オーディオ日記 第33章 原点への回帰(その8) 2013年8月 9日


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余りにも熱いので、ささやかな熱対策を実施してみた。

さすがにこのところの暑さでは、メインシステム用のA級アンプの火を入れる気にはならず、もっぱら一台のパワーアンプで済むサブスピーカーで過ごしている。しかしながら、音源ファイルとしてNASは使用せざるを得ないのだが、当方のNASNには冷却ファンは付いていない。従ってこの季節結構熱くなってしまう。

このNASはCentruy製の「Simple NAS」という名前の通り極めてシンプルなもの。VoyageMPDはDLNAを使用しておらずSMB(Windowsのファイル共有)の機能にてNASにアクセスしているので、単純機能のNASで充分である。更にこのNASは、HDDがFAT32形式なので、Windows環境にて当該HDDを内臓させ、音楽用フォルダーを直接読み書きしてしまうという荒業も出来る。また、スタートストップが極めて早く、立ち上がり20秒、停止10秒という駿足なので、便利この上ない。

この使い勝手の良さからなかなかこのNASを手放せないのであるが、やはり夏場は寿命等も心配になる。夏場でなければ、ファンレスという静音仕様がありがたいのであるが、室温が高い時は冷却用ファンがあった方が良いのではと考え、簡便に冷却用のファンを備えることにした。

余っているPC用のファン(12V用)をNASのUSBポートから取り出す5Vで回せば、あまり高回転にもならず騒音源にもならないだろうと考えた。古いUSBケーブルを切断し、電源線(赤、白)を剥き出して、ファンの電源に繋ぐだけという、これも極めてシンプルな対応。冷却ファンが必要な季節だけUSB接続すれば、良いというリーズナブル(?)な仕様である。

さて、NASのUSBポートにつなげてみると、ちょうど良いくらいの回転をしてくれる。ファンノイズはほとんど感じない。冷却用ファンは横置きにしたNASの上に置くだけ。このため、足となるものだけ付けた。肝心の冷却効果であるが、エアコンなしの状態で2時間ほど使っても筺体の温度はほんのり暖かい程度。ファン無しの時は結構熱くなっていたので、自己満足だけでなく、まあ役に立つことが判った。

やっつけ(廃品利用)のクーリングファン:


NASとHUBの設置状況:


音に対する微妙な影響が無いとは云えないので、ちょっと悩むところではあったが、ちょっと聴き変わった感じはしないので、まあこの季節だけ、と考えて良しとしようと思う。


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