オーディオ日記 第23章 迷い(その4)2009年 8月 8日


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Vega2の心配点と考えていたツィータ部分であるが、やはりなんと言うか予感(?)が現実となってしまった。購入先から連絡があり、確認したところ、発送前のチェックにおいてツィータの片側から音が出ないとのこと。現時点では修理可能性についてメーカーサイド(日本の代理店経由FOCALへ、であろうか?)に問い合わせをしているとのこと。従い、入手できるかものかどうか定かではない状況にある。先にインターネットで検索したTC120TD5というユニットは形状的にも何となく交換可能のようにも思えるが、単純な修理などが可能なのかどうか、購入先も代理店からの回答がないと分からない様子。当然ながら、購入先では海外でそのユニットが販売継続されていることは情報は無いであろうし。せっかくの積年の想いを実現しようとした矢先であるが、このような事情から結局手に入れられるのか、無理なのかまだ判然としていない。メーカーがTC120TD5を交換ユニットとして位置づけており、それが代理店経由等々で入手できるのか一番ベストなのであるが。もし、「修理不能」というような回答となった場合は、リスク覚悟にて自分でユニットを手配し、交換するという手も残されている。その場合は、ジャンク品的な扱いとして値段を下げてもらわないと困るが、それはこれからの交渉になろうかと。まあ、いずれにせよ発送前に分かって良かったとは思うが、決着がつくまでにはしばらく時間がかかるであろうと考えている。もちろん、一日も速く、とあせっている訳ではないが、見通しがつかない中悶々として待っているのもまあ、一つの楽しみと考えれば良いか。

さて、肝心のメインシステムであるが、PT-R9のレベルを少し(-3dB)落としている。P-102の出力をアンプ側で-3dBの設定とし、トランスアッテネッターで-10dBとしている。SUP-T11は-13dB辺りがちょうど良いポジションであるが、PT-R9のレベルの設定について、微妙なレベルではあるが模索しているところ。合わせてDEQ-2496のパラメトリックイコライザのオン、オフの加減を見ているが、DEQ-2496上ではノイズシェーピンング(オフ)、ティザー(オフ)とした設定でパラメトリックイコライザをオンにするのが取り合えず具合が良いかな、と。まああまり根拠らしいものは無いのであるが。PT-R9はやはり少し絞り目にした方が音楽としては自然な感じなのかもしれない。多分、エネルギーバランス的にはリスニングポイントで測定すれば10KHz以上は落ち込んだかたちになってしまうのかもしれないが、耳当たりの観点からは出しすぎない、ことも一つのポイントかもしれない。また、クラシック系やBGM系の音楽ではそれほどこの設定で高域が丸くなってしまった、という印象も無いので、ちょっとこれを継続してみようかと。せっかく買うつもりになったVega2が来ないので、メインシステムにて遊んでいるとも言えるのであるが。このメインのシステムも時として気に入らない音を出す時があり(今はこの文章を打ち込みながら聴いている状態では全く不満は無いが)、やはりDACについて検討しなければならないと考えている。HTPCにてアップサンプリングしたものをDEQ-2496のDACを現在は使用しているが、DAC単体としてDEQ-2496がベストは考えていない。なお、最近はWAVから24bit/96KHzにPC上でアップサンプリングしたファイルを再生(ソフトウエアはFOOBAR2000を利用)させたりもしている。あらかじめ24bit/96KHzにアップサンプリングしたファイルはかなりの容量になってしまうので、すべてこの対応を行うことには無理があるが、音質的には「気のせい」とは云えない良さもあり、DEQ-2496もこの再生レベルであれば、ほぼ不満はない。従い、この手の対応にもさらにいろいろとチャレンジしてみたいところ。

DACについては、24bit/192KHz対応とアップサンプリング機能がついている機器が望ましく、インターネットでいろいろと検索している次第。 バークレーオーディオというメーカーにプロ用に近く、食指の伸びる製品があるが、95万位ととても高い。せいぜい20万くらいのレンジとは思うが、そのクラスではBRYSTONというカナダメーカーのBDA1という機種。ただし、日本では販売されていない。あるいはNorth Starというイタリアのメーカー。イタリアというのが何とも、であるが、評判はそれなりに宜しいらしい。その他にCHORD(英国製と思うが)にもえらく評判の良い製品があるがこれも値段は結構高く、まあ買おうというレンジの製品ではない。BRYSTONにしても、North Starについてもおそらく日本での試聴ということは難しいかもしれないので、音も聴かず海外に注文をかける、という訳にも行かぬであろう。なお、イコライザ機能とDACの組み合わせとなると、これはさらに選択肢が少ない。DEQ-2496とDG-48は既知としても、それ以外の機器となると恐らくはプロ用のデジタルイコライザ関連機器となってしまうであろう。その意味でDG-48にアップサンプリングの機能があれば、と考える。次の世代の製品では間違いなくAccuphaseもアップサンプリング機能を搭載するとは想定できるが。


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