「やらない人には非常に分りづらい宝くじ…日本式”ミニロト”の当選確率」の検証

 

宝くじ…ミニロト(この文は「ロト6」発売以前に書いたものです)

宝くじを買い続けて…長い
ジャンボ宝くじに投じた資金50万円以上100万円以下
最高当選金額「10,000円」
投資に対する回収率の悪いこと悪いこと…
もしかしたら、めったにやらないパチンコの方がよっぽど回収しているのでは?
どっちにしても赤字ですが

最も悔しかったハズレ番号
2等の当選番号の下2桁が逆だったこと…一瞬、声を出してしまった

まあ、ジャンボ宝くじはさておき…

先日、会社で「ミニロト」の話題が出たが、勘違いされていた方が多かったので
説明をしたので、ついでにこちらのページでも話を展開しようと思ったしだいです

日本における「ミニロト」は、名前の通り一般的な「ロト」のミニ版です
世界的には「1」から「99」の数字から5個の数字を選ぶ
「ミニロト」は「1」から「31」の数字から5個の数字を選ぶ
1〜31…月の日数に合わせてあり、 単純に数字を選びやすい?
「ミニロト」の方が当選確率が高いことはお分かりいただけると思います
但し!
「ロト」は当選者がいなければ、賞金が次回に繰越されるます
たまに、新聞の片隅に出る「アメリカで●●●億の当選金」は、こうした理由で発生します
日本では「ギャンブル性」が高いとかの理由で
小刻みに当たるように設定されています
1等は「5個」の数字がそろわなければいけません
しかし2等に不思議なことが…日本独自のルール(?)
当選番号は抽選される「5個」の数字の他に、「ボーナス数字」があるのです
2等は「選んだ数字のうちの4個」+「ボーナス数字」という何が何やらの展開…
この辺が、「ミニロト」を分り辛くしている元凶かと思われる
素直に「4個」当たればにすれば、どれだけ分りやすいか…
ともかく
3等は、単純に数字が「4個」当たっていれば良い
4等は「3個」です

前振りが異様に長くなってしまいましたが、本題に入りましょう
今回は、計算が楽です(あくまで計算値ですが…)
でも、あえてこの数字を見ると…

「1等」の当選確率の計算
31個の数字から5個の数字を選べば良いのですから
一度に6個の数字を選んでしまいますので…同じ数字はありません
5/31×4/30×3/29×2/28×1/27
1/169,911…約17万分の1(0.000005885)
…たかだか31個の数字ですが結構大変な数字になります


「2等」の当選確率の計算です
ボーナス数字とはいえ、選ばれた1個の数字です
残りの数字27個から選ばれたボーナス数字(1/27)が
先に選ばれた5個の数字のいずれかの代わりをするのですから…
5/31×4/30×3/29×2/28×1/27×5
1/33,982 .2…約3.4万分の1(0.000029427)
当りは5通りです

「3等」「4等」です
3等は125通りの当り(125/169,911…1等1本に対して)
4等は3250通りの当り(3250/169,911)です
詳細の計算は後日…



※後日…と書いていてスッカリ忘れてましたので計算を追記します(2007.10.20)
@まずは3等の当選確率ですが…
基本的には2等のボーナス数字分がないとして考えると簡単で
本数字4個の確率とボーナス数字以外の数の確率を考えれば良く
かつ、ハズレ数字が当選番号のどれかの代りをするので
5/31×4/30×3/29×2/28×(26/27-1/27)×5
=125/169,911 …となり、よって
1/1,359 .288…約1360分の1(0.00073568)
1等1本あたりの当選本数は125通り(125/169,911)となります
A続きまして4等の当選確率ですが…
本数字3個の確率とハズレ数字2個の確率を考えるわけで
さらに、ハズレ数字が当選番号2個の代りをするのでパターンを考えて
(分かりにくいのでパターン表を追加しました:2007.11.06)
これにより…
5/31×4/30×3/29×(26/28×25/27×10)
=3,250/169,911 …となり、よって
1/52 .28…約52分の1(0.01912766)
1等1本あたりの当選本数は3,250通り(3,250/169,911)となります
ということで追記完了!(2007.10.20)



ちなみに、当選額との比較をしてみましょう
(某年某月某日)
1等…1529万8000円:当り22口
2等…31万8100円:当り76口(想定5×22=110口)
3等…1万7400円:当り2400口(想定125×22=2750口)
4等…1300円:当り81,544口(想定3250×22=71,500口)

なんだかんだ言っても、200円がどう化けるか?の「宝くじ」です
ジャンボとは違った楽しみ方でしょう
200円が1655万円に化けるかもしれない
これって、張るお金の少ない「博打」でしょ?
「ミニロト」は遊び感覚でやるに限る
これで、儲けようなんて…

でも、ネタは続く

1等が「22口」出たということは、単純計算…
22×169,911という事ですので
3,738,042枚は売れたわけですよね…
3,738,042×200円=747,608,400
7億4760万8400円の売上(推定)

15298000×22+318100×76+17400×2400+1300×81544
=525,064,700
賞金総額:5億849万8800円

手数料だの印刷代だのいろいろ諸経費が係るでしょう、税金も取られます
いろいろと行くべきとこもあります
でも(分っちゃいるけど、引き算します)

747608400-508498800
2億3910万9600円

こういう、賭けの胴元をやれるものならやってみたい…



※追記です(2007.11.05)
宝くじ関係のページをいろいろと見ていましたら、各等の理論上の当選金に関する記述あり
1等は1,000万円
2等は15万円
3等は1万円
4等は1,000円
だそうです
上に書いた某年某付某日の当選金は…随分と高目だったのですね… 以上です