オーディオ日記 第6章 脱出(その1)1998年12月日付不詳


TOP Audio Topics DIARY PROFILE LINK

左チャネルの違和感について、ネットワークの入れ替えを実施したことにより、症状が若干縮小したものの、右チャネルに移動したことが確認できた。 まだ、聴き込みの時間が少ないが、ボーカルにおけるシャリつきが右側に移ったことで、ほぼ原因が特定できたように思われる。 問題部分もネットワークの高域ローカットであることもほぼ間違いないと考えられる。原因としてはパーツのコンデンサと推定されるが、18dB/OCTタイプのため、2個コンデンサーを使用しているので、今後分解の上確認していく。この際、質的な向上を目指しSNタイプのコンデンサーに変更することも意義あると考えられる。ただし、このようなトライアンドエラーを継続するのが良いのか、思い切って下記のアクションをとるのか、思案のしどころである。 SNタイプのコンデンサーは2個で5,000円もするため、中古の周波数ボードの金額と実のところ大して差がない。

チャネルデバイダーについてF15Lの出物を新宿オーディオユニオンにて発見したため、選択がやや悩ましくなっている。 というのはF15Lの価格が138,000円と高く、周波数ボードと併せると、15万円を超えてしまう価格である。 一方、F20は定価20%引きで購入できるため、本体184,000円である。周波数ボードとあわせ、21万円程度。従い、思ったほどの価格差がない。2WAY、3WAYについてもF15Lがボードの差込みひとつで3WAYに移行できるのも魅力の一つである。 逆にF15Lではスロープ特性の選択範囲が減るなど、自由度という観点では若干のマイナスもある。また、経年変化(10年前後)の影響も今後出てくる可能性がある。肝心な音についてであるが、これはやはり聴いてみないと分からない。品質的に差があるのか、ほとんどないと言えるのか。 また、将来も考慮して3WAYへのチャレンジ望ましいのであれば、F15Lを選択する(F25は3WAYにするのは高価)ことがベターチョイスであろう。 ネットワークを一切止めるのか、ハイブリッド方式にて残すのか、という選択肢もF15Lであれば残ることになる。(周波数ボードは最初から3WAY前提で購入してしまうことになる。 このボード自体は中古で5,500円/枚ということなので、それ程高いことはない)

DODの経験から、チャネルデバイダーと言えども音質に与える影響は非常に大きく、全体のクオリティを支配してしまうことから、比較できないのは辛いものがある。F20については試聴の手配がうまく行き、10日頃から数日間借用できることとなった。F15Lについてはおそらく足が速く、即断しないと売れてしまうであろう。(なお、故障時の考慮をすると新宿店から千葉店に製品を移してもらう方がベターか?)しかし、このF15Lの価格は何としても高い! ボーナスシーズンの影響もあるのであろうか? また、F15は99,800円で置いてあったが、選択としてはバランス対応であるF15Lであろう。 いやはや何とも!


next back