第8章 「Clan Crushbone の敗北」


 しばらくウッドエルフの街 Kelethin に滞在してオーク一族の城Clan Crushboneの手前のオークキャンプで戦いの毎日です。

 厳しい戦いの日々の中、Givuもすっかりオークに嫌われて(注1)しまいましたが、そのかわりに毎日通ったおかげて顔見知りが沢山できました。キャンプに行ってしばらくしていると、彼らもやってくるので自然と「よぉ」などと言いつつパーティーを組みます。

 そんなある日、いいかげん飽きてきたのとKS(注2)の出現で嫌気が差したので、ついに敵の本拠地であるCrushboneに突入することにしました。以下、その時のパーティーです。

 ・Givu…ドワーフ・パラディン:何気に生存率高い(笑)

 ・Aru……ウッドエルフ・レンジャー?:Givuにとってレンジャーはコンビを組みやすいようです。どこか行っててもいつのまにか一緒に戦っている人。

 ・Bon……ウッドエルフ・ドルイド:レベルが皆より低いので危険。

 ・Bal……ドワーフ・ローグ:珍しい組み合わせ。彼にはこの後も何度かお世話になります。今はどうしてるんだろうか?

 このパーティーの欠点はクレリックがいない事でした。思い知ります、この後。

 さて、Clan Crushboneの内部。中は城とそれを中心にしたオーク一族の住みかで構成されています。城の中にはもちろんオークの皇帝もいますし、その側近たちは強いです。始めての突入だったので、城のほうには行かないで、入り口近くでオークと戦っています。しかし、その辺の雑魚でも外のやつより強い。とはいえ危険もあまりなく、のんびりとやっていると……事件発生、まずはGivuから(笑)

 Givu 「皆どこじゃ? わし、入り口の所におるから」

 迷ったんです(笑)

 ちなみにCCB(注3)にはお堀があり、今だGivuは公園の噴水でおぼれた記憶から水が苦手なので、ふらふらと下手に歩いてそこに落ちるのは怖くて動けません。

 Bal 「おっけー。行く」

 と、迎いに来てくれるようなので、待っていようと思った瞬間。

 誰かの叫び 「トレイン、トレイン、トレインだーー!」

 Givu 「なにぃぃ。わしの所に来るのか?」

 と、トレイン(注4)に巻きこまれると怖いので少し入り口から離れます。見るとエルフがオークの大群に追われて通って行きました。ま、エルフなのでほっときます(笑)

 ですがその時、そのエルフを追っていたオークの中のOracleという魔法を使うオークがGivuのほうに向かってきました。準備はしてたので斧で殴ると仲間を呼んだのか、Centulionというやつもやってきました。1人では勝てないとはいえパーティーなら十分な相手です。

 Givu 「おうおう、おいしいヤツらが来おったぞ」 (作者翻訳:早く来て)(笑)

 と言いつつ、パーティーウィンドウ(注5)を見ると……

 ・Aru……がんがん減って行く。

 ・Bon…もう死んでる(^.^;

 ・Bal…がんがん減って行く。

 おーーーーーい(^.^;

 とにかくGivuは逃げ切りました。どうやら彼らもトレインに巻きこまれた様子。

 Givu 「どうした?」

 皆 「死にました。すぐ戻ります」

 Givu以外、全滅です。

 やがて入り口で待っていて、ふとパーティーウィンドウを見ると……AruとBonが死にかけてる……あ、死んだ(^.^; 結局、ホームポイント(注6)が一番遠いはずのBalが一番早く戻ってきて

 Bal 「装備とって来る」

 と奥に入っていきました。その少し後にAの姿が見えました。

 Givu 「おう、戻ったか」

 Aru 「あれ? Boが先に来てるはずなんだけど」

 Bon 「また死んでます」

 ・・・・・・・。

 とりあえずAruの装備を回収しないといけないので奥に行きますが、Givuも護衛についていきます。そしてCCB内部。どうやら後一歩で外という所でAは死んだみたいです。入ってすぐに彼の死体がありました。そして回収を始めた時です。前方から1人のエルフがこちらに向かって走ってきます。

 Givu 「ダークエル…」

 言い終わる前に(タイプし終わる前に)そいつはAruを一撃で殺害。なんとCCBの影のボス、ダークエルフのDVinnです! Aruの名誉のために言っておきますが、彼は決して弱くないです。その彼を一撃とは……。とにかくGivuも逃げようとしましたが、3撃で死亡。

 なんで入り口にいるんだよ……。(作者の独り言。思わずPCの前で)

 とにかく装備回収後。結局Boは1人でCCBまで来れずに死にまくったらしく、彼女の装備を回収しながら街に戻りました。

 皆 「じゃ、またね」

 皆、多く語らず、意気消沈してキャンプ。そんな様子を見ていると、なんだかくやしくなってきました。

 Givu 「いつか、Crushbone一族に血の報復を!」

 CCBに向かって叫びつつ、挑発のポーズをとるGivuでした。


 ・Givu……知り合いも増えてノリにノッてるドワーフ(笑)

 ・注1:相手を殺せば当然、Fuctionが下がって嫌われます。

 ・注2:Kill Stealer の略。EQでは敵に一番ダメージを与えた個人、もしくはパーティーにEXPが入ります。それを利用してほとんど見えないような遠くから攻撃魔法を連発してEXPを奪って行く人のことです。またはその行為自体をさします。こういうのっていけないと思うんですがねぇ。

 ・注3:ClanCrushBoneの略。

 ・注4:敵から逃げ出した人が、その途中にいるやつらにも攻撃されたり、追いかけている敵が仲間呼んだりして、すごい大群に追われてしまう状態。車掌さんがプレイヤーキャラで、敵がお客さん。で、TRAINと。

 ・注5:パーティーのHPが一目でわかるウィンドウ。ここの名前とHPバーを直接クリックする事でターゲットする事もできます。

 ・注6:復活地点です。Bindという魔法使い専用呪文で変更可能。この頃はそんなレベルの魔法使いも少ないので基本的にスタート地点になっています。


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