オーディオ日記 第9章 至福の時(その3)1999年 8月日付不詳


TOP Audio Topics DIARY PROFILE LINK

スピーカー関連ではネットワークを除き、いろいろな作業を行ってきた。

(1)ダクトの制作、取付け、
(2)LFユニット回りへのスポンジ貼り付け
(3)サイド、上部のマルチダクトへの砂の充填
(4)背面に砂が充填できるような強化処理
(5)中域ユニット、高域ユニットの取付け角度の調整(下向きに)
(6)台にキャスターを付け移動可能に
(7)コーナーへの吸音材配置とコーナー用グラスウールポールの作成
(8)中域ホーン取付け板への防振材の貼付け

など、など。 そして、それらはそれなりに効果があったと考えられる。そして、更なる勢いで、砂を充填した背面にも防振材の貼付けを行ってみた。これが、何とも?なのである。 (8)と同時に作業を行ったのでどちらが影響しているとは言えないが、全体としてうるささのとれたおとなしい音になった。一方低域に関しては、低域の動きが明確に把握できるようになった代わりに、ある特定の部分がかなりFATになってしまったように感じる。 従って、小音量時の低域ははっきりしていて良いのだが、音量を上げると、あるいはソースによってはこの特定域の低音が非常に気持ち悪く感じられる。 これは問題である。現在のところ、本当の理由原因が分かっていないが、この面積の大きい防振材が低域をボックス内に閉じ込める効果をもたらし、すっきりと抜けた感じがしないのかもしれない。 むしろ、背面の衣類などにて吸音していた今までの方が、良かったかもしれない。不思議なことに全体としてさらにうるささが減少したような感じから、音量感に対する聴感の変化があり、多少音が小さ目に感じる。現状この低域の変化の確認策としては、防振材をはがすしか手がなく、何となく躊躇している。(せっかく夏の暑い日に作業したのだから)。特に低域で問題を感じやすいTBMアナログレコードを試したが、相当ブーミーとなり、このままでは楽しめない。

さて、この件とは別に、ついにというか、無謀と言うか、C-290Vを購入してしまった。千葉のオーディオユニオンにふらりと行って割引率につられ、ほとんど衝動買いである。本体2割引、AD-290を中古にて調達、C-260は下取りという手配である。先に自宅試聴したC-290Vに引きずられてしまった。 金銭的には非常に高価なものなので、ちょっと先行きの心配があるが、思い切ってしまった。 今週の土曜日には交換する予定。この、手配をした後、従来からやってみたいと思っていた上記防振材の件を、C290Vを迎えるにあたって万全を期したいために早急に行った訳である。チエックCDによる周波数特性のチエックは未完なので、これはブーミングチエックの一環として必ず実施しなければ。何にせよ、C-290Vの組み込みが待ち遠しい状況であるが、周辺が万全でないと、価格が高く、期待が大きいだけに、、、、

また、インターネット上に購入希望を出しておいたことにより、F-20の出物があった。上記の出費があるので、非常に悩んだが、結局購入に踏み切ることとした。(う~ん、財政上は非常に心配であるが)これで、とりあえず、アンプは万全ではないが、3WAY化を実現することになる。 最初の分割周波数は7KHzで行く予定。既に、オーディオユニオンにこれも注文してしまった。こういう状態の時に限って、出物がさらにあるもので、P-360が展示されているではないか。 さらに、ソニーミュージックエンタテイメントからは在庫切れとなっていたSUP-L11が入荷したとの連絡。 いやはや。 とても一遍には購入できない。
さらに、3WAY化の完璧を期すに際しては、高域ユニットも2405Hに交換してみたい希望がある。 チャレンジは出費を呼び、ますます貧乏になってしまうと言える。

なお、F-20については先方購入のクレルKBXにトラブルがあったようで、若干時間がかかる見込みとなった。 (周波数ボードは手際良く、発注してしまったのだが)まあ、スピーカに施した対策が上記の状況に加え、C-290Vも来るので、一遍にあれやこれやでは充分な音の練り上げができない恐れがあるので、ちょうど良いとも言える。また、金銭的にも苦しい折り、若干であれば、待つことは問題なし。


next back