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 ワイルド7/WILD SEVEN 
[ACTION]
2011.12:日本映画(東宝)
監督:羽住英一郎
出演:瑛太椎名桔平丸山隆平阿部力宇梶剛志平山祐介松本実中井貴一深田恭子
要潤本仮屋ユイカ中原丈雄吉田鋼太郎/他
地味な宣伝ゆえ、公開していることを知らない人もいるのではないだろうか?
まあこんなホームページを維持すべく、日頃からネットで配給会社の公開予定作品のチェックをしていたおかげ?
昔懐かしい漫画「ワイルド7(望月三起也)」の実写化作品である!
出演陣も瑛太、椎名桔平、深田恭子、中井貴一…等々豪華!!!
細々とやってるCM観て…なかなか迫力ありそうじゃないですか&面白そう!
何ら問題なく観に行くこと決定です!
って…水曜日公開してたんだ?何故に?レディース・デイは関係ないよな?なんだ…?

STORYは…
銀行強盗事件発生…人質を盾に逃走を図る犯人グループ、人殺しに容赦なし!
(出動要請!)
疾走する逃走車
(トレーラーから走り降りるバイク軍団)
仲間との合流地点、最後の人質を射殺しようとした瞬間…遠方から銃声、銃を手にした男が崩れ落ちる
突っ込んできたトレーラー、逃げようとした車が吹っ飛ぶ、這い出てくる犯人達
バイクの轟音と共に強盗団の前に現れた黒のライタースーツの7人の男達…「お前ら全員、退治する!」
一瞬にして撃ち殺される強盗犯
事件を追ってきた記者…謎のライダーグループの記事は没!
報じられたのは「容疑者全員死亡、逃走中の交通事故で」!
逮捕も裁判もなし、凶悪犯を処刑する権限を与えられた超法規的警察組織…通称「ワイルド7」
トップシークレットの存在
飛葉大陸、セカイ、パイロウ、ソックス、オヤブン、ヘボピー、B・B・Qの7人…鍛え上げられた犯罪者軍団
そして組織を作り、その指揮官である草波勝警視正
そんな彼らの“処刑現場”に謎のライダーが出現!ワイルド7より先に標的を仕留めて走り去る
コレまでに2度…どちらも「広域指定犯罪グループM108号」のメンバー
謎のライターを追跡する飛葉、クラブ内で巻かれてしまう…その時見かけた美女
ひょんなとこで再会、急速に親しくなっていく2人
彼女の名前は本間ユキ…湾岸のイタリア・レストランのウェイトレスとして生き生きと働く笑顔
その裏側で…家族を亡くした心の傷を抱える女性
そんな中、製薬会社が極秘で研究してきたウイルスを盗まれる事件が発生
(船で効き目が試された様子…)、高層ビル街を飛ぶ飛行船!
犯人グループから政府に対する要求!2時間以内に2億ドルを指定口座に振り込まなければ…
ウイルスを積んだ飛行船を東京上空で爆破する!とのバイオテロ予告
その強引な手口から「M108号」の犯行と断定
上官の指示、公安調査庁・情報機関PSUに出向く草波、責任者・桐生圭吾
政府判断で振り込まれた身代金
飛行船の起爆装置が一向に止まらないことを感知するPSUスタッフ
(ワイルド7への出動指令…ターゲット絞れず)
桐生にのみ許されたスイッチ操作…日本中の監視カメラをコントロール、人物照会が可能なシステム
絞り込まれた1台の盗難車、中にはウイルスワクチンのアンプルと注射器
奴らは約束を守る気は無い!殺さずに確保しろ!速攻の犯人探し!犯人グループを追込むワイルド7
謎のライダー!犯人を生かすのか?殺すのか?の攻防も…
ライダーが「M108号」を追い続ける理由、心が動く飛葉、発砲するライダー
防弾着のおかげ…気絶していた主犯を確保、飛行船爆破を阻止
しかし、事件はそんな単純な話ではなかった…
本来なら製薬会社からウイルスが盗まれた時点で、何らかの情報が入るはず
なのに船での実験!バイオテロ事件の裏で大掛かりな株取引の発生!
本物の悪は、国家の中枢にいる!事実に気付き動き出そうとする草波&ワイルド7だが…


ウォーーーーーーーーーーーーーーー!!!凄いぞーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
懐かしの世界の実写化、最初から最後まで背筋ゾクゾク、カッコいいぞ!涙ものだ!
ワイルド7+αカッコ良すぎるぞ!
日本発、世界進出OKのアクション映画が出たぞ!早く世界に売り込め!
気を許してたら、アメリカがリメイク権を購入に来るぞ!そんなんなる前に世界に持ち出せ!
というか、アクション好きな方!早く観に行きましょう!
後列の女の子2人組が「チョ〜かっこい〜い〜〜〜!」ですから…
世代を超えて楽しめると思えます!
是非とも「2」希望!「3」までは望まないから〜お願い!

