第14章 「Antonica大陸へ」


 Faydwer大陸から西に行く船に乗ると、Antonica大陸の人間の街FreePortにつきます。

 前回のCauldron行きで、Faydwerのほとんど全てのゾーンに一応、足を踏み入れた事になり、そろそろ大陸まで行くかという気分になっていたGivu。そして始まりは意外にあっけなく……

 いつものようにClan Crushboneでオークと戦っていたところ、珍しくいつものメンバーの皆が早寝してしまったので、SouthとGivuの2人だけになってしまいました。

 South 「2人じゃ、あんまり稼げないね」

 Givu 「うーむ、どうする。FreePortでも行くか? 観光に」

 South 「おお、たまには冒険するのもいいね」

 ってSouth。Crushboneは冒険じゃないの?(^.^;

 と、言う事で港まで移動。そしてかなり待ってから船到着。乗船。そしてFreePort到着。    ↑はしょってます(笑)

 なんと、Southは船に初乗船。もちろんFreePortも始めて。

 South 「Givu詳しいなー」

 Givu 「まぁ、時々鍛冶のための鉱石買いつけに来てるからな」

 South 「すげー」

 いや、何がすごいのかは不明です(笑)

 街を一回りしましたが、それだけで覚えられるほど楽な街ではないのでSouthには厳しいかもしれません。その後、まだ時間もあるので少し街の外に足を伸ばすことにしました。念のため、FreeportにBindします。

 そしてFreeport南門から「Sand of Northen Ro」へ。変な名前ですが、Ro砂漠という名前の砂漠です。ちょっと進んでみると、雑魚ばっかり。やはり街の近くなのでレベル1でも戦えそうです。さらに砂漠にまで移動。始めての砂漠で感動とともに緊張が走ります。砂漠を知るために近くのオークに攻撃してみると……

 South 「ここ、俺達のレベルじゃないな。余裕だ」

 Givu 「うむ、やれそうじゃ」

 と、気が大きくなった2人はそのまま砂漠横断の2人旅へ出発。例によって、もちろん甘かった(笑)

 砂漠は目印になるような物がなく、また同じような砂丘が連なっていて迷いそう。でもGivuにはドワーフ特有の方向感覚があるのでSouthとはぐれなければOKです。

 また、砂漠は夜になると異様に月が目立ちます。そして明るい。ただでさえ暗視のあるドワーフとハイエルフの2人には昼間と変わりません。

 Givu 「ああー、つーきーのさーばくをー……すまん」(^.^;

 という道中、いくつかのキャンプを発見。行ってみると、どうやら盗賊のキャンプらしく、何人かの冒険者が戦ってます。

 South 「うげ、ダークエルフ」

 Givu 「うお、ほんとじゃ」

 ダークエルフと言えばCrushboneの影のボス、DVinnを思い出す2人。とりあえず避けます。

 その後、マミーが出たりしつつも順調に進むと……

 South「うそ、なにあれ?」

 見れば、めちゃくちゃ巨大な生き物が……噂に聞くジャイアントです。信じられないくらい、まじにデカイ(笑)

 本当はSand Giantというんですが、その時はとりあえず逃げ。

 South 「やば、Givu 左!」

 見れば左からもSand Giantが2体。しかもこっちにやってきます!(注)

 とはいえ、どこにどう逃げれば良いのかなんて知りません。とにかく南に行けばゾーンの境界線があるはず。(注2)

 Givu 「南はこのまままっすぐじゃ」

 Southに方向を教えつつ走る二人。そしていきなりゾーン移動。

 Givu 「むう、ここがゾーンだったのか…助かった」

 というわけで2人はOasis of Marrに辿り着きました。

 オアシスと言ってもゾーンの名前で、全体がオアシスなわけではなく、視界内に水は見えません。

 South 「あそこのデカイ虫、やっとかない?」

 戻るのも気が引けたので、近くの虫を攻撃。ちょうどいい強さだったので、いつも通り戦ってると。

 Givu 「ぐは、何かに殴られてるぞ、わし」

 目の前の虫がデカイので、背の低いギブにはその向こうが見えないのです(笑)

 South 「グールだ、Givuやばい。魔法の武器じゃないと効かない!」

 South 「うは、ジャイアントも出てきた。こっち来る!」

 何はともあれ、ゾーン移動。

 Givu 「やばすぎるぞ。どうする?」

 South 「あれ、おかしい。水がもうない」

 Givu 「そんなはずないだろ、出る時買いこんだんだから……」

 事実、水が残り少ない。(^.^;

 実は砂漠では通常の2倍の速さで水が消耗するのです。心底困っていたところでいきなり誰かからTELLが入ります。それはなんと、

 Bal 「あれ、Givuもこっち来たの?」

 これぞ、ネットワークゲームの醍醐味。かつてパーティーを組んだBalです。ゾーンにいるPCを調べるコマンドで、偶然Givuの名前を見つけたらしい。

 Givu 「Balか! 実はこまっとる。教えてくれ」

 と、言う事で、色々聞いて、無事にFreePortに生還した2人。さらにそこでBalと再会です。

 その後、North Roを案内してもらった後、FreePortまで戻りました。

 Bal 「じゃあ、おいら寝るから。Givuはこの後どうする?」

 この後とは、このままAntonica大陸にいるのか、という事です。実際、迷っていたので、これを期に、しばらくこちらにいる事にしました。

 South 「もうFaydwerには戻らないのか?」

 Givu 「いや、いつか戻る。まだCrushboneの皇帝と決着ついてないからな」

 South 「そうか……じゃ、がんばって」

 こうしてSouthとFaydwerの仲間たちと別れたGivu。

 Givu 「そういう事で明日からよろしく頼むぞ、Bal」

 Bal 「おっけー」

 こうして大陸に冒険の舞台を広げたGivuでした。


・Givu……レベル14。旅に別れはつきもの。実際、この時が最後の別れになった人もいました。

・注:昔はジャイアントがすごい出たもんですが、最近は減ったようです。

・注2:ゾーンを移動すると敵は追ってきません。ただし、向こう側で待っている場合もあります。


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