オーディオ日記 第14章 音の彼方(その7)2001年 3月13日


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DG-28の問題に端を発して、若干の構成を変更を行った。

ポイントはF-20の接続順番。まず1台目で高域をとり、2台目から低域と中域をとる。 どうもこの方が高域のプレゼンスが上がるような気がする。 また、合わせてクロスオーバーも650Hzから500Hzにしてみた。 従来よりこの部分はなかなか確定できていないのであるが、どうも500Hzの方が今回はすっきりした高域(及びプレゼンス)が得られるような気がしている。 ただし、DG-28をはずしているので、若干低域に膨らみあるいはクセがあるような印象もある。

F-20の接続順番についても悩みの多い箇所であるが、今回はDG-28をはずした状態でどの程度の高域の滑らかさや自然さが得られるかのチャレンジである。全体として弦の高域にフォーカスした場合、この設定が適切なようにも感じられる。ただし、低域についてはそのままではどうも少し問題がある。これをDG-28にて対応するような再調整はまだ行っていないので、これを実施すべきがどうか、やるとしたらどうやるか、が次の課題である。つまり、高域の自然さやプレゼンスを失わせること無く、低域の特性をフラットに出来るかどうかがである。 比較試聴においてはSTリンクケーブルによるトランスポートとDACの直接接続の方か音においしさがあるし、何となく定位感も良い。DG-28をいれるとわずかであるが音のおいしさが失われるような気がしてならない。 かと云って、低域は改善したい。 でも低域にのみDG-28を入れるためには一度A/D変換をさせる必要があり、これはどうしても避けたい。 1~2KHz以上をDG-28でフラットにしてしまう設定も考えられなくはないが、これで全く高域に影響を及ぼさずに済むのか、不明。 これはまずやってみるしかないであろう。もし、本格的にDG-28をはずすことになるのであれば、低域のユニットはSONYのSUP-L11に変更したいところ。同ユニットのボーカル系の評判が良いので是非試してみたいところである。箱の容積は確かに不十分であるが、これはいずれ改善ということで。


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