イスタンブールは、ミステリアスな街。
まずは、ホテル周辺の散策
付記1:ガラタ塔周辺には、電気屋、メダル屋などの商店街が
広がる。目を引いたのは楽器屋が多いこと。荷物になる
ので買わなかったが、綺麗な出来栄えで装飾品としても
良いかもしれない。
付記2:ガラタ塔には、レストランがあり6時からトルコ料理、
飲み物を楽しむことができる。また、例のベリー・ダン
スでも有名な場所である。開演まで約2時間。
結構、歩き回ったためか疲れもある。どうしようか。
ままよ、たかがベリー・ダンス。豊満な肉体美を誇る女性
が、おへそを出した綺麗な衣装を着て、きらびやかに
艶かしく腰を揺らして踊るだけではないか。
そんなダンスを見て何になる。待つ気など起きない。
これは決して強がりではない。今でも後悔などしていな
い。決して後悔など……
トプカピ宮殿とスレイマニエ・ジャミィ。さて…… NikonF3 を持って訪れてみよう。
ガラタ塔からボスフォラス海峡を望む。海峡を結ぶガラタ橋が見える。
トルコの果物、野菜は最高に旨い。
それにパンも美味。麦が良いんだな、きっと。
アタチュルク空港:タクシー乗り場
別に特長的な所はないって……
ちょっとミセスの雰囲気が……
古い街並みと路面電車が抜群な雰囲気を醸しだす。街は綺麗で、ごみなどは落ちていない。
心地良い散歩が楽しめる。
世紀末の雰囲気を出してみました。如何でしょうか。
到着した日に事件が……
ホテルに着き、ちょっとその辺を…と歩き出した。ここはホテルの裏手。何の変哲もない街角だがシャッターを押す。3、4mほど歩くとバタバタバターッと銃を持った制服の男たちが3人。何事かと思って見ていたら何と取り囲まれてしまった。パスポートを見せろ、カメラをよこせという。一人は、銃を構えたまま睨んでいる。
他の二人は、パスポートを見ながら壁際にあるボックスに入り電話をしている。
着いたばかりである。今回の旅は、どうなるのだろう、と不安になる。数分後、二人が戻ってきた。パスポート、カメラを返してくれた。
この辺で写真を撮ってはいけないと言う。何と、右側の塀の中は、アメリカ大使館。取り囲んだ理由を聞いて頭にきた。な、何と、コリアン・スパイと勘違いしたらしいのだ。全くもって失礼な話しだ。同じ間違えるならフランスとかイギリスにしろっ!
日露戦争以後、トルコは親日国である。しかも向こうのミス。銃を持った三人の写真を撮りたいと言ったら顔付きが変わった。シマッタ! 言い過ぎたと思ったが、もう遅い。連中は、何やらわめいている。左の店の主人が飛び出して来た。一人が事情を話している。嬉しいことに、この主人が取りなしてくれた。従って、彼らの写真はない。(これ実話)
ガラタ塔。528年に建てられたとか…。コンスタンティノープルからイスタンブールへ。幾多の争いが展開された街を一望できる。イスタンブール、まさに歴史が積み重なった街。
三谷 弘
Photo by 三谷 弘 '95