オーディオ日記 第11章 挑戦はつづく(その3)200年 4月26日


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ブリッジ接続による低域の駆動力は捨て難いものがあるが、ヤマハのアンプでは2402Hをどうも駆動しきれていない気がする。 また、アンプの音質が不十分なため、高域の音の鮮度に問題がでてしまう。 などなどから当面はブリッジ接続はあきらめざるをえないという結論になり、構成を変更、元に戻すこととした。

ブリッジ接続構成を維持するためにはもう一台パワーアンプが必要となってしまうので、どうも現実的な選択ではないように思われる。通常の接続に戻すにあたり、より高域の自然さを求めて、P-360にて低域、中域のパラレル駆動とし、高域はP-102を当てC-290Vに附属してきたAccuphaseの高品位?アンバランスケーブルで接続した。 バランスケーブルが従来サウンドハウスの安い奴を使用していたためかこちらの構成では結構高域の抜けというか自然さが出たような気がする。これはどちらかといえばバランス、アンバランス接続の問題よりもケーブルの差のような気がするが。もう一つのポイントはクロスオーバー周波数を650Hzとしていること。中低域の分割周波数についてはいつも悩むポイントであるが今回あえて500Hzではなく650Hzを選択した。これはボーカルの帯域を充実させたいという狙いによる。この分割周波数とトランスアッテネッターの使用の是非についてはかなりの試聴を繰り返さないと結論が出難いと思うので、じっくりと取組んでみたい。特に低域の多いソース及びオケで判断しないと結論は出難い点である。

いずれにせよ、P-102を高域駆動用としてアンバランス接続としたのは何となく正解のようである。結構艶やかな音の方向に変化したと感じている。なお、トランスアッテネッターの使用によるS/Nの改善は顕著であるため、なかなかはずしにくい状況になってきてしまっている。それなりに満足できる状況にはなってきているのであるが、今一歩を求めると結構改善が難しく、改悪になってしまうケースの方が多くなってしまうようになっているのかもしれない。
(今回の設定データ)
1)Cross Over 650Hz 7Khz
2)Slope -18dB/Oct -18dB/Oct
3)Level -14dB -12dB by Trans Attenuator

なお、今後の課題と考えられるものは以下の通り。どちらかといえば小改善レベル。微妙な部分を少しづついじっていくことになろう。
・ケーブル関連
インターコネクト : DC-91とC-290V間を第一にF-20、P-102間のバランスケーブル手配
デジタル : ST-Link接続の前提で(CDトランスポート必要だが)
スピーカ : 繋ぎスタイルの解消や長さ合わせ?接続端子部分の処理をしっかりとする、など。トランスアッテネッター使用の有無
・アンプ関連 : 各アンプの役割分担、構成の確定 (基本はパラレル接続、 3台構成で行く)


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