オーディオ日記 第28章 オーディオへの想い(その10) 2011年 8月30日


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大切な財産であるアナログレコードをこつこつとデジタルファイル化しているのであるが、現在までの作業は

1.通常は44.1KHz/16bitのFLACファイルを作成
2.ちょっと音にこだわりたい場合は96KHz/24bitのFLACファイルを作成

ということをメインとしてきた。

今回、AudioGateを使用したDSD形式(DSFファイル)の作成にチャレンジしてみた。ベースとなる音源はアナログレコードを96KHz/24bitのWAV形式で取り込んだもの。さすがに96KHz/24bitからDSDへの変換には我家のメインPCのパワーをもってしても多少の時間がかかるが、変換後のDSD形式の音についてはその手間をかけた甲斐があるものになった。

AudioGateによるPCからの再生ではDSDから再度PCMに変換されてしまうが、再生時に96KHzから44.1KHzまで、自在にサンプリングレートを変えて音の変化を確認できる。(192KHzのサンプリングレートが使えないのが少し残念であるが)
(2011年9月2日注記)上記はAudioGate V2.1での記載であったが、9月1日にV2.2がリリースされて192KHzがサポートされるようになった。合わせて、サンプリングレートの楽曲ファイルに基づく自動切替も可能となった。この機能アップは大変ありがたい内容である。

PCオーディオ用のファイル形式としては、取扱いの観点から96KHz/24bitのFLACでも良いが、今後はこれを更にDVD-RにDSFファイル形式に書き出して、SACDプレーヤーでの再生にチャレンジしてみようと考えている。

これにより、アナログレコードを

1.PCオーディオ用にはFLAC形式で、Voyage MPDで再生。(従来通り)
2.ピュアオーディオ用にはDVD-R(DSF形式)にて、SACDプレーヤで再生

というスタイルで楽しめることになる。ポイントはDSF形式のファイル再生をサポートしてくれるSACDプレーヤが限定されていること。この辺りは今後サポートする機種の拡大を期待したい。その暁には、KORG MR2000によるDSD録音にてPCM形式を経ずにDSFファイルを作成することも視野に入ってくると思う。


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