奧の細道二人旅・日光3

 日 光 3 

 裏見の滝       

東照宮三猿
 二十余町ほど山を登ると滝がある。岩洞の頂より飛流して百尺、千岩の碧潭に落ちている。岩窟に身をひそめ入って、滝の裏より見るから、裏見の滝と申し伝えるのである。

しばらくは 滝にこもるや夏の初め


 芭蕉句碑の1から4まで何とか見ることができましたが、大日堂跡あたりから雨が降り出してしまいました。でもとにかく裏見の滝までは行くかということで行ったのですが、駐車場には他の車なし。看板を見ると滝まで0.5kmとのこと。傘をさしつつ登りましたがちょっとしたハイキングコースです。ハイヒールは無理。
 滝が目前に見えるあたりは実に静寂。冷気が漂い、滝の音だけが轟々と聞こえます。たしかに滝の裏への道がありました。でも雨が降って足下が悪く、落ちたら死ぬなというちょっとした恐怖感もあり、下から見るだけにしました。
裏見の滝
芭蕉句碑4
 4つ目は「安良沢小学校」内に建てられています。
 昭和31年に安良沢小学校創立記念で建てられました。
 
  碑文

  しばらくは 滝にこもるや 夏の
  初      芭蕉翁 おくの細道
            うらみたきの吟
句碑4
1日目の行程は無事終了。この日は「日光グリーンホテル」に宿泊。

白河の関越え目次へ  日光2へ   黒羽1へ 
 奥の細道目次へ