エンディング曲の「CHASE」は L’Arc〜en〜Ciel…これもカッコよいぜ!

※注意事項:ちなみに観に行かれる方、上映前にパンフ購入しても絶対に開かないように!!!
公開3日目の第1回(11:10〜)、149席の映画館は6割の入り(新宿バルト9 シアター5)
2011.09format



 若者は山里をめざす 
[DOCUMENTARY]
2023.01:日本映画(MAP)
監督:原村政樹
出演:西沙耶香/高野晃一/市村大樹/足立桜/他_大勢の村人
語り(ナレーション):小林綾子
先日「餓鬼が笑う」を観たミニシアターでピックアップした宣伝チラシ!
「若者は山里をめざす」
今までノーチェックだったドキュメンタリー映画(ということで「新宿K's cinema」もブックマーク)
東京都心からたった60kmなのに「埼玉県の消滅可能性都市No.1と言われた東秩父村」
そこに移り住んできた若者達の3年間のドキュメンタリー!
埼玉県秩父地方に何かと縁があるので(東秩父村ではないが)観に行くこととしました!
全国で8館のみの上映!まずは今回行く「新宿K’s cinema」が皮切り!但し「1/14?20」の1週間だけ!
連日上映後トークショー付き!本日は監督の原村政樹さんとナレーションの小林綾子さんが登壇の表示!
早目に到着してしまった私はロビーで読書していたんだが…
周囲は高齢者(70〜80歳台)ばかり、「新宿K’s cinema」は基本事前に「ORコード」発券なんだが
皆さん窓口に並んでいる…中には「席が選べるんですって」と言っている老夫婦
でもまだココに辿り着けてるだけ偉い(?)
映画館といえば巨大施設と大看板だと思ってる世代なんだろうな…
ミニシアターが新宿の雑居ビルの3Fに入っているのが分からないんだろうな…頻繁に電話が掛かってくる!
老人相手の道案内!狭いロビーゆえ全部やり取りが聞こえる!
「ドン・キ・ホーテの前におられるなら〇〇が目の前にありますよね?」「えっ?ないですか?」…
どこのドン・キ・ホーテだ?
映画館の周りをグルグル廻ってるらしいような電話も…「××の角を曲がってください」「すると目の前に…」
「えっ?△△があるんですか?さっき言った××は通り過ぎたんですか?××を曲がってください!」とか
あとビルの3Fに映画館が入っていることが理解出来ないのか?
「3Fです!看板が出ていますが…」とか、大変な騒ぎ!
「若者は山里をめざす」を観に「老人は新宿繁華街をめざす、が彷徨う!」
どうにか無事、上映時間となりました!みんな辿り着けたかな?
1日1回(10:00)しか、上映しないからね!!

STORYは…
都心から60km、都心までバスと電車で80分の場所に標高600mの山々が連なる山間の村がある
埼玉県で唯一の村「東秩父村」…埼玉県の消滅可能性都市No.1と言われる村
(2005年までは大滝村・荒川村があったが秩父市と合併)
この村には便利さの象徴であるコンビニはない
山腹に点在する殆どの集落には後期高齢者だけしか住んでいない(ってわけでもないが)
住民達は近い将来、消滅してしまうと悲観的だ
そんな村に都会暮らしを捨てた若者達が数年前から移り住んできた!
彼等は何故、便利な都会を捨てて山里で暮らしているのか?
人と自然が共存し、人と人が繋がりあう山里の暮らしに希望を見出しているのだ…

西沙耶香さん…故郷を消滅させたくない思いでのUターン組
会社生活に疲れ東秩父村の地域おこし協力隊に応募してきた…高野晃一さん
人と違う事を求め和紙職人の元に弟子入りしてきた…市村大樹さん
彼等を取り巻く村人達の物語

最初は無理無理と相手にしなかった諦めていた老人達が
協力の手を差し伸べ始める
ちゃんと繋ぐ世代もいるじゃないか…彼等も諦めていたのかもしれないが、積極的に関わり始める!
行政(役所)におんぶにだっこではなしえなかった、いろいろなものが動き出した東秩父村!

