メインシステムにおける再生専用PCをLinux化しての比較試聴を行うため、一番簡便に環境構築できる(はずの)USBメモリへUbuntu Studioをインストールした。想定の範囲ながらバッファーを持たないUSBへの書き込みとなるので、インストールにはえらく時間がかかり、やっと無事インストールと思いきや、一通りの環境設定をして、一度シャットダウンしたらウンスン状態となった。何とも気落ちして再トライの気力が沸かず。駄目元でパソコンルームに設置のLinux専用PC(既にUbuntu Studio11.04にバージョンアップ済みのもの)からHDDを引っこ抜いて、ケースに突っ込みUSB HDDとした上でUSB からBOOTさせた。結果はあっけなく起動、拍子抜け。ディスプレードライバーやその他ハードウエアの違いでうまく立ち上がらないかも、と思っていたが、結果オーライである。このUSB HDDを引っこ抜いておけば既存のXP環境が問題無く立ち上がることを為念確認した上で、早速音楽再生環境の設定を行った。先の比較試聴と同じように、Rhythmbox + PulseAudioの環境である。Rhythmboxの良い点はユーザーインターフェースがWinampと似ていること、Winampで作成済みのプレイリストファイル(~.m3u)がそのまま読み込める(日本語名のファイルがあるとうまく行かないが)ことなど。WindowsだのLinuxだのというOSの環境に囚われず、ユーザー視点で環境の共通化できる点はありがたい。Rhythmboxにすべての楽曲ファイルを読み込ませる(インポートする)のは無線LAN経由ということもあり、結構時間がかかる。現状その作業を行いながら、サブスピーカであるJM Lab VEGAで再生をさせながら、この記録を書いている。楽曲ファイルのインポートではすべての楽曲ファイルのタグ情報を読み込むので無線LANに負荷が相当かかるため、現在の再生音はLinux環境と云えども、今ひとつかなぁ、という感じである。
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