オーディオ日記 第25章 アナログ(その13)2010年8月15日


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夏の暑いさなかなので、本格的にオーディオのチューニングをするには厳しい時期なのであるが、それぞれのシステムの個性を感じながら楽しんでいる。最近は機器に対する「もう一息」という感じが少なくなってきていることもあり、音楽に没頭できる状況にある。もちろん夏のこの時期なので、クーラーをかけた状態で聴くことが必須であるが。なお、環境が整ってきている割にはCDのFLAC化やアナログの取込みは何故か進んでいない。やろうと思えば出来るのであるが、やはり夏の暑さを越えてからにしたいとやや怠惰に考えている次第。さて、これからのオーディオであるが、PCオーディオについては、現時点である程度満足領域に入ってきたこともあり、基本はFLACファイルへの取込みと整理が中心となり、機器やソフトについては、急を要するものはない。全体的な機器としても欲を出せばきりがないが、DACあるいはDG-48辺りが次に狙うポイントくらいか。DACは現在DEQ-2496のDACを使用しているので、できればこれは少しグレードを上げたいと考えている。ただし。DACは価格と音が必ずしも一致していないし、機器を増やすことによる弊害は避けたい。その意味からはDG-48の導入がいろいろなニーズを解決する意味でリーズナブルな選択と思うので、いずれは導入に踏み切りたい。

一方で我が家のメインスピーカーについて、エンクロージャーを何とかできぬかと思案を始めている。さすがに会社に入った年に仕入れた30数年もののエンクロージャーであり、いろいろと手は入れてきたが、やはりそろそろそれなりの箱を奢りたいと考えている。ただし、あまり月並みなエンクロージャーでは敢えて導入の意味がなく、それなりの箱というと表現があいまいであるが、箱としての容積とホーンが収まる形状が基本的に望ましい。その上で、箱のデザインと概観の仕上げ(塗装など)にはこだわりたい。先にインターネット上で販売されていたJBL4344のマホガニーポリッシュ仕上げについては、本当に欲しいと思う。ただし、SONYのユニット用の特注は引き受けてもらえず、さてどうすべきか思案しているところ。もちろんJBL4344あるいは4333などを仕入れて、仕上げをしてもらう、という選択肢も考えられるが、これ以上スピーカーそのものを増やすのは場所から考えるとちょっと無理な話だし、敢えてJBLのスピーカーに戻りたい意向がある訳ではない。基本的な箱の作成と仕上げを別々に頼まねばならなそうな状況もまたハードルである。さて、少し長いタイムフレームで考えた場合、リスニングルームについて手をつけるかどうか、ということが次の検討課題である。年齢的には、やや考えにくい状況になりつつあるのであるが、我が家をリフォームするか、あるいは場合によっては思い切って建て替えるか、というアイデアもなくはないので、建て替え前提であれば、音響的な意識をして、かつ天上の高い部屋を確保するのも全くできない相談ではないと思う。オーディオ的には次には部屋を考えるべきなのかもしれないとつらつら考えている次第。まあ、これもすぐに実現するような話ではないが。


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