オーディオ日記 第36章 歩き来た道の果て(その1) 2015年 9月24日


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夏の間はエアコンと空冷設備(扇風機)にてアンプの発熱を何とか凌いできた。随分としのぎやすくなって秋のオーディオシーズン突入であるが、必然的に音楽を聴く時間も長くなるが、エアコンはこれからは使わなくなる。我が家のパワーアンプはいずれも20年~25年の年季を経たロートルアンプなので、ちょっと心配である。このところ2台ほど故障修理となったこともあって、何とか労わって使いたいと思い、クーリングを考えてみることとした。オーディオラックの前にデンと扇風機を置いておくのが今までの方式なのであるが、これでは雰囲気はよろしくない。アンプは部屋のサイズに合わせた手作りのラックに結構ギリで納めてあるので、元々放熱には課題があるのは承知しているが、あまり真剣には考えてこなかったのだ。

そこで簡便な対応として、クーリングファンをパワーアンプ毎に用意するスタイルとし、ファンにはパソコンのケースファン(90mmサイズ、12V仕様)を流用してみることとした。見栄えもある程度考慮する必要があるのだが、贅沢は云えない。パソコン用のファンには現状いろいろなサイズもあるので、ファンの回転数やファンノイズなどのスペックを見ながら選択できるのでありがたい。また実際の使用においては定格12Vではなく多少電圧を落として回転数を抑え、ファンノイズを低減する方法を採用してみた。送風については特別な工夫はせず、アンプの上面に柔らかく風が当たる程度で発熱状況を見ることとした。本来はアンプ後方に置けば良いのだろうが、ケーブリング等が邪魔をするので前面からの送風の方式である。



ま~見栄えは良いとは決していえないが、温度上昇は随分と抑えられるようで連続稼動しても相当熱い、という状況にはならない。また、心配していたファンノイズはもちろん全くのゼロではないが、リスニングポジションではほとんど聞こえない状況なので、まあ良しとしよう。建てつけは非常にシンプルな仕組みでご覧の通り二本の桧棒にファンを留め付けただけのシンプルなもの。必要でない時は片付けることもできて手軽。これで長時間の稼動においても過熱の心配が少なくなるので、精神衛生上(ま、気分の問題だけ?)は宜しかろうと思う。ファンを駆動することによる電気的なノイズの心配も皆無ではないのだが、この点はまだちゃんと検証はできていない。本来は自然空冷が音的にはベストだとは思うが、この強制空冷方式でしばし様子を見ることとした。


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