オーディオ日記 第20章 NEXT CHALLENGE(その11) 2005年7月3日


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さて、2階のパソコンルームの音楽環境を何とか改善しようと思い、いくつかの作業を実施した。まずは環境整備の出発点として、パソコン自身の静音化である。これは電源ファンなのか、CPUファンなの完全には当たりがついていなかったのであるが、まずは電源からオークションで落札した。12cmファン付のもので、落札価格は1,980円と新品であるにも係らず大変格安であるが何とこれが大正解。圧倒的にファインノイズが小さくなり、パソコンから音楽を聴くことに集中できる環境となった。これに勢いを得て、CPUファンをパソコン工房に注文した。これも確か1,780円程度ものであるが、8cmファンが付いており、こちらも全速回転時の音は今まで使用していたものかなり小さくなった。おまけに冷却効果が高いようで、夏に向かっての時期でありながら、従来よりもCPU温度が低く保たれるようである。

これに勢いを得て、パソコンルーム用に泣く泣く?E-302を引っぺがしてしまった。パソコンルームではE-302への入力にパソコンと旧DVDレコーダー、出力はS-955とB&W Solidである。B&Wの方は今までのヤマハの卓上用に買えて、モニターの左右に配置した。これで、入力切替及びスピーカ切り替えが自由に行えるし、部屋としても静かになったので、非常に良い環境になったと云える。最近はインターネットラジオをiTunesで聴くことも多いので念願の環境が整ったことは何よりである。やはりB&Wの方がヤマハより落ち着いた音がするかな?という感じ。 また、S-955についてもE-302に変えたことにより本来の表現力を取り戻しているか、と思われる。まあ、それほど真剣に聴くことはあまりないかもしれないが、テレビ等が占有されていたりする場合にはこれだけのサブシステムがあると何かと便利である。

一方、メインシステムであるが、E-302の代わりが入手できた訳ではないので、システム変更をせざるを得なかった。P-360を左右の低域、中域用に振り分けて使用し、P-102をアンバランス接続にて高域用に使うというアレンジである。P-360をブリッジから戻してしまうと、何となく音の力感、安心感が薄れてしまうようなところも出てくる。これは仕方ないか。SUP-T11のレベルは戻さざるを得ず、現在は-13dBと設定している。リボン側はレベル設定できないので、従来のままであるが。さて肝心の音であるが、やはり少し、低域が寂しくなるような気配があり、その分高域が強まったというか、エコー感が増したというか、そのような印象となる。本来であれば、ブリッジのまま使い続けるか、強力なアンプへのリプレースが望ましいわけであるが、なかなかどうして適当なパワーアンプの調達ができず、想定通りにも行かないものである。昨年は会社の業績が良かったので、今年の賞与についてはそこそこのものがいただけている状況なので、今今は資金がない訳ではないのであるが、いろいろなことを考えると「超高価」なものを買いたいという気にはなりにくい昨今である。


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