの形状やスタイル:
SB Acoustics MW16TX

作りは確かで作り手のセンスの良さも感じられる仕上がり:
SB Acoustics MW16TX

ユニット愛ずる爺、と思わず自嘲してみたくもなるのだが、このユニット、そのままオブジェ的に飾って置いてもいいかも、、、、

およそのプランは固まりつつあるのだがまだエンクロージャが無く、手元に届いているのはそれを乗せる想定のスピーカースタンド(TAOC AST-50HS)だけという状態なので、音出しをスタートさせて4wayとしての帯域(想定では200~1000Hz辺り)、バランス調整を経た上でユニットとしての音の評価が出来るのはまだまだ先になってしまうと思う。実のところ全く聴いたことのないユニットなのでCarbon Textremeが一体どのような音を聴かせてくれるのか、その個性は? ミッドローとしての能力は? 音質は? と逸る気持ちもあるのだがじっくりと楽しみながら取り組んでいきたいと考えている。


                 4way SUP-T11構成の設定備忘録(2020年6月17日更新)設定値
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
FPS
2030M3P1R
Sony
SUP-T11
Scan Speak
D2908
-
スピーカーの
能率(相対差)
dB 97 (+4) 90 (+0) 110 (+17) 93 (+0)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +0.0 +1.2 -10.0* +4.0
*DF-65 Att ON
マスターボリューム
アッテネーション
dB -7.0 -6.0 -3.0 -5.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0 0 -12.0 -12.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 90.0 85.2 85.0 80.0
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz pass

224
180

800
800

3550
4000

pass
Low Pass

High Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-24 24-24 24-24 24-flat Low Pass
High Pass
DF-55 DELAY
設定
cm 0.0 -30.0 +28.5 +32.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Rev Norm Norm  
DF-55 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-55デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

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