新年を迎えた。このところ良い天気が続いており、穏やかなお正月である。明日は家族で初詣へ行く予定なので、本日は時間がたっぷりあり例によってオーディオ三昧を決め込んでいる。昨年手に入れた
Ozone MP
をVEGA用のセッティングにて追い込んで手嶋葵のボーカルを聴きながら、この駄文を書いているが、こういうDSPモジュールがうまく壺に嵌ると結構良い、と感心してる。VEGAはもともと女性ボーカルをかなり得意とするのであるが、それに若干の落ち着き、あるいは暖かみというか、ゆったり感が加わり最高である。さて、そのOzone MPの設定であるが、パラメトリックイコライザ機能の設定ははずしてしまい、ルームサイズのコントロールとTube Soundの設定を中心としている。まずルームサイズであるが、ボーカル系を聴く時は少しオケよりはコンパクトな空間サイズとして、音が散漫にならぬよう留意している。Tube Soundの設定であるが、低域は90Hz以下に厚みを加え、6.3KHz以上に輝きを加えている。全体としては少しダンピングを効かせつつ、Warmthを意識したという設定であろうか。機器の接続構成は、PCからの出力をDDCにて24bit96KHzにUpsamplingさせてから、DEQ2496にてVEGA用のイコライジングを行う、というもの。この構成はCDやその他のソースの再生時と同様であり、PCオーディオによる再生時との違和感が出ないようにするため。なお当初は、PCのDSPモジュールで味付けをし、DDCでUpsamplingさせ、そしてイコライザとあまりに多段過ぎるのではないかと心配したのであるが、さすがにデジタル領域での操作とあって音質的な劣化は感じられず、むしろメリットも大きいとひと安心している。
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