新たな入村者も現れ始める…次は彼女の物語?

なんか「東秩父村は間に合った」という感じがして良かった!
という希望的なドキュメンタリーでした!
エンディングロール終了時に拍手されるお客さんもおられました!
これは年寄りが観る映画じゃなくて、若者が観るべき映画だと思うに、観客の大半はご老人達
しかも上映1時間後…私の両サイドのご老人(2人)、振り返った後列のご老人2人…「寝落ち」していました!
お疲れなのね…良い話なのに

上映終了後のトークショーが始まる
原村政樹監督とナレーションの小林綾子さんが登壇する
と、いきなりさっきまで寝てたと思ったご老人がスマホで撮影を始める!
映画館スタッフも仕方がないと思ったか注意もしないまま
なかなかに監督が熱い思いを語る!
小林綾子さんの監督への質問にも…熱弁!
野草「ノゴンボウ」に拘り過ぎた「地域おこし協力隊の高野晃一さん」が折れないか心配だった話だとか
面白い話が聞けたが、、時間の制約、司会者が止めに入る
ここで「フォトセッションとします」の言葉、原村監督と小林綾子さんの間にポスターがセットされる!
周囲は理解できなかったようだが
私がスマホを起動して、撮影を開始したら、周囲も慌てて追従する!
方向別にポーズを取る小林綾子さん
ようやく状況を理解した前々列のご老人が立ち上がり「ちょっと待って!」と言ってスマホを取り出す!
かなりパニックになっている様子!「ああ〜カメラが自分になってる(インカメだろう)」「ちょっと待って、待って!」
司会者が「スタッフ!」と救いの手を差し伸べる!
どうにか撮影できたようで「トークショー」の終了!
「この後、ロビーで原村監督がパンフにサインをしていただけます」の案内
両サイドのご老人がハケルのを待って出口に向かう!
廊下では「小林綾子さん(とスタッフ)」に「さっきのパニくっていた老人」が熱くなって話していた!
そうか「若者は山里をめざす」を観に来たんじゃなくて「老人達は小林綾子(=おしんちゃん)をめざす」だったんだ!
そりゃNHK朝の連続ドラマ「おしん」のファン達だったか!合点がいった!
(しかしITに不慣れなご老人はどうやってこの映画に辿り着いたのか?謎の情報源恐るべし!)
私はそれを横目に、もちろん購入してあったパンフを持ってロビーへ!
サインの列に並ぶ!
ちょっとした会話で次回作は「(秩父市と合併した)旧・大滝村」だと知る!
従兄弟が住んでいるので情報を流したら、既に村人として撮影を受けているとのこと
ドキュメンタリー映画なので完成はまだ先だろうが…楽しみが増えた

公開初日の第1回(10:00)、84席の映画館で25人程度の入り(K's cinema 劇場1)
2011.09format



 私をくいとめて 
[LOVE COMEDY]
2020.12:日本映画(東宝)
監督:大九明子
出演:のん林遣都中村倫也前野朋哉
片桐はいり臼田あさ美若林拓也
橋本愛岡野陽一吉住
山田真歩/他
まだまだ上映映画のラインナップがそろっていないが、一時よりだいぶましになってきたかな?
それでもなかなか良い映画がないな…
まあそんな中でもチョット気になっていた映画をチョイスいたしました
脳内に相談役Aが爆誕したアラサーおひとりさまの
わかりみ 深すぎ 崖っぷち ロマンス!
主演は「のん」です

STORYは…
黒田みつ子、31歳
平日は会社員として働き、休日はイキイキとお一人様ライフに勤しむ今どきの独身女性
みつ子がひとりでも楽しく生きていられるのには、ある秘密がある
それはいつからかみつ子の脳内に住み着いた頼れる相談役A
人間関係はもちろん、ちょっとしたご近所トラブルに至るまで…正しい答えを答えてくれる
Aと一緒に過ごす平和でゆるゆるとしたお一人様の毎日
何かが足りないのは分かっているけど、決定的に不足しているものもない
そんなみつ子の日常に突如舞い降りた久々の恋!
それは会社に度々訪れる、年下の営業マンの多田くん
実はご近所さんだと分かってからは定期的にみつ子の部屋を訪れては手料理をもらっていく関係
そんな付かず離れずの微妙な仲をかれこれ1年近く続けているのに
まじめな多田くんは決して部屋に上がろうとしない
「20代じゃないんだよ?付き合ってもない年下の男を遊園地になんか誘えますか?」
おそらく両想いだろうと信じながらも
なかなか多田くんとの関係を進める勇気が持てず
20代と30代の恋愛の違いを痛感するみつ子
一人に慣れ過ぎたみつ子だがAと共に勇気を振り絞って失敗したら巨大なダメージを負う…
31歳の崖っぷちの恋に踏み出そうとする…


