朝一に家内と出掛けて
「風立ちぬ」
の初日を見てきた。ジブリ好き、飛行機好きには応えられないほんのり大人の味の物語。
なお、アナログ盤に針を落とす音まで入れたエンディングの名曲「ひこうき雲」は今回行った映画館の音響設備がやや古いせいなのか、オーディオ的な観点からはいまひとつだったのが少し残念。
子供の頃から飛行機が大好きだったし、歳を喰ってからは何十年もラジコン飛行機でも遊んできた。ナウシカのメーヴェ、ラピュタのタイガーモス、ポルコ・ロッソの愛機サボイヤなどなど持ち出すまでも無く、やっぱり宮崎駿も飛行機好きなんだなぁ、と改めて思う。飛行機の設計は(技術だけではなく)センスだ、と云わせている点も共感するところ。
堀越二郎・奥宮正武共著の
「零戦」
や、柳田邦男の
「零式艦上戦闘機」
には七試単戦(試験飛行中に墜落)から始まり、九試単戦(後の九六式艦戦)を経て十二試艦戦(零戦)に至る過程が克明に記されており、当方の愛読書でもある(こちらの本にはロマンスは無い)が、もう一度読み返してみたくなった。
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