第13章 「Dangor’s CauldronとAqua Goblin」


 Clan Crushbone は最も思いで深いダンジョンです。ここでGivuは仲間と出会い、パーティープレイを学びました。以下、その時毎日のように組んでいたメンバーです。

 【Nyman】ハイエルフ/クレリック:彼が「クレリックはパーティーの宝」と言う事を教えてくれた。一緒にいると安心するし、いないと不安になる。

 【South】ハイエルフ/エンチャンター

 【Rel】ハイエルフ/ウィザード

 【Mig】人間/ウィザード:始めて組んだ人間はたぶん彼です。最初は珍しくて「うお、人間じゃ」とか言った。

 【Rai】ウッドエルフ/ウォーリアー:珍しい組み合わせかな。

 【Givu】ドワーフ/パラディン:わし。かなり無茶な英語を使うが、英語担当(笑)

 EQでは自分以外のクラスの特徴とかを把握するのはパーティープレイにおいて大切です。このメンバーはそういう意味でもいろいろ勉強させてもらいました。そして、楽しく雑談しつつ(笑)CCBで戦っていたので、平均レベルが14くらいになりました。で、このレベルになるとCCBのOrcではEXPの入りが悪くなり、強いOrcは強すぎるというわけで、ちょっと飽きてきた頃です。

 Givu 「ううむ、Caoldron探検したいのぅ…」

 前回で自分の旅立ちを意識していたので、Faydwer大陸を見ておきたいという気持ちから出たセリフですが、この一言が事件の始まりです(笑)

 皆、飽きていたのか、「よし、行こう」という事になり、早速、Kelethinに戻り、食料や水、ランタンなどを買いこんで準備。そして出発。

 RelとMigは1度行った事があるらしく、道案内になりました。

 Mig 「平気かな…Goblin出るんだ」

 Givu 「ふん、Goblinなんぞ、わしらの敵じゃないわい」

 などと会話しつつ、到着。そこはすごい場所でした。ギザギザの岩山で、中心には大きな湖があります。見通しが悪く、岩山の上に上ったら目の前にGoblinとかいう事もありましたし、山から転落して大ダメージ受けたりもしました。

 そして、Aqua Goblin。めちゃ強い(笑) パーティー対Aqua Goblin3で負けます。一口にGoblinとは言っても違うんだという事ですね。Givuはまだまだ世間知らずです。

 Givu 「むぅ…」

 そして、RelとGivuがちょっと離れた時に悲劇が、2人の所を襲われて逃げ出したんですが、途中で力尽きて死にました。

 Givu 「ぐは……。ううむ、すぐ戻る」

 Nyman 「Unrestのほうに逃げてるから」

 Unrestというのは正式には Estate of Unrest というCauldronにあるダンジョンで、アンデットの住んでいる館とその周辺という構造になってます。そっちのZoneに逃げたようです。早速向かいますが……

 Givu 「迷った」

 お約束。Givuは道に迷うのがうまいな。あ、俺か(笑)

 Nyman 「GoblinとSkeletonに気をつけて」

 という忠告とともに場所を聞いて向かいますが、ここでNymanの心配が現実のものに。Aqua Goblin Shamanです!

 必死に走るGivu。やがて谷に転落したり湖に落ちたりしながら走ると、いつの間にか巻いていたようです。しかし、ほっとしたのもつかの間、今度はSkeleton! しかも名前付きのレアなやつです。

 Givu 「ぐは。やばい」

 Nyman 「Givu! どこ!」

 Givu 「わからん!」(笑)

 とにかく生きている間は諦めずに走ろうと決意して走っていると、遠くに炎の炸裂する光が見えました。見慣れたMigのスペル、Fire Boltです!

 Givu 「見えたっ! あそこか!」

 そしてパーティーのもとへ辿り着き、その時はすでに瀕死だったのですが、皆のおかげて助かりました。さらに苦労したかいあってか、そのSkeletonは魔法の防具(注)を持っていたのです。

 装備できるのはNyman、Givu、Raiの3人。話し合いの結果、なぜかGivuの物に。大感謝しつつ、頂きます。

 その後、パーティーはUnrestにも行ったんですが、全滅しました。(^.^;


・Givu……レベル12。いつも偉そうなくせにマヌケだから笑える。

・注:肩に装備する金属製の物で、AC5、SV Cold+5、です。


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