GT-2000にFR-64アームを取り付けるための鋳鉄製アームベースを入手した。これはインターネット上にオークションとしてSAECアーム用のものが出品されていたため、その出品者にお願いしてFR-64アーム専用のアームベースを作成いただいたもの。このアームベースは鋳鉄製なので、単体としても結構重量があり、また、しっかりと銀色に焼き付け塗装(?)がしてあるので、FR-64を取り付けた状態が何ともしっくりして大変好ましい。取り付けも思ったより簡単であり、また専用なので、オーバーハングの位置取りもばっちりで精神衛生上もこの上なくベターである。敢えて大胆に云えば純正品のような佇まいもあり、デザイン的にもターンテーブルやその他のパーツと色調やアルミの質感ともマッチングしており、本来このような構成で販売されているべきでは、と思わせる。オリジナルアームはどうもごちゃごちゃとしており、いろいろと調整箇所はあるものの、何となく信頼感に欠ける感じがしていたため、少し悩んだが思い切って換装することとした。しっかりと聴き込んだ訳ではないが、このアーム換装により、アナログの良さがさらに高められたような気配があり、正解であったと思う。なお、針は新たにオーディオテクニカのAT-150MLXを調達し、FR-64用のシェルに取り付けてあるのだが、針が新しいことも音に対して多少の貢献をしている感じがする。とにかくS/N感が良く、高域の冴えが抜群で嬉しい。また、本来は購入予定ではなかったYOP-1についてもGT-2000とセットで調達できたため、さらに安定感に貢献しているという心理的な安心感も大きい。今回の章のタイトルであるアナログの環境については、これにて一応の目途がついたと考えている。この構成でアナログ再生を楽しみつつ、いよいよアナログのFLAC化に取り組んで行きたいと考えている。Audacityによる24bit/96KHzの録音環境も整って来たし、手順等々ある程度消化できた状態となって来たので、いよいよ本格的にアナログのPCへの取り込みをスタートさせようと思う。また、GT-2000のオリジナルアームについては、DP-3000側に移植できるようアーム取付用の板をやっつけにて作成した。こちらは一応取り付け完了、と云うレベルで本来は塗装などもう少し美的にも調整したいところ。これは時間を別途取ってお化粧等のチャレンジの予定。なお、オートリフターは残念ながら使用出来ず、オーバーハングについても取り付け位置のちょっと微妙な距離の制約があり、まあ、音が聴けるというレベルであろうか。
|