オーディオ日記 第28章 オーディオへの想い (その4) 2011年7月24日


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駄目元と意を決してVoyage MPDの導入に挑戦してみた。まずはいつも実験用にしている古いデスクトップ機にインストール。Ubuntu Studioのmpd導入でかなり経験を積んできたことが幸いしたようで、すんなりと(実際にはあっという間に)完了し、音出しも内臓オンボードサウンドレベルであるがうまくいった。これに気をよくして、本格的にVoyage MPDを展開しようと目論みを開始した。

まずは環境面の準備である。実験的にインストールした古いデスクトップ機は有線LANでNASに接続された構成。再生専用PCは残念ながら距離ならびに配置の問題で有線LANを使用することがどうしても難しいため、Voyage MPDを無線LAN経由でNASに接続させねばならない。正直これはハードルが高いし、やはり無線LAN経由では音質面での向上も期待が薄い。過去にもLinux関連では無線LANの接続に苦しめられたことが多かった。そこで、オーディオルーム用にVoyage MPDをセットアップするに際して、沈思黙考、少々悩んだ末、以下のような変則的な接続構成とすることにした。

1.2階PCルームの無線親機と1階オーディオルームは従来通り無線LANで接続する。
2.オーディオルームには「HUB機能を持つ無線子機」を導入する。これがポイント。
3.この無線子機のHUBに「有線LAN」で再生専用PCとNASをそれぞれ接続する。(NASは少し離れたところに置く想定)
4.再生専用PCとNASとの接続は有線LAN経由となるため、難易度の高い(?)無線LANのセットアップは不要となる。
5.副次的に、NASへのアクセスはLANケーブル経由となるので、速度と安定性を確保できる。
(注記)インターネットアクセスやmPoD等からのコントロールについてはHUBから先が無線LAN経由のままであるが、これは今まで通りであるし、問題ないと考えた。

まず、本日の作業は、以下までを実施。
1.HUB機能を持つ無線子機(Buffalo WLAE-AG300N)とNAS(HDDを除く、どんがらのみ)を新たに調達。
2.余っているHDDをFAT32とし、楽曲ファイルをコピー(200Gを超える量になっているのでえらく時間がかかる)し、NASのどんがらにぐぃっと押し込んでセット。
3.えいやっとNAS設定をセットアップ(いつもながら適当であるが、Voyage MPDの楽曲専用なのでRead Onlyで良いかな)、各Windows PCへのネットワークドライブの割り当て。ならびにデュアルブートにしているWinampでの再生を為念確認。
4.再生専用PC(Ubuntustudio 10.04ベース)のNAS設定(/etc/fstab)の変更。といっても変えたのはIPアドレスくらい。このIPアドレスをルータ上で固定にして終り。

で、mpdでの再生を確認。問題なし。ついでにmpd.confのバッファーサイズ等を情報を参考に少し変更。これはちょっと違いが判らんな。88.2KHz/24bitにmpdにてアップサンプリングしているので、44.1KHz/16bitの標準と再度聴き較べたりの道草を少し。う~む、敢えてmpdでアップサンプリングさせる必要はないかな。

さてさて、環境面の準備はこれで問題なさそう。明日以降Voyage MPDの導入を行うつもりでいたが、しまった。SSDを買い忘れた。現状のSSDはWindowsXPとUbuntuStudioのデュアルブート環境にしてあるので、今後の聴き較べの為にもしばらく残しておきたい。Voyage MPD専用とさせる予定なので、32~40GB程度のSSDでも大きすぎる位であるが、良く考えるとVoyage MPD、無線LANが組み込まれたALIX3D2が149ドル程度で購入可能なので、Generic PC(所謂汎用的なPC)でVoyage MPD環境を作成することは、費用的にはちょっと無駄になるのかもしれないなぁ。いずれそっちも買うことになりそうだし。

ところで、本日買い物のついでに久々にGTサウンドに寄って手嶋葵のThe Rose (extra version)を聴かせていただいた。う~ん、やっぱりダブルウーファーは良いなぁ。ふと、目をやると何とアナログプレーヤーのYAMAHA GT-2000が置いてある。あれれ、GTサウンドにしては「廉価版?」と思いきや、ステンレスのアームベースにFR-64Sが鎮座。この構成、スタイルは我が家のGT-2000と相似である。が、そのアームベースがやけに厚く、でかくて重そうである。また、ターンテーブルシート、ディスクスタビライザも共にステンレス製。その重量感たるやすごい。やっぱりただのGT-2000ではない。次回はレコードも持参してこちらも拝聴させていただこうと思う。


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