オーディオ日記 第22章 新たなる旅立ち(その10)2009年1月26日


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DG-48の自動補正データをDEQ2496に移した設定にて、微妙な調整を行っている。多少低域が膨らんでいる傾向があるため、まずは63Hzから100Hzあたりをわずかに下げてみた。バランス的にはこの方がベターかな。また、全体に滑らかさはあるのだが、もう一息の透明感も欲しい気がして、クロスオーバー周波数もトライしてみようと思い立ち、やや大きく設定を振る意味で800Hzからいきなり500Hzに変更した。クロスオーバーを下げるとやや透明感が増すことは経験済みであるが、中高域とのバランスが従来はいまひとつ取れず諦めていた設定でもある。ところが、今回のDEQ2496のセッティングとは相性が良いようで、何となくピタッと来ている。なお、サウンドカードについては、SE-200PCIを新たにオークションで手に入れ、HTPCにはこちらをセットしている。サウンドカード自体の差については、現時点ではあるのか、無いのか、まだちょっと分からないのであるが。特に昨日、今日はボーカル系を中心に聴いてみたが、いずれも低域が充実、声の帯域にもそこそこ柔らかさと透明感が出ているように感じている。ただ、録音レベルが高すぎる音源については、ちょっと?の感じが出てしまう。この場合はPC側(Sound Deck)で出力をコントロールすることにより、ベストポジションがうまく探せるようだ。かぐや姫やらさだまさしやらをずっと聴いてみたが、この辺りのボーカルには非常にマッチするセッティングとなっていることを再確認した次第。逆に「録音良さげ」的な音量を上げすぎているソースはそのままではやや美味しくない。どうも絶対的な音量とのマッチングによって感覚の差があるようだ。従来はやや音量大きめの方が良いように感じてしまう部分もあったので、この辺りの微妙な点はさらにこれからいろいろなソースを聴いた上で、確認と調整をして行きたいと考えている。いずれにせよ、相当いい感じ、ということがありがたい。

なお、SE-150PCIであるが、こちらは早速2階のPCに戻した。ちょっと試行錯誤があったが、VISTAでも96KHzのアップサンプリング再生が可能となり、ホッとした次第。ただし、Sound Deckのイコライザ機能はVISTAでは使用できず、現状はWINAMPのイコライザを使っているが、こちらはちょっと適切な設定が(画面が小さすぎて)出来ているかどうか微妙。なお、WindowsXPではSound Deckでのイコライザ使用が可能なので、OS環境によって、設定がちょっと違う、という状況になってしまった。また、Sound Blasterの方はもう不要と思い、早速オークションに出したところ、すんなりと落札されてしまった。ノートPCでの再生を考えると、まあ取っておいても良かったかな、と思いつつも環境がいろいろとありすぎる状況なので、結局は使用しないかも。さて、2階の環境での再生であるが、S-955のスピーカーの性格(?)がもろに出るような気がしており、何とも押し出しが強い音になる。本来的にはもう少し柔らかい音が出ないものかと思うが、これもスピーカーの特質かもしれない。イコライザ設定にてどこまで好みに近づけられるかどうかは微妙ではあるが、こちらもちょろちょろとトライをしてみようと考えている。

まあ、いずれにせよ、ほぼ必要な環境は揃ってきた、という感じか。なお、サブ用のスピーカーとしてフォーカルの小型のものが欲しいと、つらつら考えている。カーステレオ用のユニットのみを仕入れて箱を自作する、出来合いのものを買う、プロ用のアンプ内臓の機種を買う、という3つの選択肢が今のところ考えられるのであるが、プロ用の奴が値段はそこそこであるが、2階のPC用にも転用できるので、もしかすると一番使い道があるかも?と考えている。やはりS-955はある意味時代を感じさせる音であり、決して悪くはないとは思いつつも、やはりここはフォーカルにチャレンジしてみたいと考えている次第。はてさて、こちらの結末はどうなることやら。DG-48の導入計画はまだまだ先になりそうだし。


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