オーディオ日記 第25章 アナログ(その6)2010年5月2日


TOP Audio Topics DIARY PROFILE LINK

リビングではクラッシック系のアナログ、パソコン部屋ではJ-POP系のアナログ、といろいろと使い分けて楽しんでいる。ノイズや針先のゴミの問題にはやはり悩まされるが、それに余りある音楽の楽しみがある。GT-2000用にやや苦労して、ホコリ取り用の自家製アームを作った。これは園芸用の4ミリ径のアルミ材をトーンアーム形状に素人細工をしたもの。見栄えはたいしたことはないが、一応使える状態にはなった。さて、パソコンルームのアナログの音もまずまずで、結局新しく購入したAT-150MLXをこちらで使用している。昨日は中古として購入以来、それほど聴く機会のなかったアリスのアナログレコード数枚を結構連続して聴いた。まあまあである。もちろん盤によっては多少ノイズが多く、完璧には楽しめないが、それでもアナログの良さを実感できる。同時代的にはほとんど聴くことがなかったアリスであるが、今聴いてみる限りは好みに合いそうな感じである。パソコンルームのS-955もセッティングがいい加減であるので、この機会に中域、高域の設定を決めてみようと考えている。やはり中域は3dB程度絞らないとバランスが取りきれない。高域は0dBでまあちょうど良い感じであるが。

さて、本日はサイモンとガーファンクルの水曜日の朝午前三時のアルバムから数曲をピックアップし、パソコンルームを皮切りにリビングでのVEGA、ならびにメインシステムでの比較再生を行ってみた。バランス的にはそれぞれが似たような傾向にあり、それぞれに違和感がない。S-955はやはり古いスピーカーの影響か、元気があり、メリハリのある感じ。VEGAは聴き易い中にもアナログらしい存在感が出る。メインシステムでのサウンドオブサイレンスも非常にグッド。なお、メインシステムでCDとの聴き較べも行ってみた。最初は何故か、アナログの圧勝。れれ?特に低域の実在感、高域の押し出し、という観点でCDを凌駕している部分も大。比較用に聴いた同じ曲のCDもGEQだけで、PEQを掛けていない状況ではやはり面白みには欠ける。多少アンプが温まってきた状態では、CDも確かに悪くは無いが、全体におとなしい感じになる。CD再生の場合はやはり三つの山の制度を維持した方が、音に踏み込める感覚が在って良いかと。アナログの場合は多少高域が強めとなり、実在感、音の存在感のようなものに魅力が感じられる。複数のシステムにて、アナログ、CDを真剣に聴き比べをしたことが無かったので、これはこれで楽しめるチャレンジであろうかと。その観点から、最近はアナログレコードを聴く機会も多く、2階のパソコンルームですら、そこそこの音でアナログもCDも聴けるという環境が整ってきたことが何より嬉しいことである。


next back