うーん、世間の評価は高いみたいだが、どこかで観てきたようなお話!?
観ていて飽きてきた、時計が気になる
まだ終わらないのかな!?
なんか苦痛になってきた
出演していた俳優陣の個々人はよい演技なのですが
ひとつの映画としてはツマラナイ感じ!
何だろう、私自身の心が固まってしまっているのかな?動かない
まあTGCカードで1300円で見られたので、財布的には痛くなかったが
パンフが1部900円て何!?
そのうちパンフ代が映画代金を超える勢いだな!?
そうなったらもう観ないよ!
公開9日目の第1回(10:15)、218席の映画館で3割程度の入り(テアトル新宿)
2011.09format



 私をスキーに連れてって 
[LOVE&COMEDY]
1987.11:日本映画(東宝)
監督:馬場康夫
CAST-1:原田知世三上博史原田貴和子沖田浩之高橋ひとみ布施博鳥越マリ飛田ゆき乃
CAST-2:田中邦衛竹中直人/他
1980年代後半に流行ったホイチョイ・プロダクションの「気まぐれコンセプト」「見栄講座」、勢いに乗って製作されたトレンド・ムービー、題材は「スキー」、散りばめられたウンチクの数々、どうすればカッコよく見えるか!?

STORYは…
■ユーミンの「サーフ天国、スキー天国」、奥志賀のゲレンデヘ向かう矢野文男…26歳の商社マン、大学時代からスキー選手として鳴らし…プロ級の腕前、ゲレンデではスター、でも…会社ではパッとしない男 ■X’mas、中学時代からのスキー仲間、正明、真理子、和彦、ヒロコとの休暇、和彦が矢野に紹介すべく連れて来たゆり江、全く関心を示さない文男 ■奥志賀に来たもう一組…OLの池上優と同僚の恭世、ポーイハントに夢中の恭世、遠慮がちの優、軽快にジャンプして滑り降りて来る男、悪戯心…指鉄砲、BANG!転倒する男…文男 ■カフェ…早々と男を射止めた恭世 ■リフトに乗る優、偶然隣りに乗ってきた男…文男、驚き、挨拶、緊張のあまり続かない会話、滑走、優の内足のクセにアドバイスする文男、お礼を言って別れる優 ■縁深い2人、木陰で転倒している優を助ける文男達、合流、彼らの「スキー見栄講座」に感心&打ち溶ける優、彼女に一目惚れだった文男、意気投合する2人だが…文男とゆり江が恋人関係と勘違いする優、嘘の連絡先を伝える ■東京、優に電話する文男???もう彼女と会えない…絶望、仕事に傾注、元ワールドカッブ選手・田山のプロジェクト、傾いたスキーの名門ブランド「SALLOT」の販売促進、本来は軽金属部に所属の文男、勝手にやっているため…両セクションから煙たがられる存在 ■仕事で失敗する文男、上司共々常務の呼出し、お茶を出す秘書…優!思わぬ再会も…(無様で)ますます落ち込む文男 ■真理子達の後押し、優の気持ちを掴むため…正月の万座スキーツアーに誘い、断わる優…恭世達と志賀へ行く約束&恋人がいながら…軽蔑 ■恭世の情報、文男とゆり江は無関係と知り…誤解を解く優、となると文男のことが気になる優 ■大晦日、万座スキー場の文男、居ても立ってもいられない文男…優のいる志賀へ車を飛ばす、一方の優も…恭世に車のキーを貰って外へ、そこに到着する汚れた車…文男「聞き間違えちゃったみたい…番号電話」、向かい合う2人の背後…新年を告げる花火が上がる、笑顔で文男に挨拶する優…「あけましておめでとうございます、今年も宜しくお願いします」 ■交際も順調の2人だったが…「SALLOT」の仕事が忙しくなる文男、スポーツ部の社員からは冷たい目で睨まれ&自担当の仕事を抜け出しては…田山を手伝う文男、デートのスッポカシ、会えずにムクレ気味の優、真理子達とバレンタインに志賀のロッジ行きを決め…文男を誘う、発表会と同じ日、…田山から依頼された輸送係を断り志賀行きを決める文男 ■2月14日、久しぶりのゲレンデ、デートを楽しむ優と文男 ■万座の発表会場ではアクシデント発生、田山に反目する所崎達の陰謀、すり替えられていた新製品、数時間後に迫る発表会、田山の頼みの綱は…文男達が志賀に着て来た6着!知らせを受けた優、真理子、ヒロコの3人(男達は不在)…万座へ、車で出発する真理子&ヒロコ、渋滞を心配する優…1人「志賀→万座のツアーコース」へ、難コース…初心者には自殺行為 ■真理子達にトラブル発生、車が横転、どうする? ■優のメモを見た文男…慌てて追いかける、夕刻、ようやく優に追いつく文男…既に日没の時刻、方向を見失ない…途方に暮れる2人


