オーディオ日記 第44章 理想と現実の距離(その7)2019年2月22日


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セラミックドームへの挑戦:

待ち焦がれていたセラミックドームのスピーカーユニット Accuton C51-6-286 CELL が到着した。いろいろと環境整備を続けてきてやっとそこそこの音になってきたようにも思える今日この頃なのではあるが、やはり自分なりの理想に向かってさらに挑戦したくなってしまうのだ。Accutonのユニットはあちこちで聴かせていただくことも多く、その音そのものとハイエンドという名に恥じない表現力やポテンシャルは大いに評価しており、いつかは自分でも使ってみたいと思っていた。しかし、新たなユニットの導入というものは試運転からエージングを経て音としての纏まりを見せ、さらに設定が落ち着いて音楽を聴かせてくれるようになるまでには相当の時間がかかってしまうもの。それを覚悟の上でチャレンジをしてみようかと。

専用のマウントアダプターを合わせて調達:
Accuton C51-6-286

このユニットの立ち位置で云えば、使用可能帯域が800~6,000Hzであり、基本的には4wayの中高域を担当させるような使い方となる。当方の場合ホーンドライバーであるSONY SUP-T11と対決させることとなる訳だ。想定としては1,000Hz~4,000Hzくらいの受け持ち帯域となるであろうか。使いこなし、音を纏め上げるに際しては既に使用されている方々のいろいろな情報も欲しいと思うのであるが、このユニットに関しては思いの他情報が少ない。やはり4wayあるいはそれ以上というSPユニット構成においてはホーンドライバーが主役になることが多いので絶対的なユーザー数が少ないのかな、とも推測している。ユニットの使用例としてはVapor Audioの Perfect Storm White というAudio Technologyの15FウーファとAccutonのセラミックユニット、それにRaalのリボンツィータを搭載した4wayシステムがあり、これもひとつの垂涎もののスピーカーじゃないかと思う。

もちろん最終的には自分の耳(駄耳ではあるが)で設定を詰め音決めと評価をして行かねばならないので手探り状態となってしまうかもしれないのだが、焦らずにぼちぼちと進めていこうかと考えている。


4way構成の設定備忘録(2019年2月19日更新)MUTEC MC-3+USB対応設定値

項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
FPS
2030M3P1R
Sony
SUP-T11
Scan Speak
D2908
-
スピーカーの
能率(相対差)
dB 97 (+7) 90 (0) 110 (+20) 93 (+3)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +2.4 +1.2 +0.5* +4.5
*Analog Att
ON(-10dB)
マスターボリューム
アッテネーション
dB -4.0 -0.0 -4.0 -3.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0.0 0.0 -6.0 -6.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 95.4 91.2 90.5 88.5
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz pass

355
355

1000
1000

4000
4000

pass
Low Pass

High Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-48 48-48 48-48 48-flat Low Pass
High Pass
DF-55 DELAY
設定
cm -10.0 -0.0 -37.0 +4.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Norm Norm Norm JPLAY FEMTO
環境下
DF-55 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-55デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

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