オーディオ日記 第15章 耳がよくなけりゃすべては(その1)2001年 5月14日


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何とも単純な配線ミスに気がついて気落ちしている。 

おそらく3月7日にBTL接続から元に戻して、アッテネッターの使用やクロスオーバーの変更など一連の作業を行った時に誤ったものと思われる。 ああ、ずっとこの間違いのまま音楽をきいていたのかと思うと自分の耳の悪さに愕然とする。2450Jにアッテネッターを挿入したときにアッテネッターにてプラス、マイナスを間違えて結線してしまっていたのだ。これでは定位も減った暮れもあったものではない。自分のミスとは云え、それに気がつかない耳の悪さに自己嫌悪である。 
ただし、これを発見する前後から低域の改善をDG-28にて試みており、これが功を奏しつつある状況であったため、トータルでは現状納得している。さて、それでは現状の設定はというと、クロスオーバーは650Hz。いつも悩みが深いポイントであるが、最低域の設定が比較的うまくいっている状況から再挑戦。2450Jの繋がりのあたりでの問題特になし。 DG-28による低域であるが、100Hz以下をわずか上昇させ、特に20~50Hz辺りは2dBくらい持ち上げている。これが結構マッシブな低域の量感をもたらし非常グー。低域の重心が下がり、音楽としての安定感が増している。クラシックでもジャズでも、ポップスでもいずれでも良い効果をもたらしているようだ。
さらにアッテネッターははずした。残留ノイズの問題等いろいろあるがやはりダイレクトの結線が音のマイルドさと鮮度感の両方からベストと思われる。 残留ノイズは全くゼロではないが、特に大きく気になるレベルではなく、むしろ全体としてプレゼンスの改善効果が顕著。レベルは2450Jが-16dB、2402Hが-15dBの設定にてちょうど良いくらい。 ボーカルの定位は先の配線ミスを直したので当然かもしれないが、良く定位し、これなら納得できる。また、高域のプレゼンスもとても気持ちよい。 

そうだよな~、我が家のシステムの実力はこれ位あるはずだよな~、という感慨にふけってしまう。この構成ではアナログもとても素直で気持ちよい。 人間贅沢なもので、これがこの位よければ、次にああすれば、こうすれば、もっとよくなるのではないかといろいろ創造してしまう。BTL接続(アンプがもう一台必要だ)、リボンツィータの導入(買わなけりゃ)、ウーファーユニットの交換(憧れのSUP-L11)などなど。 また、アナログがこれだけ気持ちよけりゃ、カートリッジを買いえ替えてもよいかななど(オロトフォンのコントラプンクト)。
そういえば、オーディオのミーティングルームにてスタントンのデジタルアウト付アナログプレーヤの紹介があった。これを購入し、パソコンに一度取り込み、CD-R化するというのもやりたいね。また、アナログについてはレコード自体の置き場所が無いので、閉じ込めているが、新たにケースを自作しても良いかななど。 いずれにしても、もっと耳を磨かなけりゃ。


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