セラミックドームへの挑戦:
待ち焦がれていたセラミックドームのスピーカーユニット
Accuton C51-6-286 CELL
が到着した。いろいろと環境整備を続けてきてやっとそこそこの音になってきたようにも思える今日この頃なのではあるが、やはり自分なりの理想に向かってさらに挑戦したくなってしまうのだ。Accutonのユニットはあちこちで聴かせていただくことも多く、その音そのものとハイエンドという名に恥じない表現力やポテンシャルは大いに評価しており、いつかは自分でも使ってみたいと思っていた。しかし、新たなユニットの導入というものは試運転からエージングを経て音としての纏まりを見せ、さらに設定が落ち着いて音楽を聴かせてくれるようになるまでには相当の時間がかかってしまうもの。それを覚悟の上でチャレンジをしてみようかと。
専用のマウントアダプターを合わせて調達:
このユニットの立ち位置で云えば、使用可能帯域が800~6,000Hzであり、基本的には4wayの中高域を担当させるような使い方となる。当方の場合ホーンドライバーであるSONY SUP-T11と対決させることとなる訳だ。想定としては1,000Hz~4,000Hzくらいの受け持ち帯域となるであろうか。使いこなし、音を纏め上げるに際しては既に使用されている方々のいろいろな情報も欲しいと思うのであるが、このユニットに関しては思いの他情報が少ない。やはり4wayあるいはそれ以上というSPユニット構成においてはホーンドライバーが主役になることが多いので絶対的なユーザー数が少ないのかな、とも推測している。ユニットの使用例としてはVapor Audioの
Perfect Storm White
というAudio Technologyの15FウーファとAccutonのセラミックユニット、それにRaalのリボンツィータを搭載した4wayシステムがあり、これもひとつの垂涎もののスピーカーじゃないかと思う。
もちろん最終的には自分の耳(駄耳ではあるが)で設定を詰め音決めと評価をして行かねばならないので手探り状態となってしまうかもしれないのだが、焦らずにぼちぼちと進めていこうかと考えている。
4way構成の設定備忘録(2019年2月19日更新)MUTEC MC-3+USB対応設定値
項目 |
帯域 |
備考 |
Low |
Mid-Low |
Mid-High |
High |
使用スピーカー ユニット |
- |
Sony SUP-L11 |
FPS 2030M3P1R |
Sony SUP-T11 |
Scan Speak D2908 |
- |
スピーカーの 能率(相対差) |
dB |
97 (+7) |
90 (0) |
110 (+20) |
93 (+3) |
|
DF-65の 出力設定 |
dB |
+2.4 |
+1.2 |
+0.5* |
+4.5 |
|
マスターボリューム アッテネーション |
dB |
-4.0 |
-0.0 |
-4.0 |
-3.0 |
|
パワーアンプでの GAIN調整 |
dB |
0.0 |
0.0 |
-6.0 |
-6.0 |
|
スピーカーの 想定出力レベル |
dB |
95.4 |
91.2 |
90.5 |
88.5 |
|
クロスオーバー 周波数 |
Hz |
pass ~ 355 |
355 ~ 1000 |
1000 ~ 4000 |
4000 ~ pass |
Low Pass ~ High Pass |
スロープ特性 設定 |
dB/oct |
flat-48 |
48-48 |
48-48 |
48-flat |
Low Pass High Pass |
DF-55 DELAY 設定 |
cm |
-10.0 |
-0.0 |
-37.0 |
+4.0 |
相対位置と 測定ベース |
極性 |
- |
Norm |
Norm |
Norm |
Norm |
JPLAY FEMTO 環境下 |
DF-55 DELAY COMP (Delay自動補正) |
- |
ON |
自動補正する |
DF-55デジタル出力 (Full Level保護) |
- |
OFF |
保護しない |
|