オーディオ日記 第22章 新たなる旅立ち(その1)2007年7月15日


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思えば随分と永らくオーディオと付き合って来たような気がする。当然ながらまだまだ終る旅ではないが、今回は「新たなる旅立ち」をテーマとしていきたい。ひとつは現行の機器のセッティングに一応の目途がついたような気がすることにある。CDホーンのイコライズを自然なカーブをベースに対応してきたが、多少の錯誤の上で、中域を逆相としてみるセッティングに落ち着いた。元々はホーンのイコライズにある程度の成果を見たので、クロスーバー周波数の見直しを行ったことに端を発している。500Hzから試してみたところ、中域のみ逆相とすることがベターであることを再確認し(ここはやはりセオリー通りか)、500Hzは透明感が出るのではあるが、やはりいまひとつボーカル帯域の充実を求めるとなると650Hzが好ましく、こちらに落ち着いた次第。イコライザーをはずしたり、中域のレベルを変えたり、高域のこちらもクロスオーバー周波数を変えたりといろいろやってみたが、結局高域は20 KHzで変わらず。イコライザカーブも微妙に修正し、低域、高域とも少し控えめの味付けとしたが、結局位相位しか変化と云えるポイントはない。もちろんその時の気分で結構ベストポイントは揺れ動くのではあるが、まずまずの完成度と云えるであろう。 

さてもうひとつは念願であったプラズマテレビの購入である。これはフルハイビジョンパネルの50インチ。これをセッティングするためにアンプ類のラックを作り直した。一挙に二つのラックをしつらえるのは結構骨の折れる作業であったが、一日で何とかやっつけた。アンプ類の配置を予め考慮し、高さと幅をぎりぎりに抑える設計とした。おかげで見た目は結構すっきりとしており、さすが50インチのプラズマは大きいがそれなりに収めることができた。やはり50インチのプラズマは迫力があり、これで見るStar WarsやWindなど永らくの夢を叶える見栄えである。また音のほうも完成されつつある状況にて、本当に映像に没頭できる。また、ラックが低くなった分、スピーカー周りの空間に余裕が出来、これが多少音にも好影響が出ているように思われる。従来映像系についてはそれほど気にしてこなかった経緯があるが、やはり従来のブラウン管テレビとフルハイビジョンのプラズマでは映像に雲泥の差があり、本当に引き込まれる。多少贅沢かな、思いつつの購入ではあったが後悔はなく、むしろ映像の良さと大きさに感激している次第。あまりDVD等は購入して来なかったのであるが、これを機会にして、これからは映画や音楽の映像系にも展開を図ろうかと考えている。

また、今回のプラズマはRGB入力の端子があり、パソコンからの出力を非常にきれいに表示することができる。これは、デスクトップPCのCPUやマザーボードの交換(DUAL COREにしたかったため)によって余ったセットを利用してホームシアターPC(横置きの結構モダンなデザインの筐体で、キーボード等を付けなくてもリモコンで基本的な操作が可能。多少操作は面倒だが、定型的な操作であればあまり問題がない)を作って有効活用を図ったことによる。基本的にはiTunesによる音楽再生と写真の再生の専用としているが、プラズマにより文字の表示もクリアーになり何より写真自体が非常にきれいに表示される。あまり解像度は上げず800 X 600の解像度としているが、それでも結構満足できる。今後さらにフィルムで持っているものを全部パソコンに取り込む予定であり、多少手間暇はかかるが、まあ暇を見ながらぼつぼつやろうと考えている。いろいろな意味で、現行ピュアオーディオにもひとつの目途が付き、これからは新たに映像系にもチャレンジしていくことになろうか、と考えている次第である。


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