オーディオ日記 第13章 感涙のオーディオ、その先は(その1)2000年 6月13日


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高域のイメージを広げるため-13dBから-12dBへマイナーなレベル変更をした。高域が良く拡散するようになり、しばらくはこの状態が続いている。中域のローカット側も-18dBに戻した。特にどうということではないが、こちらの方が若干の定位の良さを感じられる。

さて、この間の日曜日は天気が悪かったため、一日中オーディオ三昧したが、本当に何を聴いても納得できる音で(これはLDでも、アナログでも同様)、ああっ、ここまで来たのか、と感涙ものである。低域から高域までアンプが良く暖まった状態であれば、すべてバランス良く出てきて、聴きづらさなど微塵もない。クラシックのバイオリンの音もリアルであるが伸びやかで非常に心地よい。モーツアルトの弦楽五重奏は従来少し難しいソースであったが、何のその。非常に美しく、かつ音も迫ってくる。透明度も充分。現状はすべてがバランスした状態なのであろうか、どのソースも録音のコンセプトや違いが良く分かるが、特に録音上の問題が感じられるという再生音ではない。従来はやはりソースによっては満足どころか、不満いっぱいのこともあったのだが。 大音量でも崩れず、小音量でもリアリティを失わない。 思えば遠い道のりであったかもしれないが、今ほど音楽が楽しめる環境はない。


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