オーディオ日記 第28章 オーディオへの想い (その2) 2011年7月18日


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本日は未明より起き出し、なでしこジャパンの応援を行った。強敵米国を初めて破った上でのワールドカップ優勝というのは正に快挙と思う。サッカーファンとしては感涙もの、拍手、拍手である。

先にDDC(SRC2496)のサンプリングレートコンバータ機能が故障したと書いたが、これをPCルームのサブシステム用DACとして構成変更して様子を見ているが、思わぬ効果があった。PCルームのサブシステムはONKYO SE-150PCIからアナログ出力、Accuphase E302にてPioneer S955を駆動する、という全くもって古典的なシステムである。これを、SE-150PCIからデジタル出力(24bit/88.2KHzへアップサンプリングしたもの)を取り出し、SRC2496にてDA変換させるように変更した。相変わらずサンプリングレートコンバータ機能は死んでいるようであるが、DACとして使用することにより、SE-150PCIより一皮向けた音を聴かせてくれている。BEHRINGER製品にはAKM(旭化成エレクトロニクス)のDACチップが使用されているケースが多いが、SRC2496も型番は不明であるが、AKM製と思われる(AK4393であるとのインターネット上の情報あり)。メインシステムのDACがAK4399であることにも関係があるのかもしれないが、当方にとっては体に馴染む音がしている。少し元気の良いS-955が小編成のクラッシクをBGM的に流した際にもかなり心地よく聴ける。瓢箪から駒、ということになろうかと思うが、今までSRC2496のDAC機能は全く使用していなかったので、故障により少し気落ちしていた部分が僅かであるが癒される思いである。

ある程度の音が出てくると、それに満足して、構成をあまりいじらなくなってしまうことが多いが、サブスピーカのVEGAにおいても、バイアンプ接続で思わぬ効果があったように、やはりあれこれといじり、チャレンジすることの重要性を改めて再認識した次第。そういう意味では、現状に満足せず、いろいろと試行錯誤をサブシステムであっても続けることが大切であろう。PCオーディオにおいても、ある意味馬鹿げたようにも思える比較試聴等を行ってきたが、その結果としてPCのハードウエア構成が同じであってもOSや再生ソフトウエアにより音の品位の違いがあること、同様にソフトウエアの操作性には雲泥の差があること、などが把握できた訳である。現状はLinux + mpdの構成にメインシステムが落ち着き、PCルームでは、XP、VISTAに加えてLinux + mpdのトリプルブート環境も整備して、必要な比較試聴がすぐできるようになった。環境整備には知識不足や期待通りに動いてくれない、など、いろいろな意味で苦労もあるが、それもまた経験値となるので良しと考えるべきか。


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