オーディオ日記 第13章 感涙のオーディオ、その先は (その3)2000年 6月29日


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結局アキュフェーズのサービス担当に電話をして、DP-90、DC-91とも修理を行うよう手配した。DP-90についてはオーディオユニオン経由。レーザーピックアップの交換となれば、45,000円位の費用かかると。一応これは保証期間の範囲で対応してもらえると考えている。確かに年数からいうとピックアップの寿命かもしれないので、タイミングとしてはラッキーかもしれない。同時にインバータからのノイズも直してもらう予定。
ただし、これは相当問題のある部品のようなので、ちゃんと直るか不安もある。同時にということでDC-91のインバータノイズも対応してもらうべく送付した。今までの経験からいうと3週間近くかかってしまうだろうか。それまでは手元設備で我慢するしか方法がない。PS/2からMDにデジタルで接続し、MDのDACを使用する構成としている。何とも使いにくくて困ってしまうが、聴けないよりはまし。

さて、肝心の我が家のシステムの音であるが、DP-90とDC-91がない状態では最早評価できない。上記の構成で何とか聴いてはいるが、満足できる音ではない。修理から直ってきたら、また、あの素晴らしい音に戻ってくれるのか不安はつきない状況である。さてそうは云っても何もしない訳には行かないので、何とか現状でより良い音を聴きたい。特にこのところ、大部CDを買い込んだので(CDNOW経由の輸入も含めて)これを楽しんで聴ける環境としなければならない。 なお、この状態ではやはり高域が不満足で多少の音の硬さが感じられてしまう。従い、アッテネッターのレベル設定を高域、中域をともに下げる(-1dB)ことでバランスを取ってみた。DP-90の不調?に絡んで気になっていた高域の透明感についてはこの設定では再現できず、アッテネッターをはずしてしまう対応を行っている。やはり多少ノイズが気になるようになるが、さて、結果はどうなんだろうか。若干はアッテネッター無しのダイレクト接続の方が音の奥行が出ることは間違いないのだが、音自体が元に戻るほどでは残念ながら、ない。まあ、当然といえば当然かもしれない。CDトランスポートとDACの音の違いをいやと言うほど思い知らされてきたのだから。なお、F-20のレベル設定は高域-13dB、中域-15dBでアッテネッターの場合と同様としている。

次なるアクションとして考えているのは高域ドライバーの交換である。2402は高域のエネルギー感はあるのだが、どうもそれが強すぎるような傾向があり、また、実際の高域限界は16,000Hz程度である。 これを2405Hに交換することにより全体としての高域の伸びと透明感のアップに結びつけられないかという考えである。このユニットであれば、2個で50,000円程度でサウンドハウスから購入可能と思われる。能率は105dBなので多少2402より下がるが、2402は3WAYマルチの完成以前に2450Jとの能率バランスを考慮して導入したものなので、現在のシステムでは問題ない。逆に能率が下がることによってノイズの影響も小さくなると推定されるメリットも出てくる。(約5dBなのでまあ、それほど改善が顕著とも考えられないが)おそらく2402Hは一つ10,000円位の下取りではないかと想像される。(もう少し安いか?)まあ、購入価格が2,2500円程度だったと思うので、仕方ないかもしれない。とすれば、実質、30,000位で購入できることとなり、チャレンジ可能ではないだろうか。 ただ、ユニットのデザインとしては2402の方がカッコ良いことは確かである。これ以外としてはエール音響(めちゃくちゃ高い、能率も高すぎる)かパイオニアのリボンツィータが候補であるが、これらのユニットでは全体としてはうまく溶け合ってくれない危険性がある。一応売却価格と購入価格をノッキングしてみようかと考え始めたところ。


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