DCX2496というデジタルチャネルデバイダに続き、SRC2496という製品がBEHRINGERから出されており、これも結構興味を引く製品となっている。(まあ、実売17,800円とすごく安いせいもあるが)現在のDEQ2496の接続については、光入力が一系統しかないため、DVDとMDを都度接続切り替えしなければならないので面倒くさいこともあり、入力セレクタ的にSRC2496を使用できないか、と考えている。DCX2496についても相当面白そうなのであるが、使いこなすには6チャネルのボリュームが欲しいので、ちょっと躊躇している面がある。通常のアナログのデバイダと同様にプリとメインの間にアナログ接続で繋ぐのでは面白くないし、S/N的にも心配である。S-955は3WAYマルチでも使用できる構成なので、DCX2496を購入し、サブシステム側をマルチ化する案もないではないが、さすがに、メインシステムのみならず、サブシステムまで3WAYマルチにするのはいささかやりすぎかもしれない。アイデアとして考えているのは、DCX2496にデジタルで入力し、出力をアナログで取り出し、6連ボリュームにより音量コントロールしてS/Nを稼ごうというもの。インターネット上にはDCX2496やSRC2496の使用について記載されているホームページが結構あるが、やはり低価格であるが故にS/Nについては多少割り引いて考えねばならなそうである。しかしながら、Accuphase F-20も決してS/Nが良いとは云えないので、これはチャネルデバイダの宿命かもしれない。このあたり、いろいろと思案しており、場合によってはDC-91を使わず、このBEHRINGERの各シリーズのD/Aコンバータを使う、という選択も視野に入れている。まずはD/Aコンバータの実力がどの程度が把握するため、DEQ2496のアナログアウトをC-290Vに入れて試聴開始。なかななメリハリがあってボピュラー系には問題なしという感じ。一方、DC-91は何か冴えない感じがした。AES/BSUの他、光にも変えてみたが、印象は同じ。DEQ2496を介さず、HPC接続にするとこの冴えない感じは解消される。いろいろと試行錯誤してみた結果、ティザーおよびノイズシェーピングをOFFにすると、格段に良くなることを確認。また、GAIN設定もマイナス2~3dBとしていたが、これも0dBが良いようである。この結果、AES/BSUによる従来通りの接続でも冴えない感じはなくなり、非常に良い印象となった。
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