オーディオ日記 第25章 アナログ(その2)2010年4月4日


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念願のGT-2000を手に入れることとなった。会社帰りに久しぶりにふらりと秋葉原に立ち寄った。もちろんアナログプレーヤなど本格的に探そうなどという意図も無く。でも、中古品があるとしたらここかな、という気持ちで覗いてみたダイナミックオーディオ。一台だけおいてあったアナログプレーヤがGT-2000。アクリルカバーはかなりきれいで、程度は結構良い方かと。オートリフターと外部電源のYOP1が付いている。ちょっと残念なのはアームの一部にアルミ特有の錆が見られること。本体には若干の塗装のはげはあるものの僅かでちょちょいと補修は出来そう。値段的にはちょっと迷うところもあったが、このところアナログプレーヤをオークションでも探していることもあり、半ば衝動買い(?)的に購入した。配送の関係で到着は少し先なのであるが、今から到着後のセッティングその他について、あれこれ考えを巡らしている次第。アームについては現用機のFR-64を使いたい気持ちも結構あり、GT-2000用のアームベースなど早くも物色している。一方でせっかくの純正オートリフター付なので、そのまま純正品のアームを使う手もあるかもしれない。この辺りはやはり到着後試聴してからの検討となろうか。外部電源のYOP1も正直本当にあった方が良いのかどうか現時点では判然としていない。起動、停止が格段にスピーディとなるとの認識はあるが。オークションでは単体でもそれなりの価格で取引されているようだし、敢えて使う必要がなければ、売却という手もありかなと。同様にアームについても純正品で問題なければ、FR-64を売りに出すという考えもあろうかと。この2点をオークションにかければかなりの回収ができるかもしれない、などど、皮算用をしている。久しくアナログは本格的には聴いていないので、さてどうなることやら。

いずれにせよ、これで安心してアナログレコードのPCへの取り込みができるというもの。さて、その後のVEGAであるが、試行錯誤の続きとして、メインシステムと同様に80Hz以下の低域を3~5dB(+5dBは40Hz付近)程度持ち上げてみた。これにより、多少線の細い感じがしていた部分が影を潜め、非常にバランスの良く仕上がって来た。まだ高域にかけて微調整の余地はあると思うが、ボーカル等声の帯域に充実度とすっきり感があってなかなか良いのでは、と自己満足状態にある。メインシステムとの比較ではやはり低域の安定感や音楽全体のS/N感には差があるが、ボーカル領域の所謂「ヌケの良さ」というか、声の通りという点ではVEGAにも軍配が上がる点もちらほらと出て来た。何よりPCからの気軽な再生を小音量で行うには、(電気代のこともあるが?)かなりイケてるかも。ただし、メインシステムとの併設の状態ではCDトランスポートの前とアナログプレーヤの前の場所を占有してしまうため、少々邪魔くさく操作が面倒となる。VEGAを2階のパソコンルームの専用機としてしまうか、サブシステムとして一階に置いておくか、悩ましいところで、まだ結論は出ていない。アナログに再挑戦しつつ、この辺りも楽しみながら結論を出して行こうと思う。


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