時はバブル期、猫も杓子もスキー、スキー、スキー!人で溢れるスキー場、ゲレンデのコブごとにコケている初心者達!コースのど真ん中で休むグループ!滑り専門の私には迷惑!交通機関は整備された点、まあ多くのスキー場がオープンし、古くからのスキー場も快適な諸施設が整備されたという点では嬉しかった…、この映画…ともかく人・人・人の中…如何にカッコよく見せるか!女性にモテルか!見栄講座のネタの数々が展開、演じるは原田知世姉妹&トレンディ俳優達、白銀世界でのラブ&コメディ、ストーリーは単純明快・ヒネリなし!都会では埋没する地味な方々が…スキー場だけでは光り輝くのだ!流れる曲はユーミンの「サーフ天国、スキー天国」「恋人がサンタクロース」「BLIZZARD」…、カッコ良過ぎ、映画は楽しめるが…実際には絶対無理無理!そんなに上手くはいかないって…、(バブル期ゆえ)装備は金を掛ければ良いだろうが、滑りが下手ならヤッパリ恥かくだけだって…
最後に…このデータを書いているのは2006年1月、スキー・ブームは遥か遠い過去のこと、私自身もスノーボードの流行により…ゲレンデ中に座り込むボーダー達に嫌気がさし、スキーから遠のいて久しい、今回パンフを読み返して懐かしみ、ユーミンの曲をかけながらデータ投入しています
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 笑いのカイブツ 
[YOUTH]
2024.01:日本映画(東宝)
監督:滝本憲吾   原作:ツチヤタカユキ「笑いのカイブツ」
出演:岡山天音片岡礼子松本穂香菅田将暉仲野太賀
淡梨前田旺士郎
前原滉板橋駿谷管勇毅松角洋平
木村祐一藤井隆柳ゆり菜/他
会社の働き方改革!有給休暇取得奨励期間中ゆえ、正月5日も映画が観られる!
問題は「#MeToo」「ポリコレ」「米俳優労組のストライキ」でハリウッド映画が大幅に減少している昨今…
日本映画&ヨーロッパ映画に偏ってる現状!頼みの綱は「日本映画(但しアニメ以外)」
よって今年の2本目も日本映画!「笑いのカイブツ」を選択!
“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキの同名小説の映画化作品!
笑いにのみ人生を捧げる実在の人物を描く!
世の中の不条理にもがき苦しみながら笑いに猛進するツチヤ
その熱量に突き動かされる人達
夢か地獄か?“笑い”に取り憑かれた男の衝撃の実話
監督は滝本憲吾、主演は岡山天音、共演は片岡礼子、松本穂香、菅田将暉、佐野太賀、他

