オーディオ日記 第18章 彷徨(その7) 2002年10月24日


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リボンツィータのダブルスタックのチャレンジが続いている。この構成は予想を越えて良く、もはや変更できない感じである。特にクラシック系の微妙なニュアンスの表現は抜群であり、空間のイメージの再現は一台の時よりもかなり良くなる。これは単に音圧ということだけではなく、振動板の面積も必要と云われていることがあてはまるのであろうか。さて、このような状態のため、できればPT-R9をもう一セット購入したいという意向が出てきていた。インターネット上にパイオニア純正ネットワークのDN-8Pとのセットで出物があったので、タイミングとしてはちょっと痛いのではあるが、思い切って購入する手配とした。おそらく今週末位には届くであろう。従い、やっと拾い物のPT-R7Yは本来のS-955にお返しすることが出来る。今回はネットワークもセットなので、自作のものよりは見栄え的に良くなるので楽しみである。また、クロス-バー周波数も12、16、20KHzと選択可能なのもうれしい。いろいろ遊べるのではないだろうか。

さてダブルスタックによって高域が抜群に良くなってきたため、これに見合う低域ということでまた欲が出てくる。SUP-L11に変えてからボーカル帯域の表現はベストなものの、最低域の押し出し、ゴリっとした感じには若干の不満がある。もちろん、映画等の場合はBERINGERの新兵器(DUALFEX PRO EX2200)を入手してあるので、これのBass Processorが効果的であるが、オーディオ的に考えた場合やはり心理的にはこの機器を使わずに最低域を良くしておきたい。ということで、具体的にチャレンジしたいのは低域用のP-360のBTL接続である。これは今までも何回か挑戦してきて、低域の改善にそれなりの評価ができている。このBTLにより、僅かの不満である低域、特に必要な時の盛り上がりをパワー的に期待したいと考えている。ただし、当然ながらアンプの台数が足りなくなる。そこで、高域用のそれなりのアンプを格安にて調達できないか探している。もちろんヤマハのアンプでテストはできるのであるが、やはりグレードの問題もあり、多少古くてもそれなりのアンプを考えたいし、あまり大きなものはスペース的にもう置けない、という現状がある。いざ、探すとなるとあまり適当な機種が無いのも事実で、小出力でも良いから薄型を、ということになると結構限定されてしまう。プロ用のパワーアンプであれば相当安く(新品で25,000円程度)調達できるのであるが、デザインはまあまあ悪くは無いが、多少無骨なのと、リボン用と考えた場合パワーがありすぎるのもちょっと困っている(当然消費電力も大きく、冷却用のファンまでついているので、ちょっと使いこなしが難しいかもしれない。また入力はXLR(例によって2番ホットという厄介な奴)かあるいはフォンジャックになってしまう)まあ、気長に探していくしかないが。それまではダメ元でヤマハにてチャレンジせざるを得ないので、今週末にでもやってみようと考えている。

さて、もうひとつチャレンジしたいのはS-955用のアンプである。ニス塗りなど塗装なども終わり、さらに今回のPT-R9の追加によりリボンツィータも戻せる目処がついたので、2階のパソコン部屋で安心して音楽を聴ける体制としたい。特にリビングにてテレビを家族が見ている場合はパソコン部屋で、という選択肢が必要となっている。現状はPCからの再生のみだが、やはりPCの場合はノイズが大きいし、スタートアップに時間がかかるので、あまり手軽とはいえないためである。構成としては使用中の格安のDVDプレーヤをCD再生用に用いることとし(このため、別途SACD対応のDVDは買い直さねばならないが、これもSACD対応の比較的安い機器が出てきているのでいずれ何とかなるであろう)、PCの電源を入れずにCDが聴ける環境としたい。さてそのためにはプリメインアンプが必要であるが、比較的古いプリメインアンプであればそんなに高価ではなく、購入できる可能性がある。まあ、アキュフェーズ辺りの昔のやつが手に入ればベストなのだが、やはりアキュフェーズは比較的入札者が多く、手に入りにくい様子。その他にはLUXMANだのという手もある。そのためなこちらもYAHOOのオークションにてチャレンジを継続する予定。比較的きれいで完動品となると、結構値が最後には上がってしまうのが難しい点ではあるが。適当なプリメインアンプが購入できれば、スピーカーケーブルなどもそれなりのものを用意しようと考えている。これにより、S-955の実力が発揮できれば、そこそこ「拾い物」であっても聴けるのではないかと期待している。


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