第19章 「Clan Crushboneの勝利」
ついに故郷の大陸に戻ってきたGivu。懐かしさにぐっと来ます。Antonica大陸で新たな仲間を得て、そして彼自身も強くなっての凱旋です。
Givu 「わしについて来い」
さすがに皆、Givuに従います。なにしろここは彼の故郷。道などわざわざ辿らなくても、Givuには道はばっちりです。がんがん近道をして一路、Clan Crushboneを目指します。かつて誓った復讐を果たすために…
さて、Crushbone。
相変わらずの様子。入り口前では装備もまともに整っていないエルフたちがオーク相手に熱い戦いを繰り広げております。思い出されるクラッシュボーンでの日々。ここでパーティープレイの基礎を学び、真のパラディンとしての力を得て、奴隷解放、オーク退治……。
Hutten 「おい、Givuが来ないぞ」
Taku 「ほんとだ。Givuさんどう行けば良いの?」
おっと、ぼーっとした。(笑)
Givu 「城の中に行こう」
かつては恐ろしかった城の前。下手に居座ると死の洗礼を受けた場所も今ではなんの事はありません。当たり前のようにオークの城にずかずかと入っていきます。
まずはCrushboneの皇帝です。彼の王座には護衛として魔法使いやRoyal Guardというオーク達も登場するので、レベル十分でないと負けます。われらがパーティーがその部屋に入ると、早速いました。
Givu 「突撃! 魔法使いからじゃ」
作戦もなにもいりません。とりあえず突撃、斧で切りまくり、盾で殴りまくり(笑)そして勝利。決して雑魚とは言いませんが、楽な相手です。横たわる皇帝の死体…この場面を何度、思い描いた事か…クー
Kirine 「Givu」
Kirineに促されて、皇帝の体からリングメイルをはずします。これこそはクラッシュボーンに囚われているドワーフの名工が作り上げたリングメイルです。震える手で(いや、演出(笑))それを拾い上げ、そして仲間の同意を得て、身につけます。熱、冷気、魔法に対しての防御力が上昇し、アーマークラスも高く、そして軽い。まさにドワーフの手によるもの!(注)
Taku 「あ、また皇帝です」
あら、気分に浸る余裕もなく、新しい皇帝が出るのね(^.^; (注2)
次はDvinn。クラッシュボーンの影のボスと言われるダークエルフです。彼は普段、王座の後ろの通路から行ける塔の中で皇帝や取り巻きどもと会談し、時たま、冒険者たちの血を求めて現れて、恐怖を振りまく者です。(注3)
Faydwerに生まれたものは必ずCrushboneでたくさんの仲間と色々な事を学び、そしてDvinnに数十回と殺されて、復讐を夢見るのです。さすがに、こいつは強敵でした。パーティーの仲間だけでは勝てず、近くのエルフに協力してもらいつつ、倒します。なにしろ、こいつは皆の共通の敵なのです。傷つき、そしてふらふらと逃げ出すDvinn。情をかける必要などありません。背中から盾で殴ると気絶、そのまま斧で止めを刺しました。
Hutten 「やったー」
Givu 「やったぞ!!」
やつを倒した証拠の品として、Dvinn愛用のダガーをゲット。
この後、Faydwerでのかつての仲間の1人、Nymanと合流して彼の助けで、魔法のメイスもゲットして、復讐も果たし、Crushboneでの用事は終わりました。
それから、Givuは1人でかつての仲間たちに会いに行きました。約束していたお土産を渡さないといけないですし、もちろん、会いたかったからです。彼らはFaydwerの様々な場所にいたので、皆に一声かけて酒場で会うことにしました。
お土産のアイテムを分配してから、酒を飲みつつ色々とAntonica大陸での冒険の話をして、その日はエルフの街Kelethinで一泊しました。
・Givu…レベル19。そろそろ初級ダンジョンは卒業し、新しい冒険の舞台へ!
・注:このリングメイル、昔はドワーフの街Kaladimのクエストでも報酬として貰えたんですが、今はここでしか取れません。
・注2:これも昔話。今では皇帝もいつも出現しているわけではないようです。
・注3:DVinnはAntonicaのダークエルフです。特使としてCrushboneに派遣されています。実はダークエルフとCrushboneオークの間で同盟を結ぶという目的で暗躍しているようですが、それは冒険者によって何度も阻止されています。この話はクエストの1つです。