STORYは…
ルーキーからレジェンドへ!
大阪の団地、小さな和室の片隅、16歳の“ツチヤタカユキ”はガラケーの投稿画面と格闘中
TVの大喜利番組!目指すは最高位の「レジェンド」
「1日1000ボケ」のノルマをこなすべく、頭を打ちつけた壁には穴が開き、血が滲んでいる
あらゆるものが脳内で大喜利のお題に変換される日々、当然、社会生活は上手くいかない!
女手一つで育ててくれた“おかん”の心配をよそに、バイトを転々としながら、遂に「レジェンド」に昇り詰めたツチヤ
青春を捧げた投稿生活は5年を超えていた…
孤高の作家見習い
20歳を過ぎ、(大量のネタ本と共に飛び込み)お笑い劇場の作家見習いになったツチヤ
お笑いに対するアプローチの違い、直アプローチのツチヤに対し…
学校に行って&人間関係を構築していく先輩・山本達から疎まれて孤立
フードコートに通い詰め、150円のポテトフライ1つで何時間も席をキープしてノートにペンを走らせるツチヤ
それを何気にハンバーガーショップ店員の“ミカコ”は密かに気にかけていた!
駆け出しの芸人“トカゲ”に書いたネタでライブの客席を大いに沸かせ、高揚感に包まれるツチヤ
が、 突然ネタのパクリ疑惑が浮上!自らの無実を人前で言葉にできないツチヤは…
「おかしくて何が悪いんじゃ!最高の褒め言葉じゃ!」と叫び劇場を去る
伝説のハガキ職人誕生
劇場を辞めたツチヤはラジオ番組にネタを送り始める!修行僧の如くネタ出しに励む傍ら…
日銭を稼ぐためにホストクラプの体験入店を繰り返すが、 泥酔して放り出されたところを“ピンク”に拾われる
彼のバーで働きながら投稿を続けた!圧倒的な投稿量と採用率で番組内でも注目を浴びるツチヤ!
ある夜、ラジオの向こうから聞こえてきた人気お笑いコンビ“ベーコンズ”の西寺の一言が、ツチヤの人生を変える!
「ベーコンズの漫才を作りたいね、ツチヤと」とオンエア!
上京、そして試練
25歳のツチヤは東京にいた!ベーコンズのラジオ番組の作家見習いとして…
先輩の氏家は「昔の西寺くん思い出すわ」と見守る
ツチヤはここでもスタッフ達とコミュニケーションが取れず、チームに馴染めないでいた…
そんな中で任された単独ライブのネタ!
死ぬ思いで書き上げた漫才を西寺は面白がってくれたが、 面白さよりも人づき合いの巧みさがものを言う業界の現実
「おもろいだけが正し いんや!」ツチヤが信じてきた世界は打ち砕かれる…
瀕死のカイブツ
心身ともにボロボロになったツチヤは大阪に戻っていた…ミカコ&ピンクとの再会(それぞれ状況に変化)
「何もかも失い」「誰かが作った常識に、なんで潰されなあかんねん!」と吐き出すツチヤ
その背中をさする(実は)刑務所帰りのピンクは、労いと望みを込めて思いを託す!「この地獄で生きろや!」
(思い悩むツチヤ、道頓堀川に飛び込む、ずぶ濡れで実家に戻る…呆れて笑う母が救い?)
それでもラブコールを送り続けたベーコンズ西寺
ベーコンズ単独ライブ、関係者招待席に隠れ坐るツチヤ
壇上にはツチヤの書いた漫才を披露するベーコンズ、エンドクレジットに記された自分の名前!それを見つめるツチヤ
誰にも会わずに帰ろうとするツチヤを見つけたのはやはり西寺だった…
「なあツチヤ!もう一回一緒にやろうぜ!」
しかし金網越しのツチヤに返すことができたのは、「人間関 係不得意」という漢字7文字だった。


