オーディオ日記 第16章 新たなる模索(その4) 2001年 9月 7日


TOP Audio Topics DIARY PROFILE LINK

前回に引き続き、高域をなだらかに減衰させた設定に低域のファット感を出さないような調整を加え、さらに2KHz周辺(その少し下)をわずかに上げたなんとも微妙な補正を実施しているが、ここまできたらもはや全てを忘れて音楽に没頭するしかない。ボーカルの定位、小音量時でもやせない低域、マッシブな最低域。それでいて失われないプレゼンスと浮揚感。なによりありがたいのは声の自然さ、いやみの無さ。従来多少聞きづらい部分があると思っていた中島みゆきも改めて堪能できる。その上、多少音量を上げても全く違和感やうるささがない。本当に紆余曲折でたどり着いた現在。またすぐに変わることはわかっているが、せめて今年の秋の夜長は(ヨットで?)疲れた体と(仕事で疲れた?)心を我が家の「音楽」で癒したい。良い音、自分の心の中の理想とする音を追い求めてここまでたどり着いた。これが自分にとってベストなのか、到達点なのかまだわからない。ただし、現状の機器構成においてはひとつの終着駅とも考えられるセッティングとなった。ひたすら音楽を楽しみたい。

そうは云っても音楽を聴いている頭の隅で、次はこうしよう、ああしよう、というアイデアや希望が絶えることがない。これがオーディオ道かもしれないが。 そう考えれば、まだ、やるべきことはいくらでもある! 決して終着駅ではない。 細かいところでは、まずは2402Hのハイパスフィルターを仮の状態ではなく、アクリル版など使用したきちっとしたものにしたい。箱についても砂の充填が完璧でないし、バスレフとして空気が抜けない密閉状態に仕上げなければならない。こんな簡単(だけど手間がかかる?)なところからまだまだ手をつけていかねばならない。高域ドライバーの選択、ウーファーの選択、BTLを視野に入れたA-20Vのようなアンプの追加。あるいはP-102のリプレース。いやいや低域アンプはP-1000だという声も。SACDだって考えねば。AVとの連携によるDVDや大画面(今はプロジェクターより平面テレビ?)の導入だってこれから。欲を云えばDP-90~DG-28~DC-91の接続も全てSTリンクケーブルにしたいし。(そういえばこのDIO-STカードは新宿のテレオンに売っていたっけ?)遊びでドームユニットを使用した小型スピーカを作ってみる手だってある。 遊びの種はつきまじ、だ!!


next back