オーディオ日記 第23章 迷い(その5)2009年10月12日


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注文から2ヶ月近く経過してもなお、JM Lab Vega2は我が家に届いていない。何度か購入先のショップに問い合わせしているのであるが、輸入代理店(現在はロッキーインターナショナルと思われるが)がツィータをフランスから取り寄せ中、と言うばかりで何ら親展がない。多少イライラする部分もあるのではあるが(お金は既に払ってしまっているので)、まあ焦らずに待つしかないか。

さて、我が家のメインシステムであるが、秋に入り、気温、湿度の関係もあるのかもしれないが、まずまずの音で聴かせてくれている。このところHTPCにてアップサンプリングさせて24Bit96KHzで聴くことが多いのであるが、CDからリッピングしたWAVファイルを4Bit96KHzにアップサンプリングし、これをFLACファイル形式(FLACにすることにより、TAGが編集できるので、ファイルサイズ縮小のみならず、再生アプリに取り込んだ段階での曲名識別も可能となる)した上で、FOOBARで再生させたりもしているが、これが結構良い。アップサンプリングの効果がどのようにして出るのかは不明であるが、全体的に音の鮮度が上がったような気がするし、音圧の感じや滑らかさなど、若干気持ちの部分も無いとは言えないが、よろしく思われる。なお、FOOBARでもASIO4ALLドライバーが使えることも判明したが、こいつはどうもちょっと使い方にくせがあるようで、素直にアプリをスタートさせただけではASIO4ALLドライバーが起動しない。設定のところをいじってあげると起動するようであるが、この辺りは今一操作が不明、安定していないようなところが気になっている。また、MP3ならびにFLACでの16Bit44.1KHz音楽ファイルをHTPC上でアップサンプリングしているが、バッファーをある程度大きくしないと音飛びが起きたりすることもある。このような多少の課題は何とかクリアーはできているのであるが、ちょっと精神的にはよろしくない。

そのようなこともあり、かねてより気になっていたSRC2496を思い切って購入することとした。(思い切って、と言っても16,500円という超廉価であるが、このBEHRINGER社の製品は何にせよ機能の割には非常に安い。というか大概のオーディオ製品が高すぎるのかもしれないが) なお、使用目的は基本はアップサンプリングにある。CDトランスポートのDP-90とDEQ2496の間(ZAOLAのデジタルXLRケーブルを使用予定)に挿入し、CDからの16Bit44.1KHzデジタル出力をDEQ2496に入る前に、24Bit96KHzに変換させてしまう、という想定である。これにより、CD再生においても24Bit96KHzへのアップサンプリングを行うことができるようになる。これが今回のチャレンジのポイントである。なお、HTPCからもアップサンプリングさせずにデジタル出力することとし、SRC2496で24Bit96KHz変換を行う予定。これにより、HTPCでの負荷等の問題がなくなるため、より安定しての24Bit96KHz再生が可能となると考えている。HTPCならびにDP-90のいずれの再生でも24Bit96KHz対応ができるようになることを考えると、まあお遊びとしてはよろしいのではないかと。多少の心配点はアナログ変換までのパスが長くなってしまうこともあり、その点での音の鮮度低下であるが、まあデジタル領域でもあることだし、24Bit96KHz化の効果の方が期待出きるのでは、と考えている。本日注文したばかりなので、到着には数日かかる見込みであるが、最近はあまり新しい機器を導入していないので、何とも楽しみではある。さりとて一方では念願のDG-48の購入は踏ん切りがつかず、その他の機器についても意欲はあるものの、具体化には踏みきれていない。

今日は珍しくCDを中心に午前中音楽を聴いたが、これはこれで結構良いと思わせる。HTPCには手軽さがあるのではあるが、HTPC自体からファンノイズなどが出ること、立ち上げまでに時間がかかること、現状ではFLACではなく、MP3形式のファイルが多いので、音質的にも(今ひとつ?)、などなどこちらはこちらでまだまだベストな環境とはなっていない。いずれにせよ、もはやデジタルが音楽ソースとしてのメインとなっているので、これを我が家の装置で如何にベストに再生させるか、ということに力点を置いて行かねばならない。それもリーズナブルな費用の範囲で。そのため、あまりにも効果な機器については、興味を持っても購入には当然ながら結びつかない。さはさりながら、最近の製品として、FOCALのSCALAというスピーカがかなり気になってはいる。まずはVega2が到着し、それを使いこなした上での将来計画かもしれないが。


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