「お笑い怪獣(明石家さんま)」ではなく「笑いのカイブツ(ツチヤタカユキ)」の実話ベース映画
但し「成功譚」ではなく…「笑いのカイブツ」の誕生と挫折と再生(リスタート)を描く!
笑いに対して「純粋過ぎ」るゆえに周囲と衝突を繰り返す!
ただ才能は本物、「5秒に1本」、狂ったようにネタを考え続け…大喜利番組に投稿を続ける!
ようやくの決心の末に構成作家の道を進むも…中途挫折
でもハガキ職人の腕を認める(劇中は)ベーコンズ西寺(実際はオードーリー若林)の呼びかけに応じて上京!
西寺の応援を受けるも、なかなか情熱・努力では上手くいかない現実
「人間関係不得意」の7文字と共に消える
果たして「笑いのカイブツ」はどうなる?
現在彼がどうしているかはネットで調べられるが…
この映画は「再生(リスタート)」までを描く!本当は現状に触れて欲しかったが
映画(もしくは原作)としてはあそこで終わりで良かったかな?
しかしこれが実話だとすれば“お笑いに命かけてる”凄い人物がいたものだ!
(何気にオードリー若林って凄いんだな)
まあ面白い映画ではあるが、早口でモゴモゴ喋る&エキセントリックに絶叫する「笑いのカイブツ」
現実に忠実なのだろうが…申し訳ないが聞き取り辛い(私の右耳問題もある)のが
ちょっとシンドイ!
公開初日の第1回(9:45)、200席の映画館で30人程度の入り(ヒューマントラストシネマ渋谷 シアター1)
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 藁の楯/わらのたて 
[SUSPENSE]
2013.04:日本映画(ワーナー・ブラザース映画)
監督:三池崇史   原作:木内一裕「藁の楯」
出演:大沢たかお松嶋菜々子岸谷五朗永山絢斗伊武雅刀本田博太郎山崎努藤原竜也
余貴美子長江健次山口祥行仁科貴菅原大吉諏訪太朗
新妻聡音尾琢真蜷川みほ橋本一郎本宮泰風黒石高大勝矢/他
なんか予告CM観たら面白そうじゃないですか!
「この男を殺してください。御礼として十億円お支払いします」
次々と現れる刺客、人間のクズを命懸けで守る移送班5人!

STORYは…
日本の財界を牛耳る大物・蜷川隆興の孫娘が惨殺された
容疑者は8年前にも少女への暴行殺人を起こして逮捕され、出所したばかりの清丸国秀
全国指名手配!警察による捜査は続くが、行方は分からないまま
そんなある日…大手全国紙全てに「この男を殺してください。御礼として十億円お支払いします」との見開き広告
それし並外れた財力とコネクションと実行力を持つ蜷川の周到に練られた復讐の始まりの合図だった
「誰の目にも明らかな“人間のクズ”を殺せば、10億円が手に入る!」 にわかに殺気立つ日本
新聞広告が掲載された直後、身の危険を感じた清丸が、潜伏先から血だらけで、福岡県警に出頭
清丸を東京の警視庁に移送するために選ばれたのは…
警視庁警備部警護課SPの銘苅一基と白岩篤子
警視庁刑事部捜査一課から奥村武と神箸正貴、福岡県警の関谷賢示
しかし日本を縦断する清丸移送は予想を遥かに超える最悪の事態を引き起こす
旅客機による空路、高速道路や新幹線による陸路、あらゆる移送手段の前に立ち塞がる…清丸の命を狙う群衆
殺人の現行犯として捕まっても、長引く不景気に困窮する国民にとって10億円はあまりに大きな報酬
警視庁までの移送距離1200km、タイムリミット48時間、敵の数1億2000万人
ネット上(清丸サイト)ではどこから情報が漏れているのか?清丸の正確な現在地を示すマークが点滅
もはや警察上層部も自分達の周囲を取り囲む機動隊も信用できない
いつ誰が何処から襲いかかってくるかわからない極限状態の中…SPと刑事達5人の孤独な戦いが始まる
しかし本当の敵は外部からの刺客ではなく…5人の中の理性だった
移送中に、その残忍で狡猾な本性を露わにする清丸
「この男を命懸けで守る価値はあるのか?」「それが本当の正義なのか?」自問自答を続ける5人
その苦悩をあざ笑う清丸
果たして彼らは無事に清丸を警視庁に移送することができるのだろうか!?


藤原竜也は憎らしいくらいに最低野郎を演じているぜ!最後まで反省のなさは…この野郎〜!(褒め言葉)
大沢たかおも熱演、熱いぜ!岸谷五朗、伊武雅刀、永山絢斗も良いね!
えっ?松嶋菜々子…なんか貧相になったな、それが気になって仕方なかったな
それからストーリーは観る前から気になっていた点…
たとえば、新聞広告に…「この男を殺してください。御礼として十億円お支払いします」が掲載可能か?
そもそも殺したら十億円は受け取れるのだろうか?などなど
こちらはそれなりに説明がなされていたけど、実現可能だろうか!世間の目もあるし…手が出せるか疑問
しかしいろんなところに金ばらまいてるんだな…人知れず手に入れてる奴もたくさんいたな
バレたら税金とかは取られるんだろうな?アハハ…
しかし一番信じられないのが警官とは…
ちなみに公開初日の第3回(15:50)、582席の映画館でほぼ満員でした(新宿ピカデリー)
2011.09format



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