オーディオ日記 第17章 飛躍(その11) 2002年7 月31日


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現状の構成、設定においてボーカル域より上はほとんど完成の域に入っているのではないかと思える。唯一最低域の部分に何となく量感に欠けるような気がしてきている。もちろん質感は高く、音量を上げればそれなりのマッシブさも出て快感であるが、ゴリゴリ、モリモリっとした低域ではない部分がある。この辺りはDG-28による低域補正を止めたことによる影響か、ユニットを変えたことによる音の違いか、現状はほとんど一緒に対応してしまったので、判断がつきかねている。もともと箱の容積が小さいので、低域に落ち込む部分があるのだが、箱をかえれば多少なりとも量感が補えるのか、興味のあるところである。現在の箱は特にダクトチューニングを行っていないので、その部分のハンディもあろうかと思う。クラシック系の楽器の数が少ない音楽については全く問題となってはいないが、ポップス系その他で強めの低域が欲しい音楽の場合、多少「薄い」気がして今一息を期待したくなる。かと云ってブーミーさが出てきては元も子も無いので、この辺りが難しい点である。 現在、箱の背面に相当量の吸音材?を配置してあるので、この辺りを撤去ないしは量を減らすことにより対応できる可能性もある。また、砂による低音の引き締めを狙っているので、その辺りの影響が出ているのやも知れず。一番良いのは、ダクトチューニングを行った、容積の大きい(基本体には200リットルクラス)箱に変えることであると思うが、それなりの箱をオーダーして入れ替えない限りは比較できないので、思案の為所である。また、現状の音を所謂ハイエンドの音と比較して、次のステップを模索する手もあろうかとも思う。最近は如何せん暑くて、きちんとクーラーをかけないと、真剣に音楽を聴く状態にはなれない点が辛いところである。せっかく購入した大量のMozartのCDもまだまだ一部分しか聴けていない。


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