第4章 「Greater Faydark」


  Givuは…というよりも私自身がそうなんですが…冒険心の熱い男です。そんな訳でレベル5といえばまだまだ普通のゴブリンにも負けるレベルなんですが、どーしてもエルフの森に行ってみたくなったので旅に出ました。

  まずは道なりに行けばいいばすだと道に沿っていくと「X−road」と呼ばれている分れ道に来ました。そこにはこの周辺でレベルアップに勤しんでいるエルフが数名いたので道を聞いてみると快く教えてくれました。

  森までの道にはゴブリンやゴブリンウィザードなんてのもいて、そういうのを遠目にでも見たら速攻避ける! というちょっと情けない旅だったのですが、まぁ、それは忘れましょう(笑)

  で、Greater Faydarkの森に到着しました。

  始めて見る森はただ木が沢山あるだけかと思ったのですが、全然違います。薄く霧が立ち込めていて、鬱蒼と茂った森は太陽の光も遮ってしまい、薄暗い不気味な雰囲気さえあったのです。

  とにかく、ここも道なりに行けばエルフの街につくはず…と先に進みます。すでに森に入った時は夕方だったので途中で日も暮れて夜になりました。

  Givu 「…………」

  ドワーフの暗視を持ってしても夜の森は真っ暗です。道を少しでも外れたり見失ったら迷ってしまうという緊張感の中、やがて遠くに大きな明かりが見えました。

  そこはハイエルフの街、Felwiteだったのです。白い壁が歴史の古さを感じさせる街で、噂では古代都市とかなんとか。ま、ハイエルフの寿命(個人・種族両面から)からすればずっとそこに住んでるだけで古代都市になってしまうでしょうな。

  入り口には他の都市同様に鎧を来こんだガードが立っています。一瞬、攻撃されないだろうな…という不安が過りましたが、別にGivuを疑っている様子はありません(注1)  では、街の中に入ってみましょう。

  Givu 「ふん! なんて悪趣味な街じゃ!」(注2)

  ……(^.^;  で、でもまぁ、確かに建物とかがバラに被われていたりして、ちょっと趣味悪いかも…(笑)

  でもハイエルフでプレイしていたら「美しい街ですね」とかなんとか言ったでしょう。何事もロールプレイが基本です。しかし、ここではドワーフが珍しいようですね。早速、街を一通り見物して帰るときハイエルフが何人も話しかけて来ました。

  エルフ 「ああっ。あなたはドワーフですか?」

  エルフ 「はじめましてドワーフさん。何か困ってませんか?」

  エルフ 「こんばんわドワーフさん。水は要りませんか?」(注3)

  うーん。これは単にドワーフが珍しいのか、ハイエルフは善人が多いのか。ともかくGivuの答えは…

  Givu 「じろじろ見るな」 「困っとらん」 「いらん」

  な、何事もロールプレイが基本です。(笑) ともかく次はウッドエルフの街 Kelethin を目指しましょう。

  ということでKelethin到着。途中で始めてオークを見かけましたがPawnという弱いやつだったので殺しておきました。

  Kelethinはなんと大木の上にある街で、木の途中に板が張ってあり、それらがつり橋でつながっているという空中都市です。入るにはリフトみたいなやつを使います。

  Givu 「このくそったれ都市の銀行はどこだ?  おい、エルフ語じゃなく共通語で話せ!」(注4)

  いや、何事もロールプレイが……って駄目らしい。

  エルフ 「なんだと?」

  ごめんなさい。(^.^;

  とにかくGivuがご立腹なのは、つり橋と生活スペースという構造が似たような場所ばかりなので真剣に迷う事と、うっかりして落ちたら死ぬという(笑) 事からです。(実際、2度くらい落ちて死にました)

  そしてKelethinでは、近くに Clan Crushbone というオークの一族が住む城があるという話を聞きました。そしてその城の手前にはオークキャンプが沢山あるそうです。もちろん、行ってみない手はないでしょう。

  が、すごい大群。とても勝てそうにないので街まで戻ってきました。その辺に数人の冒険者がいたので思いきって話しかけてみます。

  Givu 「パーティー組んで戦うのがええと思うんじゃが、誰かわしとパーティー組まんか?」

  すると皆仲間を探していたらしく、早速5人パーティーを結成。このパーティーでは3つの初体験が。

  1.始めてノーム見た(笑)

  2.始めてあんな大群と戦った。とにかく多いんですよ。うまくやらないと危険すぎます。

  3.かわいいって言われた(^.^;

  特に3は問題ですよ。女のエルフに言われたんですがね。

  女エルフ 「Givuって、とーーーーーっても、かわいいっ!」

  まぁ、サービスって事で手を振ってあげたり、ジャンプしたりしてあげると。

  女エルフ 「ああ…Givu…なんて愛らしいの…」

  むふふ(爆) でもGivu的には許せないので

  Givu 「ふん、だまれエルフめ!」

  と、言っておきました(笑)

  ともかくここでは始めてパーティーらしいパーティーで戦い、パーティープレイがかなり楽しいという事を再確認。しばらくここに滞在してオークをやっつけるのも良いかなと思いました。


・Givu……パーティーでの働き方を学び始めた頃です。単純に戦えば良いってもんじゃないんです。

・注1:Givuはパラディンなので、善の側のハイエルフには特に受けが良いとかあるかもしれません。EQでは種族とクラスを選んだ瞬間に決定されるFuctionもあります。

・注2:マジに言いました。

・注3:食料と水がなくなるとかなり悲惨な目に合います。スタミナが減って走ったりジャンプしたりできなくなり、その後にHPが減り始めてそれにともない敏捷度が下がるのでACも下がります。このハイエルフはたぶんクレリックかマジシャンなので水を召喚する魔法が使えたんでしょう。

・注4:これもマジに言ってます。EQには種族特有の言葉を持っている場合があります。全てのPCは共通語も問題なく話せますが気分的にエルフ語やドワーフ語を使うという人が結構います。私もドワーフとのパーティーの時に使う事があります。


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