オーディオ日記 第9章 至福の時(その4)1999年 8月日付不詳


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スピーカーボックス背面に貼った防振材がどんな影響(良く?悪く?)をもたらしているか試行錯誤してみたが、チエックCDだけでは判断がつかなかった。通常の音楽を聴く場合は、それほど違和感がないとも言える。(TBMのアナログレコードは昔から低域再生が難しいレコードである事は間違いないのだが) この低域を押さえる方法としては、グライコの挿入があるが基本的にはこのグライコはもう使用したくない。逆に低域を落しすぎてしまったら、その他の音楽がつまらなくなる可能性がある。

なお、スピーカを多少前面に出して、裏側への漏洩音を確認してみたが、それほど大きいレベルにはなっていない。 そういう意味では効果が上がっているとも考えられる。やはり、あまり奥まった位置にセットしては行けないのだろうか。全体としての静けさや、エコー間はクーラーのファンノイズなどが大きい時期なのでそれほど鮮明には差が出ていないが、夜が深まり、条件が良くなってくるとやはり、良いものがある。

さて、このチエックの仮定で100Hz前後の再生をしている時に、非常に強い付帯音が発生しているのを発件した。 これは、F-20でも箱の影響でもないことを確認したが、今一つ原因が不明である。 CDの再生音の段階でこのビビるような付帯音が発生しているようだ。CD - MDからこの100Hzを再生、ヘッドフォンで聴いても同様のビビり音が確認できる。これはそもそもCD自身のものなのか? ただ、従来はそれほど気にならなかったと思うので、新たに何か問題が起きているのだろうか?ワーブルトーンジェネレータではまだ試していないので、やってみようと思う。これはCDを経由しないので、上記の問題かどうか容易に判別できるはずである。

C-290V以降の今後のプランであるが、(F-20が入手できたとして)以下のように考えている。 ただし、このステップにて理想の音に到達できるのか、実はわからない。
(1)P-360の入手(13~14万程度か?)
1台のP-360にて片側の低域と高域を受け持たせる。これにより、モノラル構成と同等の構成となる。また、高域はほとんどパワー必要としないので、低域の電源に大きな余裕が生まれることになる。ただし、デバイダからの接続には非常に注意を要する。 誤接続は一遍に高域をコイルを焼いてしまうことになろう。 (必ず、低域から音出しして、チエック必要)この構成では中域は従来通り、P-102にて受け持つ。なお、この変更は現状のレイアウト、前提とし、レコードスペースを一つつぶさなければならない。F-20 2台をここに置き、 P-360は2台並行にならべ、現在のF-20の位置にP-102を移動する。 (その他は変更なし)従って、新たなレコード収納スペースを(あるいは廊下収納へ戻す)考えなければならない。 同様にCDの収納スペースも実際問題としてもうほとんど余裕がないので、新たに考えておかなければならない。

(2)2405Hの入手(5万程度か)
上記(1)にて一応3WAY化が実現できるので、高域ドライバーを2402Hから2405Hに交換してみたい。 2402Hは性能的には16KHz程度が実用上の上限で、やはり20KHzまでフラットなレスポンスが欲しい。 能率差はマルチ化の完了によって吸収可能なため。ただし、本当に必要かどうかは(1)の構成にてじっくりと確認したい。音楽信号的には2402Hでもあまり不足はないようにも考えられるので。

(3)低域ユニットと箱
ここまで来たら、次はSUP-L11である。 ただし、このユニットに変更する前提は箱を200リットルクラスに変更することが必須である。同時又は箱が先行。なお、箱の変更に際しては、アンプ類の設置の見直しが必要で、現状のレイアウト、ラックは箱の幅が広がることから距離が足りなくなってしまう。そうなると、かなりの大変更が必要となる。TVをセンター位置に置き、両側にパワーアンプとチャンデバを配し、プリ及び入力系は別に設置しなければならない。この場合、現状のラックを使用することも出来るが、その場合は高さの関係から、現在のピアノの位置しか置く場所がない。 ピアノの移動は、う~ん、困難だろうな。またはセンター位置に置くような構成であるが、これも当分無理であろう。)

(4)CDの更新
上記(1)~(3)がどの位の時間がかかるかわからないが、どこかのステップで CDの更新が必要となるであろう。 それともSACDか?現状、価格、デザイン、音から特にこれがベストと考えられるものがなく、今後に期待するところが多いにある。VRDSメカニズムのものがトランスポートとしては良いと思うのであるが、DACとの組み合わせを考えると、値段からなかなかこれというものがない。DP75あるいはDP65V辺りも結構よいのだが、、、、飛びつくほどでもない。一番難しいのは音の良否である。CDの場合はそれほど差が大きくないのか、どうなのか現状今一つわからない。また、いずれアキュフェーズから貸出しをお願いして効果の程を試聴してみるのが手であろう。 この場合、DP-75クラスか?ちなみにオーディオユニオンに中古のDP-75があったなあ。 30万ちょっとで。一応このクラスがねらい目なのかもしれないな。


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