オーディオ日記 第31章 夢の中へ(その10) 2012年11月6日


TOP Audio Topics DIARY PROFILE LINK 掲示板

VoyageMPDの「 シンさん のスペシャルチューニング版」を、その音の良さから常用することとなったが、ちょっと運用上の問題があった。何しろALIX3D2には電源スイッチがない。まあ、消費電力がとても小さいし、ほとんど発熱もないので、通常は電源をオンにしっ放しでも問題ないのであるが。ただ、DBやPLAYLISTの更新を行った際には、その状態がきちんと保存されることが肝要なのだが、ALIX3D2上のVoyageMPDは一度シャットダウンさせないと、メモリーに保持しているDBやPLAYLISTの情報をCFに書き出してはくれないようである。従い、不用意にACアダプターの電源を抜いたり、オフしたりするとこれらの情報が飛んでしまうことがある。

シャットダウンのためにはVoyageMPDにSSH接続でログオンした後、shutdown -h nowコマンドを入力すれば良い(syncコマンドも試してみたがこれでは効果なしであった)のであるが、このためにPCを立ち上げるのは何とも面倒くさく実用的とは云えない。そこで、リモコンに使用しているiPOD Touchからコマンドを入れられないか、SSHアプリを探してみた。あるある!SSH用のiPODアプリは(有料のものを含めて)結構あった。まずは実験、と思いvSSH Liteという無料アプリをダウンロードしてトライしてみた。

iPOD Touchにてログオンしたところ:


設定や操作も少し慣れれば問題無いレベルである。VoyageMPDのIPアドレスをブックマークしておきユーザーIDまで事前設定できるので、パスワードさえ入力すれば良い。これは簡単である。mPODをVoyageMPDのリモコンとして使用しているので、音楽を聴き終わったところでちょいとvSSH Liteを立ち上げ、shutdownコマンドを入れてやれば良く、いやいやラクチン。ALIX3D2はshutdownコマンドを入れても電源は勝手に落ちてはくれないが、こうすればいつ電源を切ってもその日に更新したDBやPLAYLISTの情報は確実に保持されるので至って安心である。また、ALIX3D2とNASやRouterの電源をまとめてひとつのスイッチで管理しているので、このスイッチオフで「本日は店仕舞い」、という具合である。

なお、無料アプリなので、広告が表示されたりするのがちょっと難点である。また、shutdownコマンドもすべて手入力するのではなく、もう少し簡単なキー入力(例えばENDやSTOPなど)をすれば、shutdownコマンドを展開してくれるような機能も欲しいが、この辺りはやはり有料アプリでないと対応はしていないようである。とは云え、shutdown(+アルファとしてちょっと状況を見るようなコマンド入力など)の目的だけなら、この無料アプリでも必要にして十分である。
(訂正20121123)MACRO機能があり、事前にコマンドをMACROとして登録しておくと、コマンド入力を不要とすることが可能であった。楽チンこの上なし。

ところで、新たなエンクロージャーとホーンは我が家にも大分馴染んできたように思われ、クロスオーバー周波数、スロープ特性、出力レベルなどのデジチャンの諸設定もほぼ固定となった。どんなジャンルの音楽を聴いても現状は天にも昇るような気持ちになれるという蜜月状態(今だけか?)であるが、2wayで聴くか、3wayとするか、少し悩みつつ聴き較べている。レンジ的にはSUP-T11の高域再生能力が高く2wayでほとんど問題が無いように思われ、JAZZやPOPS系は2wayでも何ら違和感がない。しかしながら、クラシックに関してはホールの響きを堪能するためにも3wayとした方がやや好ましいようである。DF-55はメモリー設定で簡単にこの切り替えができるので、ジャンルに合わせて2way、3wayを切り替えて聴いている今日この頃である。


next index back top