オーディオ日記 第8章 混沌(その3)1999年 4月日付不詳


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前述の中高域のクロスオーバーネットワークの構成変更を実施した。 中域のLow PassFilterを7,000Hz、-12dB/Oct(-3dB落ち)に変更した。 内容はコイルを0.47mHへ、コンデンサを1.0μFへ変更。 高域のHigh Pass Filterを同-12dB/Oct(-3dB落ち)へ近づけるため、コンデンサを1.5μFから2.2μFへ変更した。 これに伴ない、4~5Kの落ち込みは多少改善されているのかもしれないが、どうしても高域のエネルギーオーバーに聞こえてしまう。 取りあえずバランスをとるため、あまりやりたくないがアッテネッターを挿入せざるを得なかった。高域は-3dB、中域はF20上で-12dBあるいは-13dBとした。バランス的にはやはり逆相の接続が良いと感じられた。 このあたりは再度周波数測定を実施し、特に今回はユニットごとのレスポンスを測定して、万全を期したい。

なお、作業実施中、2450Jのみで再生していたが、案外これが素直に感じられる。(シャリ付きがそれほどない感じで)ネットワークを挿入し高域ドライバーを加えるとどうしても高域に不自然さが出てくるような気がしてならない。 もう少し聴き込みを加え、だめであれば2wayの構成とし、かなりのポイントで高域のみアドオンする構成も考えられるかもしれない。 あまりこの方法はWillingではないが。 そうなると究極的には3WAYマルチに移行しなければならなくなってしまう。これは大変である。

なお、ネットワーク改修作業を何回も行っているので、高域用High Pass Filterの接続端子(コンデンサの)あたりが結構いたんでいる状況になってしまっている。前述のコンデンサの変更が当たっていれば、高品質のコンデンサ(計算上は2.0μF辺りが良いので)交換しようと思う。 まあ、何はともあれ、また終末には聴き込みを充分行わねば。 しかし、現状どうやっても先に訪問した横浜の同好の士の音やGTサウンドで聴いたような高域の透明感は我が家の現行システムでは出ないだろうか?


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