オーディオ日記 第30章 遍路(その3) 2012年4月6日


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JAVS X-DDCの基盤を確認してみた。XMOSが中央にちょこんと載っているが、基盤自体はXMOS USB Audio2.0 Reference Designとあまり大きさの違いはない。(X-DDCのクロックはどれなのか小さすぎて良く分からない。XMOSの方は右側上部に二つ並んでいる。)

JAVS X-DDC基盤
JAVS X-DDC-7

XMOS USB2.0 Reference Desgin基盤
XMOS KIBAN

引き続き、音のパフォーマンスを確認しているが、まずまず良い音を聴かせてくれていると思う。VoyageMPDからの出力環境は下記の3種類。
1.XMOS USB Audio2.0 Reference Design(オプティカル出力)
2.JAVS X-DDC(同軸)
3.ONKYO SE-200PCI(オプティカル出力)
それぞれに個性が感じられるが、その差は同軸とオプティカルというデジタル出力形式の方が大きいのかもしれない。JAVS X-DDCはシャープで低域もごりっとした感じを出してくる。ジャズやヴォーカルなど好感度大。それに較べると、他の機種は微妙に音が柔らかくも感じる。改めてPCIサウンドカードのSE-200PCIを聴き較べてみたのだが、こちらも存外に悪くない。クラッシク音楽をのんびりと聴くにはこの組み合わせも結構リラックスできる。ただし、この辺りはケーブルの性格が表れているとも云えるか。ちなみに使用しているオプティカルケーブルは ANALYSYS PLUS のもの。JAVS X-DDCは200時間エージングしろ、とのことなので、しばらくは通電したままにして置き、様子を見ていこうと思う。エージングによってクラッシク音楽(特に弦)もぴたっと来るようになれば、QA550と並ぶようになるかもしれない。いずれにせよ、QA550といい、このX-DDCといい、デジタル領域におけるこれらの機器の「価格破壊」のパフォーマンスは素晴らしいとしか云いようがない。これらを比較しつつ楽しんでいることは、オーディオのひとつの醍醐味かもしれないが、それぞれが中国製、韓国製であることを考えると(XMOS自体は英国製であるが)、これはやはり時代の流れなのだろうか、と感慨深いものがある。

なお、TENOR TE-8802LベースのUSB DDCが自宅試聴用に借用できることになったので、こちらとも鋭意比較してみたい。XMOSとTE-8802Lというチップの違いはどうなのか、それとも製品としての差の方が大きいのか、等々非常に興味があるところ。


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